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会話の目的とは?

  • 本音でぶつかることは正しいのか?

    相沢です。 「本気で好きな人とは、 いつも本音で話したい」 「大切に思っているからこそ、 ウソはつきたくない」 とても正しいように 聞こえます。 美しいです。 誠実に思えます。 … が、本当にそうでしょうか? っていう、 いつもの、 ひねくれた、 僕の見かたを書いてみます。 さて。 最近、実際にあった 相談者さんの事例でいうと、 例えば、 女性と話をしていて、 その女性が、 「私、犬が大好きなの」 って言ったのだが、 その男性は、どうしても 犬が可愛いとは思えない、 とのこと。 「この場合、 自分は、自分にウソをついてでも 共感すべきなのでしょうか? それとも、 思ってもいないことを言って 薄っぺらくなるくらいならば、 本音で、 いや、オレ、犬の可愛さとか ぜんぜん分からんわ。 って答えるべきでしょうか? 自分は、本気で好きな女性には 正々堂々と、本音でぶつかるべき だと思っています」 とのことです。 … ちなみに、僕個人の 話をしますと、 例えば最近ですと、 僕、ヤクルトって、 どちらかというと 嫌いなんですけども、 「ヤクルトレディを やったことがあって、 ヤクルトが好き」 っていう女性を 口説いていた僕は、 まったく、何のストレスも ひっかかりもなく、 当然のように、 「ヤクルトっておいしいし、 健康にもいいし、すごいよね」 っていう言葉が、 反射的に、 考えるよりも先に、 自分の口から出ていまして、 ここまでくると、 これはこれで、 少し頭がおかしいような 気もするのですが、 しかし、 そういう感性の持ち主 である、僕からすると、 「……いぬ……だよね……??」 というのが、 正直な感想なのですが、 これだけだと、 分からないかたも 多いと思いますので、 もう少し真面目に、 解説します。 まず、 この手の疑問にぶつかる 男性の多くは、 ・人生の優先順位があいまい なんじゃないかな、 って思います。 僕は、 「……いぬ……だよね……??」 と書きましたが、 そもそも、 この男性にとって、 ・犬が可愛く思えない。 という事実は、 そんなに重要なことなのだろうか? それは、 血反吐(ちへど)をはいてでも、 泥水(どろみず)をすすってでも、 恥辱(ちじょく)にまみれてでも、 何が何でも、 曲げられない、 最後の最後まで、 相手に、ナイフをつきたてられて、 命を落とすその瞬間まで、 そして命を落としたそのあとまでも、 絶対に、譲(ゆず)れない、 「それでもオレは、 犬をかわいいとは 思えないんだっっ!!」 っていう、 そのくらいの覚悟を持った、 人生の重要事項なのでしょうか? … で、もしそうであれば、 そのくらいの重要事項であれば、 僕は、 そこは、譲(ゆず)っては いけないと思います。 結果をつかめる人間というのは、 100のうち、 たった1つを死守しますが、 残りの99は、 すべて切り捨てられる。 譲(ゆず)ってしまえる。 そういう人間だと 思っていますので。 ですのでこれ、 犬を可愛いと思えるか? を事例としてあげましたが、 こんなの、 なんだって一緒です。 僕のヤクルトの話だってそう。 あるいは、 フクロウを見て、 愛らしいと感じるのか、 気持ち悪いと感じるのか、 とか、 スイーツを食べて、 幸せと感じるのか、 甘くて気持ち悪いと感じるのか、 とか、 音楽、映画、物語、 スポーツに、絵画、芸術、 お笑い、 なんでも同じです。 それらの、 ちょっとした1つ1つについて、 目の前の女性とは、 感性が合わなかったときに、 それって、 あなたにとって、 そんなに譲れないもの なんですかね? もっと分かりやすく言うと、 それって、 目の前のその女性を 口説き落とすことよりも あなたにとって、 重要なことなんですか? ってのが、まず1点。 どちらが重要なのか? 何が目的なのか? 何が欲しいのか? 優先順位の問題。 次。 だいたい、こういうことを 言う男性は、 オールオアナッシング ゼロか100か。 「肯定する」か「否定する」か。 なぜか2択しかありません。 「全部正直に話す」 「全部正直に話さない」 とかですね。 でも本来、 コミュニケーションには、 グレーで曖昧な部分 というものが求められます。 例えば、宗教の問題とかが、 分かりやすいと思うのですが、 目の前の人が、何か特定の信仰を 持っていたとして、 むやみに、否定しませんよね。 「私は、キリスト教徒です」 「キリスト教の教えでは●●です」 って言った人に対して、 「自分はそれ、無理だわ」 とは、思っても、 言わないわけですよ。 宗教というのは、 その人個人の、 感性の根源にかかわる 部分ですので。 じゃあ、どうするのかっていうと、 「そういう考えかたも、あると思う」 という形で、肯定も否定もしません。 そもそも、議論を求められているか どうかが分からないからです。 そのうえで、さらに、 「その部分について、君はどう思うの?」 って突っ込んで質問されたら、 これは、意見を求められていますので、 「自分は、どう考える」 という部分を、あくまでも、 自分個人の考えとして、述べます。 相手の大切な部分を 否定しないよう 細心の注意を払いながら。 こうして、 相手を不必要に、否定せず、 やんわりと、相手との思想の違いを 伝えながら、 自分の考えも、ちゃんと述べます。 個人の、感性の深い部分であれば あるほど、そういう気遣いをします。 そしてこれは、 例として宗教をあげましたが、 犬や猫、ふくろう、音楽や映画の 趣味だって、本質的には同じです。 なぜかというと、 その人が、例えば、 「わたし、犬が好きなの」 って言った時に、 その個人が、どのような背景、 どのような歴史を持って、 犬を好きなのか、 すぐには分からないからです。 例えば、かなり極端な フィクションですが、 その人が、子供のころ、 両親は共働きで、家ではいつも ひとりきりで、 友達からもいじめられていて、 そんな中、いつも一緒にいてくれた、 ペットの犬だけが、心のささえで、 そのペットの犬がいたから、 幼少期の孤独を乗り越えられた。 そんな幼少期を送ってきたとします。 その人が、 「わたし、犬が好きなの」 って言ったとして、 その場で、 よくわからないうちに、 なんの悪気も無く、 「なんでも本音で語り合うのが正しい」 という感性のもと、 素直に、ストレートに、 ただ、反射的に、 「おれ、犬って嫌いなんだよね。 吠えるし。くさいし」 っていう言葉を投げかけることは、 「正しい」ことですか? あるいは、 震災で子供が行方不明に なって必死に探していたとき、 がれきの下から、子供を発見して くれたのが、ペットの犬だった。 そういう背景を持っている人が、 「犬が好き」 と言った発言に対して、 「なんでも本音で語り合うのが正しい」 という感性のもと、 素直に、ストレートに、 ただ、反射的に、 「おれ、犬って嫌いなんだよね。 吠えるし。くさいし」 っていう言葉を投げかけることは、 「正しい」ことですか? もちろん上記は、 分かりやすさ重視で、 かなり極端にしましたが、 つまり、 その人が言う、 「好き」とか「嫌い」の ・「重み」の問題 です。 そしてそれは、 関係性が浅いうちほど、 分からないものなんです。 どの程度の「重み」でもって、 どんな背景があって、 そういう、犬でも猫でも、 音楽でも、漫画でも、映画でも、 「好き」とか「嫌い」と 感じているのか、 それが、分からない。 だから、わざわざ、 否定しないのが、 マナーなんですよ。 どうしても、 共感できないなら、 そして、どうしても、 共感する努力も できないならば、 無理して、嘘を つかなくても良いですが、 わざわざ否定する 必要性がありません。 だから、共感できないならば、 肯定も否定もしない。 もしくは、無難に、合わせておく。 なぜなら、 「悪気が無ければ、何を言っても良い」 「知らなかったで済む」 とは、僕は思わないから、 です。 「先に言ってよ。 そしたらオレ、そんな無神経なこと 言わない人間だよ」 は、通用しません。 なぜならば、言われた方からすると、 「なんであなたに、そんなこと 言わなきゃならないの? 自分の大切な部分なんだよ」 だからです。 そのステージに入って しまった時点で、 恋愛としては、おおむね、 手遅れなんです。 最後に3点目。 こっちのほうが、 恋愛相談を受ける立場から すると重要なのですが、 「本気で好きな人とは、 いつも本音で話したい」 「大切に思っているからこそ、 ウソはつきたくない」 これは、非常に「正しい」です。 そして、こういう「正しさ」を 主張する人ほど、 おおむね、 友人としては尊敬されるが、 男としては「無し」判定を くらうことが多いです。 あと、 彼女から、突然フラれたりします。 だいたい、こういう「正しい」人に よくそれあります。 相手が「正しい」ときほど、 反論が難しく、 よって、心では、 納得できなくても、 その「正しさ」に うなづくしかない 場合が多いからです。 なので、多くの場合、 特に女性とかは、 「ほんとに、その通りだよね」 「すごいよね、よく考えてるよね」 「立派だよね」 って言って、 「尊敬できる友人 (男としては無し)」 というポジションを その男性に与えることで、 その男性を、 恋愛対象から外します。 そうやって、 「あくまでも友人だから」 という距離感を、 確立することで、 上手に、突き放します。 表面上、波風をたたせず、 良好な関係を維持し続けます。 あるいは、 途中までは、その「正しさ」に 対して、 ある種の、カリスマ性とか、 頼りがいとかを感じて、 付き合う女性もいますが、 その「正しさ」が行き過ぎたり、 どこかで、その「正しさ」に ついていけない時が来ると、 何かしら、別の理由を引っ張り 出してきて、男性を、ふります。 急に手のひらを返したように。 ところが、男性は、 なぜ、自分がふられたのか 分かりません。 なぜならば、 自分はずっと「正しい」ことを 言い続けてきたし、 なんでも本心で話しあうべき だと考えているし、 パートナーにも、それを 求めてきた。 そして、パートナーも、 それに同意してくれたはずなので、 なぜ、こうなってしまうのか? なぜ、話しあえないのか? それが、分かりません。 「正しい」から 彼女は、その「正しさ」に 反論できないから。 … 最後にひとつ、 これはある意味、 非常に男性的なやつ。 それも、 仕事が出来る男性とかに 一番ありがちなやつを とりあげます。 「マッチングアプリで やりとりをしていて、 見た目が可愛いのに 5年間彼氏がいないという 26歳の女性だったんですけど、 深い話になっていくほど まあまあ 面倒くさい性格が 見え隠れするようになってたんですよ。 頭がいいから 色々考え過ぎちゃうんですねー、 とか適当に持ち上げつつ 話聞いてたんですけど、 だんだん、 行動していないけど冷静に 状況見れてる私頭良い、 感が鼻につくようになってきて、 僕の方がイライラしてきちゃって。 言ってはいけないと 分かってはいたんですけど、 まあ相沢さんが言ってたこと 検証してみるかという 言い訳とともに、 ちょっとアドバイスじみた 発言したんですね。 そしたら、 『分かりました!そういうふうに考えます!』 って、今まで結構長文で語ってたのが パタっとなくなって、 あ、見事に扉を閉じたな、 って感じになってしまいました。 いやー、自分とは違う 価値観の人の話を前向きに 聞くって難しいですよね。」 … ちゃんと行動して、 それなりに結果を出したことの ある男性なら、 「あー。これ、オレも やっちまったことあるわ~」 って共感、あると思いますが、 そうですね。 恋愛について、 理論ばかりを学んでいる人には 分からなくて、 逆に、ちゃんと行動した人、 実際に、何人もの女性を 口説いてみた人にしか 分からないこと。 実践をしてみて ほとんどの男性が、 恋愛で一番、苦しむポイントって、 実はこの、 ・価値観の違い です。 そしておおむね、 あなたが魅力的だと 感じる、 美しい、可愛い、 スタイルの良い、 性格がすばらしい、 話が合う、 女性と、 あなたとは、 けっこう価値観が違うものです。 あるいは、今はぴったりの ように感じていても 必ず、どこかで、すれ違います。 その時が、やっと、 本当の恋愛の 始まりなのですよ。 相沢蓮也

  • コミュ力お化け

    相沢です。 先日、 ・コミュ力お化け という言葉を初めて知り、 その語感が気に入って しまいましたので(笑)、 今日は、 コミュニケーション能力が 高いとは、どういうことか? というテーマで書きます。 ある日、相談者さんと お話していて、 とても面白い質問を いただきました。 それが、 「相沢さんから見て、 僕って、コミュ力おばけに 見えますか? それとも、コミュ障に見えますか?」 です。 ※僕はこのとき、コミュ力お化け という言葉を初めて聞きました。   彼は、彼の友人たちからは その両方を言われることが あるそうで、 おもな傾向としては、 わりと多くの人からは、 コミュ力お化けと見られ、 コミュニケーションを仕事と しているような人からは、 コミュ障と言われるようでした。 ちなみに、僕の印象は まさにそのままで、 「わりと多くの人からは、 コミュニケーションが 上手だと思われ、 一部の、そもそも、 コミュニケーションとは何か? を理解している人からすると、 コミュニケーション能力は けっして高くはないと 思われるだろうな」 でした。 そもそも、本当に コミュニケーション能力が高い人は、 初対面の、歳の離れた人間に対して、 「コミュ力お化け」 とか、 「コミュ障」 とかいった、 世代間で好みが別れたり、 通じたり通じなかったりしそうな 単語を、選んだりはしません。 ※彼と僕とは、一回りくらい年齢が 離れていて、その日は初対面でした。 ですので、この質問の単語だけでも、 「ああ。そういう感じね」 と、分かる人には、分かって しまったりするのですが。 ところで、さて、 今回のお話の大切なポイントとして、 そもそも、コミュニケーション能力が 高いってどういうことですか? という疑問について、ていねいに 見ていきましょう。 まず、よくある傾向なのですが、 自分のコミュニケーション能力 というものについて、 自信が持てない人間ほど、 つまり、彼の言葉を借りれば、 自分のことを、 ・コミュ障 と思っている人間ほど、 コミュニケーション と、 パフォーマンス の違いが分かっていません。 少し話がそれるのですが、 そういえば以前、 僕のこのメールマガジンで、 zoomで女性を口説くことが 非常に上手な男性を、 『達人』としてご紹介しました。 この『達人』は、僕との付き合いが 長いのですが、 zoomに限らず、 10年以上の路上での ナ ン パ での実践経験もあり、 その女性遍歴とかも、 非常に派手で、 おそらく、一般的に言えば、 めちゃくちゃモテるタイプの 男性です。 というか、 「将来は自分も恋愛教材を作って、 モテない男性の力になりたいです!」 とか、口では言い続けているくせに、 もう、何年にもわたって、 えんえんと、次から次へと、 新しい女を抱きまくって、 その報告をひたすら僕に し続けてくるという、 「いや、それもう絶対に、 新しい女を落とすのが 大好きなだけだよねっ!!」 と、突っ込みたくなる感じの 男性なのですが(笑)、 そんな彼も、 たまには本気になるようで、 「今度こそっ!」 みたいな感じで、 情報配信に乗り出そうと したことがありまして、 なら、やってみましょうよ、 ってことで、 彼を『達人』として ご紹介して、 対談を行い、その録音した 音声を公開したところ、 これまた、 以下のような、 非常に興味深い感想を いただきました。 ーーここからーーーーー 達人と称してよいしょしてる感が、 終始伝わってきて大変残念です。 相沢さんが会話をリードすることで コミュニケーションが成立している のが明らかで、 本当にナンパ歴10年?と 疑ってしまいますし、 この方のビジネス支援だろうなーと 想定しながら聞いてました。 設定に無理があると思いますし、 恋愛初心者向けの音声などと 記載があった方が誠実だと感じます。 いつも楽しく拝見していただけに ガッカリしたので、 レスポンスさせて頂きました。 ーーここまでーーーーーーーーー 当時の対談音声を知らない 読者さんのために、 少し追加で情報を補足 しますと、 対談した『達人』ですが、 声の印象が非常に暗くて、 あと、僕に気を使ってくれて いるっていうのもあって、 態度も控えめで、 こういう不特定多数を 意識して お話をするという体験も もちろん初めてであるため、 かなり緊張もしていました。 ですので、対談についても、 僕の頭の中にあった流れを やや強引に実行することによって、 成立させてしまった、 という、まあこれは、 僕自身の反省点でも あったのですが、 ともかく、そんな感じでした。 … さて。 実はこの問題も、 冒頭の問題と本質的には 全く同じでして、 そもそも、 コミュニケーション と、 パフォーマンス とは、 まったくの別物なんですよ、 っていうのが、 僕の答えだったりします。 例えば、 僕はときどき、 みなさんに向けて、 自分の声でお話して、 それを録音したものを 公開したりしています。 最近、このメルマガに登録 してくれた、 新しい読者さんでなければ、 聞いたことある人、 けっこういると思うのですが、 僕ってたぶん、 そこそこ、話すの上手いと 思うんですよ。 わりとはっきりした声で すらすらと、しゃべりますでしょ? でもこれって、 ・コミュニケーション能力 ではなくて、 しいて、分類するのであれば、 ・パブリックスピーキング っていう技術なんです。 ですので、 女性を口説くのが 上手いとか下手とか、 モテるとか、 モテないとかとは、 基本的には、別物です。 だって、そうでしょ。 パブリックスピーキングが 上手いことが イコール 女性を口説くのが上手いとか モテるとかであれば、 塾の講師とか、 カルチャーセンターの先生とか、 ユーチューバーとか、 どんだけモテる職業なんだっ!? って感じ、しません?笑 でも現実的には、 そういった職業のかたであっても、 女性を口説くのが上手かったり、 へたくそだったり、 モテたり、モテなかったり、 してますよね? ですので、 僕が、わりと上手に、 みなさんの前で、 ペラペラと お話したりできることと、 僕が、恋愛を教えていて、 わりと、そういった方面での 知識と技術を持っていることとは、 原則、別問題なんです。 … パブリックスピーキングと、 コミュニケーションとは、 別である。 … ちなみに、僕がこうして 恋愛について、 メールマガジンであったり、 恋愛教材であったりで、 色々と上手に書いていますでしょ? みなさんは、 僕が書いた、こういう文章を 読んでみて、 「この人はモテるに違いないっ!」 って、やっぱり勘違いして くれるわけですが(笑) これも、ジャンルとしては、 ・ライティング とか、 ・レトリック とか、 ・コピーライティング と呼ばれる技術であって、 僕が本当に、女性を口説くのが 上手いのか、下手なのか? モテるのか? モテないのか? とは、実は、原則的には、 別問題であったりします。 「いやいや。相沢さん。 相沢さんの文章は、実際に 体験した人にしか書けませんよ」 って、たまに言われますが、 「いやいや。実際に体験しないと リアリティを演出できないのであれば、 小説家なんていう職業は 成り立ちませんよね? 人を殺さないと、 推理小説は書けないんですか?」 というのが僕の答えであって、 やっぱり、実は、そこは、 別問題なんです。 なので、実は僕は、 恋愛経験ゼロの、 童貞おじさんかもしれません。 … まさかの。 相沢童貞説はおいておいて(笑) さて。 最初に戻りますと、 この相談者さんが、 もう1つ、 面白い質問をくれまして、 たしか、 「木村拓哉さんみたいなのと、 ロンブーのあつしさんみたいなのと、 コミュニケーションのやり方として どっちが、良いのですか?」 みたいな感じだったか。 すみません。 ちょっと忘れましたが、 たしか、そんな方向性の質問でした。 そして僕の答えは、 「分かりません」 で、 なぜ分からないのか? と言うと、 僕は、そしておそらく彼も、 テレビの中の、 木村拓哉さんとか、 テレビの中の、 あつしさんとかしか しらないからです。 そしてそれは、 木村さんでも、あつしさん でもそうなのですが、 あくまでも、 芸能人として、 みんなの目=カメラの あるところでは、 計算、演出、脚本、 といった、何かしらの 意図や目的があって おこなっている、 それはやっぱり、 ・パフォーマンス の部分であって、 彼らの ・コミュニケーション では、けっして、 ありえないからです。 カメラの前で、 木村さんやあつしさんが、 誰かと対談を行って いたとしても、 『カメラの前』である以上、 パフォーマンスでしか ありえません。 … そうなんですよ。 よく、芸能人とかを 引き合いに出す人、 いますけれども、 そもそも、僕たちは、 芸能人の、本当の ・コミュニケーション を見ることはできないんです。 … コミュニケーション と、 パフォーマンス は違う。 何となく、ご理解 いただけましたでしょうか。 そのうえで、 彼が言うところの、 ・コミュ力お化け というものについて、 僕なりに考えてみたのですが、 そうですね。 一番、身近で、 それを体験できる可能性が あるとすれば、 例えば、 しっかりと教育された、 非常にプロ意識が高い、 高級なクラブの ホステスさんとか かもしれません。 そもそも、 僕が定義する、 「コミュニケーションが上手い」 とは、 「会話のキャッチボールが上手い」 ということなのです。 「キャッチボールの様子を第三者に 見せることが上手い」 のではなくて、 「キャッチボールが上手い」 です。 この差、重要ですよ。   これは、 さらに具体的に言うと、 相手が受け取りやすい場所に ちょうどよい力でボールを投げて、 相手のボールを、 「バチンっ!」って気持ち良い 音をたてて、受け取ってあげる技術、 これが、上手い、ということです。 銀座のホステスさんとかって、 毎朝、主要な新聞を一通り 読んでたりしますよね。 あれって、 自分が、時事ネタや社会に 強い関心があるとか、 そういうことではなくて、 もっと純粋に、 「自分のお店に来るのは、 新聞を読んでいるお客さんが 多いから、 そういうお客さんの話を ちゃんと聞けるようにする」 という目的があります。 他人の話を上手に聞く、 つまり、 相手のボールを、 「バチンっ!」って気持ち良い 音をたてて、受け取ってあげる には、 最低限の、土台となる 知識が必要なんです。 話はそれますが、 以前、すご腕の探偵さんと、 すご腕の ナ ン パ 師さんとが、 偶然、まったく同じ習慣を持って いたのを知り、驚いたことが ありました。 それが、 お風呂に入っている時間を 使って、いつも、 最新の女性誌をチェックしている、 というものでした。 これも、上記のホステスさんと まったく同じ理屈です。 また、 ちゃんとしたお店の ホステスさんであれば、 例えばこのメルマガの 最初で僕が指摘したように、 初対面の、歳の離れた人間に対して、 「コミュ力お化け」 とか、 「コミュ障」 とかいった、 世代間で好みが別れたり、 通じたり通じなかったりしそうな 単語を、選んだりはしません。 それが、 相手が受け取りやすい場所に ちょうどよい力でボールを投げる、 ということです。 それを、単語レベル、 感性のレベルでもって、 相手に合わせてゆきます。 いかに、相手が気持ちよく、 違和感なく、 ボールを投げられるか、 受け取れるか、 そこを追求してゆく。 「最近の若者は言葉がみだれている!」 という老人には、その老人が 「ただしい」と信じている言葉を使い、 一方で、 「みだれている」と老人から言われる 若者に対しては、その 「みだれている」言葉を選ぶ。 ※ただし後者は非常に難易度が高いため、 普通は、前者のみやっておくのがベター 銀座とかで、 1回席についただけで、 最低10万円~ っていうお店のホステスさんには、 そういう高度な繊細さと 技術が求められますし、 厳しく教育されます。 … しかし、それを ・コミュ力お化け のように、 『お化け』とまで 言ってしまえるのか? っていうと、 う~ん… お化け… 言いすぎかなあ… 例えば、 僕がここでお伝えした ような方向性でもって、 コミュニケーション というものを追求して ゆくとすると、 単語、感性のレベルで 相手に合わせてゆく以上に、 例えば、 呼吸とか、姿勢とか、 声のトーンとか、 会話の間とか、 体の重心とかまでも 合わせましょうね、 って話になって、 まあ、上記は、 NLPでは定番の話なのですが、 さらには、 相手の趣味、思考、クセ、 リズムまでも 合わせてゆく、 究極的には、 例えば、 昼間から競馬やって 飲んだくれている、 下町のおっさんたちと、 政治について、不平不満を 愚痴り合う、 かと思えば、 年収数億円の人達が集まる 社交パーティーで、 高級ブランドを着こなして、 芸能人やスポーツ選手と 盛り上がる、 かと思えば、 夜のクラブで、 ガンガン音楽が鳴る中、 そういうファッションで 女性を ナ ン パとかして、 周囲の初対面とすぐに 打ち解けて、いつの間にか 中心にいる、 かと思えば、 秋葉原のメイドカフェで、 4人くらいのコアな仲間と 集まって、 朝から6時間くらいかけて、 萌え系のアニメの未来について 熱く論じる。 などなど。 あらゆるシーンにおいて、 それぞれの、 雰囲気から、ファッション、 しゃべりかたまで、 完璧と思えるほどに、 擬態(ぎたい)してみせる… とか。 う~ん。 こういう人がいたら、 人間の領域を超えている、 という意味で、 「あ、化け物だ…」 つまり、 ・コミュ力お化け って定義できるかな~ なんて、 役にも立たない、 思考をめぐらせて、 遊んでみたり、します。 … なんだっけな。 そうそう。 コミュニケーションとは何か? っていうお話でした。 色々と考えを めぐらせてみましたけれども、 ・恋愛 という立場から言わせてもらうと、 女性が、男性に対して 恋愛感情をいだくっていうのは、 実はもっと複数の要素が からみあっていますので、 別に、 化け物レベルの コミュニケーション能力は、 必要ないのですよ。 じゃあ、どの程度があれば 『恋愛』というステージで 戦えますか? っていうと、 その答えが、こちらです。 https://www.infotop.jp/click.php?aid=128369&iid=77606 人間の領域を超えなくても ぜんぜんオッケーです! 相沢蓮也

  • 複数の会話が苦手です…

    相沢です。 次のような相談を受けました。 ーーーーーーーーーーーーーー 複数人での会話が苦手です。 いちばん感じるのは会社の同期たちです。 たまに出張で東京に戻った時などに、 会社の同期たちが飲み会を開いて くれたりするんですが、 正直全然楽しくないです。 なんだか、女の子たちが自分を 相手にしていないような気がするからです。 どうしても女の子は、 複数の男がいると、イケメンとか、 話が上手い男、世間の言う 「イケてる男」と喋りたいと思うようで、 たとえ僕と話してても そっちに行きたそうにしています。 その場に僕と女性の2人しかいない時は 普通に話せるんですが、 複数になった途端そうなります。 女の子の価値観で、僕が下位ならそれは 仕方ないことだと思っています。 相沢さんがメルマガで仰っていた通り、 その場に複数人の男がいる時、 その場のナンバー2までの男しか、 女性は相手にしない、 というのはその通りだと本当に思います。 でも、やっぱり寂しいです。 その場において自分が 必要とされていない気がします。 じゃあ飲み会に行かなきゃいいじゃん というツッコミが 入るかもしれないですが、 飲み会に誘ってくれるのは 相手の好意ですし、 ムゲに断り続けるのも、 人としてどうなのかと思うわけです。 相沢さんの教材に出会ってから、 出会いの数を増やしていくと、 一定数は自分に興味を持ってくれる子が いることを知りました。 今は運命の彼女になりそうな子もいます。 しかし男が複数人いるときに、 2位以内に入ることができない。 特に今、同期の女の子はみんな若いです。 世間で言う「イケてる男」が優れているという 価値観をまだ心のどこかに持っています。 しかも飲み会という場では その価値観が顕著に表出されます。 そして、僕はその価値観では勝負できない。 だから最初から自分を気に入ってくれる子に 絞って口説いて彼女を手に入れたんですが… 会社の同期たちとの飲み会だけは、 上がりたくない土俵に 上がらなければなりません。 その時に、いちばんコンプレックスを感じます。 その場に必要とされてない気がしてならないです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー さて。 念のため、おことわりして おきますが、 僕も、飲み会とかで その場のナンバー2に入れない ことは、あります 若いころ、 週に9回、合コンをやっていた 時期がありまして、 なので僕は、 「複数での会話が苦手なのか?」 って言われると、 「苦手では無い」 です。 もう若くないんで、 正直なところ、めんどくさいけど^^; でも、苦手ではありません。 苦手ではないのですが… それでも、 集まるメンバーによっては、 ナンバー2に入れません。 特に、親しくない男と一緒だったり、 気を使う男がいたり、 気心が知れていない男がいたりすると、 なんか、ダメですね… あと、 やたらと営業慣れ、合コン慣れしている、 バリバリ体育会系の社会で もまれてきた、 商社マンとか広告マンみたいな人が いたりしても、 なんか、引いちゃってダメです。 変に冷静になっちゃうっていうか、 醒(さ)めちゃうっていうか… なんか、苦手です … で、 「だから何?」 って思います。   この相談者さんが言うように、 >じゃあ飲み会に行かなきゃいいじゃん と思いますし、 そもそも、この相談者さんが 楽しめていない時点で、 それ、 >飲み会に誘ってくれるのは相手の好意ですし、 って、本当に好意なのか?? って僕なんかは思ってしまいます。   という前提で。   僕は自分の行動を決めるときに、 一番大切にしていることがあって、 それが、 ・そもそもその行動の目的は何? って部分を明確にすることです。 何がしたいんでしょうね。 この相談者さんは。   かりに、女性との出会いを求めているならば、 まさに、この相談者さんが >そして、僕はその価値観では勝負できない。 >だから最初から自分を気に入ってくれる子に >絞って口説いて彼女を手に入れたんですが… とおっしゃり、実践していることが 正解だし、 その結果、 >今は運命の彼女になりそうな子もいます。 というゴールを手に入れているわけです。   もっと言うと、 これはまあ、ちょっと言いすぎかも しれないのですが、 それでも、僕に言わせれば、 >その場において自分が >必要とされていない気がします。 と感じている時点で、 たぶん本当に、その場には 必要とされていないんですよ。 で、目的が、 「必要とされたい」 なら、 必要とされるメンバーで 飲めば良いだけです。 自分を必要としていない メンバーにまざって飲む理由も メリットもありませんし、 「必要とされていない」 と自分に感じさせてくる メンバーと一緒にいること そのものが、 あなたの人生にとっての 大きなマイナスです。 僕なら縁を切ります。 自分のためにならないんで。 もっと自分の時間と人生について、 プライドと自信を持つべきでしょう。 … とうぜん僕も、 合コンというものに出会いを 求めていましたから、 僕がちゃんとナンバー2以内に 入れて、 しかも僕をちゃんと必要として くれる仲間を集めて、 合コンしていました。 そうでないメンバーを集めるのも、 そうでないメンバーに参加するのも、 メリットが無さすぎます。 … この手の悩みには、 共通点があって、 それも、この相談者さんが はっきりと言っているのですが、 >その時に、いちばんコンプレックスを感じます。 ですね。   問題はコンプレックス。   コンプレックスは、 大切な目的を見失わせます。 本来は、 「目的」があって、 そのための「手段」とか「プラン」がある、 それだけのことなのですが、 コンプレックスという怪物は、 「目的」とは 無関係に、 無意味に、 無目的に、 あなたの心の中で暴れます。 ところがこれ、 冷静になって考えてみますと、 「目的」とは無関係な以上、 対処のしようが無いわけです。 「手段」も「プラン」も 考えようがありませんので。   「目的」=「ゴール」ですので、 ここを設定できないとなると、 道筋が計算できないんですよ。 なのであとは、単なる気分の問題。 単なる気分なので、 コンプレックスとは いつでも、泥沼です。 … そういえば、 これもまた、1つのコンプレックス なのでしょうけれども、 恋愛コンサルをしていると、 よく、 「(モテそうな職業)であることを 利用したくない」 「お金を使ったやりかたはしたくない」 みたいな意見を言う男性がいます。 「そういうやり方は、自分の 実力じゃないみたいで、嫌だ」 と言うんです。 出会いの段階で、医者とか、公務員とか 社長とか、モテそうな肩書って、 はっきり言って便利です。 お金も、上手く使えば、 入り口の部分では大きなアドバンテージです。 でも、これらを持っている本人にしてみたら、 「こういうものに頼っている時点で、 それは自分の実力じゃない」 って言うんですね。 で、こういう男性には、 僕は決まって、説教するわけです。 「いやいや。医者という肩書は、 あなたがこれまでの人生で、 ちゃんと努力して手に入れたものですよね? それはすでに、あなたの一部なんですよ。 あなたが、あなたの一部を否定して どうするんですか? あと、甘すぎます。 恋愛をナメすぎです。 厳しいようですけれども、 あなたから、医者という肩書をはずして、 他に『今のあなた』に、何があるんですか? あなたは、そんなに凄い人間なんですか? 何様のつもりですか? 他に、『今のあたな』には、これといった 長所が無いから、この現実なのでしょう? みんな、結果が欲しくて必死なんですよ。 そのために、使えるものは全部使って、 貪欲に、結果を取りにいっているんです。 みっともなくても、泥だらけでも、 勝つために必死なんです。 だから、あなただって、使えるものは 全て使わないと。 息をしているだけで女性が寄ってくる、 生まれながらのイケメンにでも なったつもりですか? 恋愛は戦争です。 真剣勝負です。 その真剣勝負に乗れないならば、 『今のあなた』からは変われませんよ?」 って。 これも、色々と愛のムチを ビシビシと打っていますけれども。 要するに、 ここでも重要なことは、   あなたの「目的」は何ですか? です。 で、その「目的」を達成するための 最短ルートを計算したときに、   イケてるとか、イケていないとか、 まあ、何でも良いのですけれども、 そんなあなたのコンプレックス なんてのは、いったん置いておいて、 どうしたら、目的を達成できるのか? だけが重要であって、 「手段」がどうだとか、 「過程」がどうだとか、 そんな思いは、すべて雑音です。 無駄です。 無駄。無駄。無駄。   コンプレックスとは、 出口の見えない泥沼です。   本気で「目的」を達成しようと 心に決めた男には、 コンプレックスに悩むなんていう ヒマな時間はありえません。 もっと純粋に、 あなたの「目的」=「ゴール」を追求してください。 あなたの「ゴール」は何ですか? そのゴールは、抽象的な コンプレックスではありませんか? ちゃんと、達成できる具体的なものですか? 相沢蓮也

  • 上下関係をフラットにするとき

    相沢です。 次のような相談をもらいました。 ---------------------------- 今日ナンパで出会った女性と デートしたのですが、 いつもの困った質問が来たので 相談させてもらいます。 その質問は、 「自己紹介して!」です。 他には、 「趣味はなに?」 みたいな質問も、毎回とんできます。 ですが、僕は正直に 自己紹介したり、 趣味を言ったりしたら 引かれると思うので、 いつも困ってしまいます。 よく寝坊するので、 「昼寝」と答えたことも ありますが、 全く面白くないし、 デートをするために 「カフェ巡り」 と答えたこともありますが、 実際に全く場所なんて知らず、 デート中に迷ったこともあります。 なにかアイデアをいただけると 助かります。 ・・・ 以下、相沢の回答です。   > 「自己紹介して!」 > > とか > > 「趣味はなに?」 > > みたいな質問が毎回とんできます。   そんなに、正直に答えなくても、 「自己紹介して!」 なら、 「いやいや。そんな ふわっとした質問困るから笑」 「逆に、知りたいことは何でも聞いてよ。 答えられないことないんで。」 とか。 「自己紹介って、これ何の面接ですか?笑」 とか。 それがナンパであれば まあ、免許証見せちゃって、 「ほら、怪しくないでしょ。」 とかでも良いですし。   「趣味はなに?」 なら、 「っていうか、趣味って何?笑」 「趣味あるんですか? それ、教えてください」 とか。 「っていうか、こういう時、 どんな趣味を答えたら正解なんですか?笑」 とか。 「あれ、もしかしてこれ、お見合いですか? そしたら次、僕も同じこと聞きますよ。 趣味は何ですか?って笑」 とか。 そもそも、 > 「自己紹介して!」 > > とか > > 「趣味はなに?」 っていう質問って、誰でも普通に、 困りますよね。 だから、 「面白いこと言わなきゃならない」 「気のきいた切り返ししなきゃならない」 っていう発想ではなく、   こういうのって、 「お前、面白いこと言ってみろよ!」 って言う要求と同じで、 何を答えても、 「はい。つまんないー!」 って、もう、事前にゴールが 決まっているような質問なので、 そうやって、正直に 考えるのではなくて、 相手が、 「お前、面白いこと言ってみろよ!」 っていった、その質問そのものを、 どうやって、ネタにしてゆくか? っていう発想が良いと思います。 ・・・・・ 回答はここまで。 以下、補足です。   会話に苦手意識を持っている 男性ほど、 「自分が、何か面白いことを 言わなければっ!」 という思いこみが強いです。   ところがですね、 会話には、無理な『流れ』 みたいなのが、たまにあって、 それが今回の、 「自己紹介して」 とか 「趣味は何?」 とか。 お見合いならまだしも、 普通の、フランクな会話で、 これっていうのは、 その質問をした方に、 こちら側に対する 強い好奇心がないと、 成立しない『流れ』 ってのもあるんですよ。 「自己紹介して」 「趣味は何?」 って質問した『側』が、 「よ~し! どんな答えが 返ってきても、 絶対に食いついて、 盛り上げてやるっ!」 っていう。 で、例えば、 どうしても目の前の女性を 口説きたいと思っている男性 なんかが、 合コンで、こういう質問をして、 女性から出てきた回答を 全力で拾って、 全力でくいついて、 全力で盛り上げる、 とかだと、アリなんですけれども、 これが、ナンパとか、 まあ、キャバクラとかでも 同じかな、 女性側に、熱意が無くって、 テキトウにあしらっている状態、 「ちょっと相手してやろうかな」 くらいの感覚の時の、 「自己紹介して」 「趣味は何?」 っていうのって、 本質的には、 優位に立っている女性が、 上から目線で、 「何か面白いこと言ってみてよ」 って要求しているのと 変わりませんので、 もう、何を答えても、 「はい! つまんないー!」」 っていうゴールが 事前に約束されていて、 こういうステージで 一生懸命に、 相手の裏をかいて、 絶対に笑わせてやるっ! とかって考えても、 普通は、無駄なんです。 僕たちはお笑い芸人じゃないんで。 あと、そこも目指していないんで。 なので、 「自己紹介して」 「趣味は何?」 っていう質問に答えようと するのではなくて、 相手が発した、 「自己紹介して」 「趣味は何?」 っていう言葉そのものを、 どうやって、いじって いこうかな、 っていう発想が求められます。 で、上下関係を、 フラットにしてあげます。 ・・・ ところで、こういう話をすると、 すぐに、 「女性からの質問をはぐらかすんですね」 って、なぜか言われるのですが、 そしてなぜか、 はぐらかすことが正解である、 と思いこんでいる男性が いるのですが、 ――謎めいた男を演出したいのだろうか… 分からん。。。 基本的に僕は、 フラットな関係性であれば、 わざわざ、変な風にはぐらかしたり、 ごまかしたりする必要は まったく無いと思っています。 わざわざ女性に対して、 不誠実である必要を感じません。 なので、質問されたら、 何でも素直に答えれば 良いと思っています。 普通に。 ただし、 ナンパとかで、 「自己紹介して」 「趣味は何?」 って、ちょっと試されている 感じがするじゃないですか。 「何か面白いこと言ってみろよ コノヤロー!」 みたいな感じ。 そういう時は、 馬鹿正直に返しちゃうと、 「はい! つまんないー!」 っていうゴールしか 見えませんので、 ちょっとひねった 回答のほうが良いと 思っています。 なのでこれも、 相手の女性が、男性に対して つよく興味を持っていて、 むしろ、 「どうやって、この男を口説こうか」 くらいの時であれば、 「自己紹介して」 「趣味は何?」 っていう質問に対して、 こちらが、 どのような回答をしても、 全部正解になりますし、 これが、お見合いとかであれば、 逆に、真面目で普通の回答の方が、 優れていると思います。 いつもと同じですね。 前提条件が変われば、 答えだって変わるんですよ。   ちなみに、この相談者さんからは 後日、 ------------------------ 他にも、 「彼女いるん?」 「いない」 「モテそうやのに」 「・・・」 みたいなのが多いんですが。   ここで、 モテそうやのにをネタにして、 自虐のように、 「ゲイにはね。笑」 とか 「彼氏いるん?」 「いない」 「モテそうやのに」 みたいな感じで、 全くおんなじことをすると、 笑いが生まれそうな気がしますが こんな感じであってますかね?? ------------------- というお返事をいただきましたので、 ----------------- ありですね^^ つかめてきた感じ、しますね。 他にも、 ナンパという前提なら、 ちょっとチャラくいきたい時なら、 「いや、君に会うために、 作らなかったんだよ」 とか。 誠実系を意識するなら、 「いやいや。いたら声かけたり してないでしょ。 オレ、そんなんじゃないし」 とか。 まあ、ここまで来ちゃうと、 本人のキャラとか、 あとは好みの問題ですけどね。 ほんと、なんでもいいんですよ。 正解を求めるよりも、 色々試してみて、しっくりくるのを 探すとよいです。 ------------------------------- と回答しました。 『前提条件』が正しく認識 されているのであれば、 あとは好みです。 一番、しっくり来るやつを 自分で探してみると良いと 思います。 相沢蓮也

  • つまらない男、卒業計画

      相沢です。 女の子の質問に対して いちいち真面目に 返す必要はありません。 つまらない男だと思われます。 特に、男慣れしている、 口説かれなれている女性ほど この傾向が強いです。 「(どうでも)いい人」 と認定されやすい、 つまらない男と 認識されやすい男性ほど、 女の子の言動を 真に受けやすいし モテる女性ほど それを見て 「つまーんなーい。。。」 って思います。 男からすると 「お前から話をふっておいて  それについて、  ちゃんと答えただけなのに  そりゃ、ないっすよ。。。」 なんですが、 まあ、そこはそれ。 それが、男女というものです。 たとえば、最近、女の子から こんなラインをもらいました。 (絵文字はすべて*で表記) ---------------------------------- 女の子 「桜が咲きましたね~(*)」 相沢 「ああ。花見したの?」 女の子 「行きましたよ~(*)  ○○公園で夜に友達と  ワイワイやりました」 相沢 「夜桜とか素敵だよね」 女の子 「桜の写真を  撮りまくってしまいました(*)    桜見ました?  というか、最近どうですか?」 相沢 「暇なの?笑」 女の子 「ひどいこと言いますね」 「暇で悪いですか?!(笑)」 女の子 「そしたら、遊んでください(笑)」 相沢 「美味しいお酒でも飲むか」 女の子 「飲みたいです!」 ------------------------------------------------ 流れとしては、こんな感じです。 できればLINEは、 こういう感じに持ち込みたいし この下準備はすべて 直接会っているときに するものです。 が、今回はそれは置いといて。 ---------------------------------- 女の子 「桜の写真を  撮りまくってしまいました(*)    桜見ました?  とうか、最近どうですか?」 ---------------------------------- までの、一連のやり取りを見れば この女性が、特に用があって LINEして来たのではない ことが分ると思うんです。 どういう事かっていうと この女性は、 ・相沢が桜を見たかどうかを  死ぬほど知りたい とか、 ・相沢が最近どうしているのか  命がけで調査している のでは、無い!! ってことです。 だから、 「桜見たよ~。  うんたらかんたら」 とか、 「最近は  こんなことがあってさ~」 とか、 そんなどうでもイイ話をすると 「どうでもイイ話をする男」 イコール 「どうでもイイ男」 に、認定されかねないわけです。 絶対、ではありませんよ。 これ一発で、絶対に、 「どうでもイイ男」 に認定されるわけじゃあ、 ないのですが、 でも、その可能性、その種 その芽を作ってしまうんだ、 と思ってください。 結局のところ コミュニケーションというのは、 こういう「小さい事実」の 積み重ねなんです。 たった一発、たった一言で どうこうなることは 滅多にありません。 こういう細かいのって 例をあげだすと いくらでもあって、 女:「年齢っていくつなんですか?」 って聞いてきたら、 34歳で童顔の男性ならば、 男「55歳」 とか。 女「彼女いるんですか?」 男「妻が2人と愛人が3人いるよ」 とか、 女「絶対、遊んでますよね?」 男「おれ、童貞だよ」 とか、 女「仕事は何してるんですか?」 男「…間……   ってか、その角度、めちゃくちゃ   かわいいよね」 とか。 たぶん、 女性がこういう質問をして くるとき、 とりあえず質問しているだけ って場合が多いじゃないですか。 初対面のあたなの 仕事とか、年齢とか、 そういう 「プロフィール的な情報」 というのは どうでも良いっちゃ どうでも良いんですよ。 大切なのは、あなたの 回答の結果として、 女性の感情が動くかどうか 興味を感じるかどうか ですから。 逆に言うと、 女性の質問に対して 大真面目に答えてもちゃんと その答えによって、 女性の感情が 動かせるのであれば それはそれで、正解なわけです。 たとえば、 あなたの見た目が どう見ても30歳前後なのに 実年齢が60歳とか。 びっくりしますよね。 感情、動きますよね。 たとえば、 あなたの職業が 総理大臣とかであれば、 大真面目に 「総理大臣だよ」 って答えただけで、 十分に女性の感情を 動かせると思います。 そういう意味で 「医者」とか 「弁護士」とか っていうのは、 真面目に答えただけでも そこそこ 女性の感情を動かせるので そういう力が あるのでしょう。 が、まあ、一般的にいって 僕たちっていうのは、 普通の外見と、 普通の年齢と、 普通の職業じゃないですか。 だから 女性の質問に大真面目に 答えた結果が、 「なんだ、普通…」 となる。 で、モテる女性ほど 「普通でない男」 にも口説かれていますので、 よけいに、 この「普通…」が 「つまらない男感」 を出してしまったり するんです。 だから、僕たちは 女性が発する ・とりあえずな質問 に対しては、真面目に 答えないほうが良いのです。 あ、もちろん TPOをわきまえて くださいね。 お見合いで、 こういう斜めの回答をしたら やっぱマズイと思います。 真面目な出会いの場 とか、 ゴリゴリの婚活の場 とか、 そういう意識が強い女性 を相手にするなら 真面目が一番です。 最後に、以前 このテーマについて 相談を受けたことが ありますので、 読者さんとのやり取りの 一部を掲載します。 女「出身ってどこなの?」 男「…間…ってか、その角度、   めちゃくちゃ可愛いよね」 っていう 具体例についての質問です。 -----(ここから)---------------------------- > 質問をはぐらかすのが目的ですか? 目的は女性の感情を 揺さぶることにあります。 どうでも良い質問に対して、 ありきたりな答えで 回答した場合と、 「間」を挟んで、いきなり 「ってか、その角度、  めちゃくちゃ可愛いよね」 ってからかった場合、 どちらが、その女性の感情を 揺さぶることが出来るのか? ということです。 > この後の会話のイメージが湧きません べつに、そんなに 難しい話じゃなくって 「出身ってどこなの?」 「…間…ってか、その角度、  めちゃくちゃ可愛いよね」 「(笑)急になに言いだすの」 「だよね(笑)  いやいや、出身だっけ。  ってか、出身はどこなのさ?」 とか。 このへんは、 変に定型文にしようとすると うまくいかないので、 あとはその場の流れとか 女の子のノリとか、 文脈次第なんですが。 話題を 元にもどしても良いし、 全然違う話題に 移ってもよいです。 例えば、 「好きな食べ物なに?」 「逆に聞くけど、  何が好きなの?」 「う~ん。チョコレートとか」 「じゃあ、  オレもチョコレート笑」 とか。 ちなみに 文脈次第と言ったのは 一度、上記のネタを 挟んだ後であれば 「出身ってどこなの?」 「…間…ってか、その角度、  めちゃくちゃ可愛いよね」 「(笑)急になに言いだすの」 「だよね(笑)  いやいや、出身だっけ。  ってか、出身はどこなのさ?」 「埼玉」 「じゃあ、オレも埼玉(笑)」 が、通りますよね。 いきなり 「じゃあ、オレも埼玉」 だと、 ちょっと弱い気がするけれども、 「じゃあオレもチョコレート」 のネタを踏まえたうえでなら、 「じゃあオレも埼玉」 が通るじゃないですか。 たたみかけとして。 こういうのを 文脈、といいます。 用意された定型文よりも、 文脈を大切にしてください。 -----(ここまで)---------------- 「めちゃくちゃ会話が苦手です!」 って人は、無理せず 真面目に答えてください。 婚活色の強い場所を選べば、 その方が良かったりもします。 相沢蓮也  

  • これが100点の会話です

      相沢です。 今日は『思い切って』 あなたの ・恋愛コミュニケーション能力 に、点数を付けてみます。 『思い切って』というのは つねづね言っているんですが 僕は別に 恋愛マスター とか、 そういうガラじゃないんで。 本来は、 コミュニケーション というものに関して、 「これが正解です」 とかって 言いたくないんですよ。 だから、 僕は、こういう考え方で 女性とコミュニケーション していますよ。 その考え方に 照らし合わせると、 あなたは何点ですよ。 という程度の話です。 ま、あまり固く考えずに クイズを楽しんでください。 まずは、 以下のLINEのやり取りを ご覧ください。 ある相談者さんから 添削依頼を受けた その男性と 女の子とのLINEやり取りの 実例です。 男:----------------------------- あけましておめでとう! アユミちゃんは、楽しいお正月を 過ごしているかな? ---------------------------------- 女:-------------------------------------- あけましておめでとうございます。 今日は友達と初詣に行きました。 ひさしぶりに大吉でテンションあがりました。 ----------------------------------------- 男:----------------------------------- 元日から初詣に行ったんだ。 混んでたでしょ。 でも大吉なら幸先良いね♪良かった! また都合のよいときに食事でも行きたいね。 ピーマンのないお店でね(笑) ----------------------------------------- 女:--------------------------------------- 地元のあんまり混んでいないとこに 行ったから平気でしたよ~。 大吉は良いことがいっぱい書いてありました! またこちらに来ることがあったら 声かけてください。 ピーマンなしで(笑) -------------------------------------------- 男:---------------------------------------- 了解~。 じゃあ、また連絡するね。 ピーマンのないお店探しとかないとね(笑) ------------------------------------------ 女:-------------------------------------- 探さなくてもいっぱいありますよっ!(笑) ------------------------------------------ 男:--------------------------------- さすがはピーマン嫌いのプロだね(笑) じゃあまたね^^ -------------------------------------- この2人の出会いは合コンです。 男性の方から突然 「ピーマンのないお店でね(笑)」 と言っているのは 合コンのときに、 この女性が、ピーマン嫌い であることを覚えていて それをネタに持ってきたそうです。 さて、あなたから見て このやり取りは 100点満点中、何点ですか? … … … … … … … … … 僕の採点は、50点です。 で、これをどうしたら 100点に持っていけるか っていうと、 女:-------------------------------------- あけましておめでとうございます。 今日は友達と初詣に行きました。 ひさしぶりに大吉でテンションあがりました。 ----------------------------------------- 男:----------------------------------- 元日から初詣に行ったんだ。 混んでたでしょ。 でも大吉なら幸先良いね♪良かった! また都合のよいときに食事でも行きたいね。 ピーマンのないお店でね(笑) ----------------------------------------- の部分ですね。 大吉とピーマンが 切り離されちゃっている じゃないですか。 男性の、 男:----------------------------- あけましておめでとう! アユミちゃんは、楽しいお正月を 過ごしているかな? ---------------------------------- というメッセージの 返信の中に、 女:-------------------------------------- あけましておめでとうございます。 今日は友達と初詣に行きました。 ひさしぶりに大吉でテンションあがりました。 ----------------------------------------- と、わざわざ、大吉という ・新情報 を、 ・女性の方から 出してきてくれてますよね。 これ、 すっっっっっごいっ! 重要です。 女性との コミュニケーション というのは、 これを どれだけ大切に出来るか? が全てです。 大抵の男性は、 せっかく女性が出してきてくれた こういうキッカケを、 「ふ~ん」 「へ~」 「良かったね~」 くらいで済ませてしまう。 で、どこかから仕入れてきた 面白ネタ なんかを 頑張って入れてみたりして ただの面白いやつ か ただの変なやつ になります。 ちなみに 今回の流れであれば 僕ならば 男:----------------------------- あけましておめでとう! アユミちゃんは、楽しいお正月を 過ごしているかな? ---------------------------------- 女:-------------------------------------- あけましておめでとうございます。 今日は友達と初詣に行きました。 ひさしぶりに大吉でテンションあがりました。 ----------------------------------------- と来たら、 「今年はピーマンが 食べられるようになります【大吉】 って書いてあった?笑」 って返します。 これで100点。 どうして 100点かっていうと、 相手が新しく出してきた、 わりと何でもない話(←大吉の話) に、 相手の話(←ピーマンが嫌い) を重ねているから。 これはLINEだろうと 会話だろうと 女性を口説くための コミュニケーションには 共通して言えることなんですが とにかく、 ・相手の話をする んです。 で、 「相手の話をしてください」 っていうと みんな急に 「テストどうだった?」 「へー部活大変なんだ~」 「試合はいつなの?」 「いつも頑張っててエラいね~」 みたいな 第三者からみても、 「いやいや、あんた、 それ絶対興味ないでしょっ!」 「興味ないけど、  その子とせっ○スがしたいから  とりあえず質問して  とりあえず共感してるでしょっ!」 みたいな グダグダな話をしてしまう のですが、 これだと10点。 僕が言う、 ・相手の話をしてください というのは、 ・相手の感情の話 をしてあげるんです。 そういう意味で言うと 今回のケースは 直接会っているときに拾った この女性がピーマン嫌い という この女性の話を、 ちゃんとネタとして 持ってこれているから、 50点 です。 でも、女性の方から わざわざ出してきた 大吉ネタを 「良かったね~」 くらいでスルーしてるから、 マイナス50点です。 ちなみに、8割の男性は、 この50点すら取れていません。 女性を口説きたければ、 ・相手の話をする ・相手がちゃんと分かる話をする この意味、伝わったでしょうか。 8割の男性が、この50点 すら取れないと言いました。 じゃあ、8割の男性は何をやって しまうのかっていうと、 1、 薄っぺらい質問 (↑ホントは興味ねーだろっ!) 2、 薄っぺらい共感 (↑ホントは共感してねーだろっ!) の他には、 用意したネタを披露する。 というのもあります。 これ、直接会っているときに 方向性のテストとしてなら ぜひやるべきなんですが、 たとえば、メールで、 男:----------------------------- あけましておめでとう! アユミちゃんは、楽しいお正月を 過ごしているかな? ---------------------------------- 女:-------------------------------------- あけましておめでとうございます。 今日は友達と初詣に行きました。 ひさしぶりに大吉でテンションあがりました。 ----------------------------------------- 男:----------------------------------- 元日から初詣に行ったんだ。 混んでたでしょ。 でも大吉なら幸先良いね♪良かった! また都合のよいときに食事でも行きたいね。 あやしい壺とか売りつけるからさ(笑) ----------------------------------------- みたいな流れだとマズイ。 これは30点かな。 これ、相手の話を していませんよね。 「ピーマンのないお店でね(笑)」 なら、相手の話だから 確実にこの女性の心に 引っ掛かります。 でもこれを、 「あやしい壺とか  売りつけるからさ(笑)」 みたいな、どこからか 仕入れてきたネタで 責めちゃうと、 とたんに確率論になる。 ウケるかもしれないし ウケないかもしれない。 で、ウケなかった時は そこで試合が終了します。 直接会っているときに こういう壺ネタをしていて しかもそれが 女性にウケていたのであれば これは100点なんですよ。 でも、何の脈絡もなく メールの段階でいきなり、 「あやしい壺とか売りつけるからさ(笑)」 って入れたら、 それはもう、 ウケるかウケないか ただのギャンブルですよね。 これに限った話では ないのですが、 ネタというのは所詮、 ネタなんで。 仮にウケたとしても、 ・ただの面白いやつ で終わることも多いんです。 ネタって、 引っ掛かりが無いんですよ。 どんなに面白くても、 しょせんは自分に関係ない 話じゃないですか。 興味を 持たせることは出来ても 深く心に引っかからない。 だから、 女性を口説きたければ常に、 その女性の話をすること。 その女性の持ち物とか、 その女性の発言とか、 その女性の視線とか、 その女性の脳ミソや意識、 体の周辺、 そういうのを、 大切に大切にして 盛り上げていく。 … こういう話をすると、 いつ、いかなる時も 100点を 取りつづけなければならない、 と勘違いして 一言もしゃべれなくなる 男性がいます。 でも、 それはそれで、違います。 大丈夫です。 「なるべく  100点を取りまくろう」 という明確な意思と ゴールのイメージが 重要であって、 全部100点でなくても 女性は口説けます。 10点とか 30点とかでも構いません。 100点を意識しながら、 しかし恐れず、 女性とのコミュニケーションを 楽しんでください。 相沢蓮也  

  • 感情を揺さぶる会話術

      相沢です。 女性の感情を グラグラと揺さぶる 特別な言葉があることを 知っていますか? パブロフの犬のごとく そのキーワードを言われると 女性は 「ビクンっ!」 と反応せざるを得ない。 この言葉を聞いただけで 感情がざわめき 今まで心の奥底に 溜まっていた、 不平不満、愚痴の類を、 つい、べらべらと しゃべりだしてしまい、 強制的に すっきりさせられてしまう。 あるいは、 そのキーワードを聞いただけで 楽しい気分になり あなたに強烈な仲間意識を 抱いてしまう。 抱かざるを得ない。 コミュニケーションを取るうえで 言葉の性質を利用した ある種の魔法、言霊(ことだま) かもしれません。 これを覚えているだけで 圧倒的に 特定の女性と仲良くなれます。 催眠術のごとく 決して相手に意識させずに 彼女の心の奥底に忍びこみます。 その単語とは、 ・辞書には載っていない、  個人的な意味を持った単語 です。 女性との会話というのは この単語を探り出す作業です。 言葉には 「辞書的な意味」 のほかに 「思い出的な意味=個人的な意味」 があるのをご存じでしょうか? 例えば、男なんかで よくいるのは、 「ガンダム」 とか 「戦国武将」 とか、 「鉄道」 とか、 っていう言葉を聞いただけで ビクンッ!! と反応して テンションが上がってしまう人。 特定の漫画とか 特定のミュージシャンとか その人の青春の思い出なんかと 深い関係があったりすると その単語を聞いただけで 感情がざわついてしまいます。 (ちなみに、僕は 『ジョジョ』という単語に  めちゃくちゃ弱い) 女の子だと、 「ディズニー」 とか、 「ダイエット」 とか、 やっぱり女の子の 歩んできた時間 その女性の価値感によって つまり、相手の女性によって 違うんですが それぞれみんな、どうしても 心がザワついてしまう単語 冷静ではいられないフレーズが あるものです。 たとえば、 ディズニーに 興味が無い女性に対して、 「ディズニー」 という単語をぶつけても それは何の効果も発揮しないが ディズニーが けっこう好きな女性には そこそこのパワーを発揮する。 部屋がディズニーグッズで 埋め尽くされ ディズニーショップに 通い詰めている ような女性にとっては とてつもないパワーを発揮して その女性の感情を揺さぶる。 そして恋愛の会話とは 相手の女性が どの単語に感情を 揺さぶられるのかを 探り出す作業、と言えます。 そういう単語を、 その女性、その女性ごとに 3つか4つストックしておく。 すると、こちらの 意図したタイミングで 会話を盛り上げられます。 意図したタイミングで 会話を盛り上げられる と言う事は、 こちらの意図したタイミングで 女性のテンションを コントロールできる、 ということなんで、 非常に便利です。 デートの約束とか 次のお店への移動とか 自宅やホテルへ誘うとか そういうのの、 成功率を上げたければ、 女性のテンションが 上がっている時を狙えば 良いからです。 これが分かっていると 「12時30分が終電だから  そこから逆算して  11時30分になったら  この単語を切りだして・・・  感情のピークを  12時00分から  12時15分くらいに持ってくれば  移動距離とか精算とか含めて  終電を逃させることができるかな」 みたいな作戦が練れます。 ちなみに アダルト系の単語というのは かなり幅広く どの女性の感情も揺さぶるので 使いやすいといえば 使いやすいんですが、 でも、それしか知らないと 必ずどこかで行き詰ります。 エロ系の話でしか 女性のテンションを 高められないというのは 引き出しが少なすぎます。 そこで、今回 覚えておいて欲しいのが、 女性が口にした 『固有名詞』 特に、人の名前です。 もともと 『固有名詞』っていうのは 感情とか思い出が 乗りやすい単語で、 たとえば、あなたが 千葉県出身だったりして、 その場合、故郷に対して どのような感情を 抱いているにせよ、 「千葉県」 という単語を聞いたら、 よかれ、あしかれ 何かしらの感情が 湧きあがってくるはずです。 だから、営業マンなんかは よく、相手の故郷の話をします。 いぜん僕が ときどき行っていた、 バーのマスターは、 日本の地図の、細かな地名が 全部頭に入っていて、 どんなお客さんとも 恐ろしく詳細な 地元トークが 出来てしまう人でした。 だから皆 一発で心を掴まれます。 「え~、なんで私の地元の    そんな場所の名前まで  知ってるの~っ!!」 って。 別に同郷でもなんでもない。 ただ、その地名を知っている というだけで、 なぜか物凄い親しみを 感じてしまう。 『固有名詞』全般 このように、 相手の感情を揺さぶる キーワードになりやすいんですが その中でも特に強いのは、 実は、 ・人の名前 だったりします。 それも、有名人よりも その女性にとって身近な人。 その女性の感情を 揺さぶるくらいに身近な存在。 特にパワーを持っているのは、 ・その女性が大嫌いな人間の名前 ・その女性が大好きな人間の名前 ・すっごい好きなペットの名前 なんかは典型的です。 これを、女性との会話に どうやって応用すれば良いのか? 例えば、女性が 嫌なことがあったとか 知り合いや 上司の愚痴を言おうとした時 ・必ず、その人物の名前を聞くこと です。 「そいつがさぁ」 って話はじめたら、 「うわ~、ひどいね、そいつ。  ちなみに、  そいつの名前なんていうの?」 「ゆか」 「へー。『ゆか』って、ヤバいね。  キツイな~、そいつ」 とか言っとく。 で、また別の機会に 「そういえばさ、あの後  『ゆか』とは  どうなったの?」 って切りだす。 この、『ゆか』って キーワードによって、 その女性の感情は いっきに揺れ動き、 『ゆか』の話をしてたときと 同じように心を開いて、 また色々と愚痴を言いはじめる。 ところが これが不思議なもので、 「そういえばさ、あの後  『ゆか』とは  どうなったの?」 ではなく、 「そういえばさ、あの、  前いってた知り合いの  何ていったっけ、  ほら、あの子とはどうなったの」 って切りだしてしまうと、 まったく同じ話題を ふっているにも関わらず、 盛り上がり方が全然 足りなくなることが、あります。 「え? どの子だっけ??」 「ほら、前○○○をしてきて  ムカついたって言ってた」 「あ~、あの子。別に、普通だよ」 って。 こういうの、 心理学だかNLPだかでは フックとか言うのかな?? 専門用語は分からないんですが、 事実として、 こういう現象が起きます。 当然、ここは、相手が 『ゆか』と表現したなら こちらも 『ゆか』 と表現するのがベストです。 間違っても、 『ゆかさん』 とか 『ゆかちゃん』 とは言わない。 相手の表現に ぴったり合わせることで より強い共感が生まれます。 上記は悪口とか愚痴を例に 誰かをやり玉にあげる手法ですが、 逆に、その女性にとって すっごく大切な友達とか ペットでも同様の現象が 引き起こせます。 もっとも、悪口や愚痴の方が 瞬間風速は強いんで 短期間で口説く戦略に 向いていますが。 相沢蓮也  

  • 本音でぶつかることは正しいのか?

    相沢です。 「本気で好きな人とは、 いつも本音で話したい」 「大切に思っているからこそ、 ウソはつきたくない」 とても正しいように 聞こえます。 美しいです。 誠実に思えます。 … が、本当にそうでしょうか? っていう、 いつもの、 ひねくれた、 僕の見かたを書いてみます。 さて。 最近、実際にあった 相談者さんの事例でいうと、 例えば、 女性と話をしていて、 その女性が、 「私、犬が大好きなの」 って言ったのだが、 その男性は、どうしても 犬が可愛いとは思えない、 とのこと。 「この場合、 自分は、自分にウソをついてでも 共感すべきなのでしょうか? それとも、 思ってもいないことを言って 薄っぺらくなるくらいならば、 本音で、 いや、オレ、犬の可愛さとか ぜんぜん分からんわ。 って答えるべきでしょうか? 自分は、本気で好きな女性には 正々堂々と、本音でぶつかるべき だと思っています」 とのことです。 … ちなみに、僕個人の 話をしますと、 例えば最近ですと、 僕、ヤクルトって、 どちらかというと 嫌いなんですけども、 「ヤクルトレディを やったことがあって、 ヤクルトが好き」 っていう女性を 口説いていた僕は、 まったく、何のストレスも ひっかかりもなく、 当然のように、 「ヤクルトっておいしいし、 健康にもいいし、すごいよね」 っていう言葉が、 反射的に、 考えるよりも先に、 自分の口から出ていまして、 ここまでくると、 これはこれで、 少し頭がおかしいような 気もするのですが、 しかし、 そういう感性の持ち主 である、僕からすると、 「……いぬ……だよね……??」 というのが、 正直な感想なのですが、 これだけだと、 分からないかたも 多いと思いますので、 もう少し真面目に、 解説します。 まず、 この手の疑問にぶつかる 男性の多くは、 ・人生の優先順位があいまい なんじゃないかな、 って思います。 僕は、 「……いぬ……だよね……??」 と書きましたが、 そもそも、 この男性にとって、 ・犬が可愛く思えない。 という事実は、 そんなに重要なことなのだろうか? それは、 血反吐(ちへど)をはいてでも、 泥水(どろみず)をすすってでも、 恥辱(ちじょく)にまみれてでも、 何が何でも、 曲げられない、 最後の最後まで、 相手に、ナイフをつきたてられて、 命を落とすその瞬間まで、 そして命を落としたそのあとまでも、 絶対に、譲(ゆず)れない、 「それでもオレは、 犬をかわいいとは 思えないんだっっ!!」 っていう、 そのくらいの覚悟を持った、 人生の重要事項なのでしょうか? … で、もしそうであれば、 そのくらいの重要事項であれば、 僕は、 そこは、譲(ゆず)っては いけないと思います。 結果をつかめる人間というのは、 100のうち、 たった1つを死守しますが、 残りの99は、 すべて切り捨てられる。 譲(ゆず)ってしまえる。 そういう人間だと 思っていますので。 ですのでこれ、 犬を可愛いと思えるか? を事例としてあげましたが、 こんなの、 なんだって一緒です。 僕のヤクルトの話だってそう。 あるいは、 フクロウを見て、 愛らしいと感じるのか、 気持ち悪いと感じるのか、 とか、 スイーツを食べて、 幸せと感じるのか、 甘くて気持ち悪いと感じるのか、 とか、 音楽、映画、物語、 スポーツに、絵画、芸術、 お笑い、 なんでも同じです。 それらの、 ちょっとした1つ1つについて、 目の前の女性とは、 感性が合わなかったときに、 それって、 あなたにとって、 そんなに譲れないもの なんですかね? もっと分かりやすく言うと、 それって、 目の前のその女性を 口説き落とすことよりも あなたにとって、 重要なことなんですか? ってのが、まず1点。 どちらが重要なのか? 何が目的なのか? 何が欲しいのか? 優先順位の問題。 次。 だいたい、こういうことを 言う男性は、 オールオアナッシング ゼロか100か。 「肯定する」か「否定する」か。 なぜか2択しかありません。 「全部正直に話す」 「全部正直に話さない」 とかですね。 でも本来、 コミュニケーションには、 グレーで曖昧な部分 というものが求められます。 例えば、宗教の問題とかが、 分かりやすいと思うのですが、 目の前の人が、何か特定の信仰を 持っていたとして、 むやみに、否定しませんよね。 「私は、キリスト教徒です」 「キリスト教の教えでは●●です」 って言った人に対して、 「自分はそれ、無理だわ」 とは、思っても、 言わないわけですよ。 宗教というのは、 その人個人の、 感性の根源にかかわる 部分ですので。 じゃあ、どうするのかっていうと、 「そういう考えかたも、あると思う」 という形で、肯定も否定もしません。 そもそも、議論を求められているか どうかが分からないからです。 そのうえで、さらに、 「その部分について、君はどう思うの?」 って突っ込んで質問されたら、 これは、意見を求められていますので、 「自分は、どう考える」 という部分を、あくまでも、 自分個人の考えとして、述べます。 相手の大切な部分を 否定しないよう 細心の注意を払いながら。 こうして、 相手を不必要に、否定せず、 やんわりと、相手との思想の違いを 伝えながら、 自分の考えも、ちゃんと述べます。 個人の、感性の深い部分であれば あるほど、そういう気遣いをします。 そしてこれは、 例として宗教をあげましたが、 犬や猫、ふくろう、音楽や映画の 趣味だって、本質的には同じです。 なぜかというと、 その人が、例えば、 「わたし、犬が好きなの」 って言った時に、 その個人が、どのような背景、 どのような歴史を持って、 犬を好きなのか、 すぐには分からないからです。 例えば、かなり極端な フィクションですが、 その人が、子供のころ、 両親は共働きで、家ではいつも ひとりきりで、 友達からもいじめられていて、 そんな中、いつも一緒にいてくれた、 ペットの犬だけが、心のささえで、 そのペットの犬がいたから、 幼少期の孤独を乗り越えられた。 そんな幼少期を送ってきたとします。 その人が、 「わたし、犬が好きなの」 って言ったとして、 その場で、 よくわからないうちに、 なんの悪気も無く、 「なんでも本音で語り合うのが正しい」 という感性のもと、 素直に、ストレートに、 ただ、反射的に、 「おれ、犬って嫌いなんだよね。 吠えるし。くさいし」 っていう言葉を投げかけることは、 「正しい」ことですか? あるいは、 震災で子供が行方不明に なって必死に探していたとき、 がれきの下から、子供を発見して くれたのが、ペットの犬だった。 そういう背景を持っている人が、 「犬が好き」 と言った発言に対して、 「なんでも本音で語り合うのが正しい」 という感性のもと、 素直に、ストレートに、 ただ、反射的に、 「おれ、犬って嫌いなんだよね。 吠えるし。くさいし」 っていう言葉を投げかけることは、 「正しい」ことですか? もちろん上記は、 分かりやすさ重視で、 かなり極端にしましたが、 つまり、 その人が言う、 「好き」とか「嫌い」の ・「重み」の問題 です。 そしてそれは、 関係性が浅いうちほど、 分からないものなんです。 どの程度の「重み」でもって、 どんな背景があって、 そういう、犬でも猫でも、 音楽でも、漫画でも、映画でも、 「好き」とか「嫌い」と 感じているのか、 それが、分からない。 だから、わざわざ、 否定しないのが、 マナーなんですよ。 どうしても、 共感できないなら、 そして、どうしても、 共感する努力も できないならば、 無理して、嘘を つかなくても良いですが、 わざわざ否定する 必要性がありません。 だから、共感できないならば、 肯定も否定もしない。 もしくは、無難に、合わせておく。 なぜなら、 「悪気が無ければ、何を言っても良い」 「知らなかったで済む」 とは、僕は思わないから、 です。 「先に言ってよ。 そしたらオレ、そんな無神経なこと 言わない人間だよ」 は、通用しません。 なぜならば、言われた方からすると、 「なんであなたに、そんなこと 言わなきゃならないの? 自分の大切な部分なんだよ」 だからです。 そのステージに入って しまった時点で、 恋愛としては、おおむね、 手遅れなんです。 最後に3点目。 こっちのほうが、 恋愛相談を受ける立場から すると重要なのですが、 「本気で好きな人とは、 いつも本音で話したい」 「大切に思っているからこそ、 ウソはつきたくない」 これは、非常に「正しい」です。 そして、こういう「正しさ」を 主張する人ほど、 おおむね、 友人としては尊敬されるが、 男としては「無し」判定を くらうことが多いです。 あと、 彼女から、突然フラれたりします。 だいたい、こういう「正しい」人に よくそれあります。 相手が「正しい」ときほど、 反論が難しく、 よって、心では、 納得できなくても、 その「正しさ」に うなづくしかない 場合が多いからです。 なので、多くの場合、 特に女性とかは、 「ほんとに、その通りだよね」 「すごいよね、よく考えてるよね」 「立派だよね」 って言って、 「尊敬できる友人 (男としては無し)」 というポジションを その男性に与えることで、 その男性を、 恋愛対象から外します。 そうやって、 「あくまでも友人だから」 という距離感を、 確立することで、 上手に、突き放します。 表面上、波風をたたせず、 良好な関係を維持し続けます。 あるいは、 途中までは、その「正しさ」に 対して、 ある種の、カリスマ性とか、 頼りがいとかを感じて、 付き合う女性もいますが、 その「正しさ」が行き過ぎたり、 どこかで、その「正しさ」に ついていけない時が来ると、 何かしら、別の理由を引っ張り 出してきて、男性を、ふります。 急に手のひらを返したように。 ところが、男性は、 なぜ、自分がふられたのか 分かりません。 なぜならば、 自分はずっと「正しい」ことを 言い続けてきたし、 なんでも本心で話しあうべき だと考えているし、 パートナーにも、それを 求めてきた。 そして、パートナーも、 それに同意してくれたはずなので、 なぜ、こうなってしまうのか? なぜ、話しあえないのか? それが、分かりません。 「正しい」から 彼女は、その「正しさ」に 反論できないから。 … 最後にひとつ、 これはある意味、 非常に男性的なやつ。 それも、 仕事が出来る男性とかに 一番ありがちなやつを とりあげます。 「マッチングアプリで やりとりをしていて、 見た目が可愛いのに 5年間彼氏がいないという 26歳の女性だったんですけど、 深い話になっていくほど まあまあ 面倒くさい性格が 見え隠れするようになってたんですよ。 頭がいいから 色々考え過ぎちゃうんですねー、 とか適当に持ち上げつつ 話聞いてたんですけど、 だんだん、 行動していないけど冷静に 状況見れてる私頭良い、 感が鼻につくようになってきて、 僕の方がイライラしてきちゃって。 言ってはいけないと 分かってはいたんですけど、 まあ相沢さんが言ってたこと 検証してみるかという 言い訳とともに、 ちょっとアドバイスじみた 発言したんですね。 そしたら、 『分かりました!そういうふうに考えます!』 って、今まで結構長文で語ってたのが パタっとなくなって、 あ、見事に扉を閉じたな、 って感じになってしまいました。 いやー、自分とは違う 価値観の人の話を前向きに 聞くって難しいですよね。」 … ちゃんと行動して、 それなりに結果を出したことの ある男性なら、 「あー。これ、オレも やっちまったことあるわ~」 って共感、あると思いますが、 そうですね。 恋愛について、 理論ばかりを学んでいる人には 分からなくて、 逆に、ちゃんと行動した人、 実際に、何人もの女性を 口説いてみた人にしか 分からないこと。 実践をしてみて ほとんどの男性が、 恋愛で一番、苦しむポイントって、 実はこの、 ・価値観の違い です。 そしておおむね、 あなたが魅力的だと 感じる、 美しい、可愛い、 スタイルの良い、 性格がすばらしい、 話が合う、 女性と、 あなたとは、 けっこう価値観が違うものです。 あるいは、今はぴったりの ように感じていても 必ず、どこかで、すれ違います。 その時が、やっと、 本当の恋愛の 始まりなのですよ。 相沢蓮也

  • コミュ力お化け

    相沢です。 先日、 ・コミュ力お化け という言葉を初めて知り、 その語感が気に入って しまいましたので(笑)、 今日は、 コミュニケーション能力が 高いとは、どういうことか? というテーマで書きます。 ある日、相談者さんと お話していて、 とても面白い質問を いただきました。 それが、 「相沢さんから見て、 僕って、コミュ力おばけに 見えますか? それとも、コミュ障に見えますか?」 です。 ※僕はこのとき、コミュ力お化け という言葉を初めて聞きました。   彼は、彼の友人たちからは その両方を言われることが あるそうで、 おもな傾向としては、 わりと多くの人からは、 コミュ力お化けと見られ、 コミュニケーションを仕事と しているような人からは、 コミュ障と言われるようでした。 ちなみに、僕の印象は まさにそのままで、 「わりと多くの人からは、 コミュニケーションが 上手だと思われ、 一部の、そもそも、 コミュニケーションとは何か? を理解している人からすると、 コミュニケーション能力は けっして高くはないと 思われるだろうな」 でした。 そもそも、本当に コミュニケーション能力が高い人は、 初対面の、歳の離れた人間に対して、 「コミュ力お化け」 とか、 「コミュ障」 とかいった、 世代間で好みが別れたり、 通じたり通じなかったりしそうな 単語を、選んだりはしません。 ※彼と僕とは、一回りくらい年齢が 離れていて、その日は初対面でした。 ですので、この質問の単語だけでも、 「ああ。そういう感じね」 と、分かる人には、分かって しまったりするのですが。 ところで、さて、 今回のお話の大切なポイントとして、 そもそも、コミュニケーション能力が 高いってどういうことですか? という疑問について、ていねいに 見ていきましょう。 まず、よくある傾向なのですが、 自分のコミュニケーション能力 というものについて、 自信が持てない人間ほど、 つまり、彼の言葉を借りれば、 自分のことを、 ・コミュ障 と思っている人間ほど、 コミュニケーション と、 パフォーマンス の違いが分かっていません。 少し話がそれるのですが、 そういえば以前、 僕のこのメールマガジンで、 zoomで女性を口説くことが 非常に上手な男性を、 『達人』としてご紹介しました。 この『達人』は、僕との付き合いが 長いのですが、 zoomに限らず、 10年以上の路上での ナ ン パ での実践経験もあり、 その女性遍歴とかも、 非常に派手で、 おそらく、一般的に言えば、 めちゃくちゃモテるタイプの 男性です。 というか、 「将来は自分も恋愛教材を作って、 モテない男性の力になりたいです!」 とか、口では言い続けているくせに、 もう、何年にもわたって、 えんえんと、次から次へと、 新しい女を抱きまくって、 その報告をひたすら僕に し続けてくるという、 「いや、それもう絶対に、 新しい女を落とすのが 大好きなだけだよねっ!!」 と、突っ込みたくなる感じの 男性なのですが(笑)、 そんな彼も、 たまには本気になるようで、 「今度こそっ!」 みたいな感じで、 情報配信に乗り出そうと したことがありまして、 なら、やってみましょうよ、 ってことで、 彼を『達人』として ご紹介して、 対談を行い、その録音した 音声を公開したところ、 これまた、 以下のような、 非常に興味深い感想を いただきました。 ーーここからーーーーー 達人と称してよいしょしてる感が、 終始伝わってきて大変残念です。 相沢さんが会話をリードすることで コミュニケーションが成立している のが明らかで、 本当にナンパ歴10年?と 疑ってしまいますし、 この方のビジネス支援だろうなーと 想定しながら聞いてました。 設定に無理があると思いますし、 恋愛初心者向けの音声などと 記載があった方が誠実だと感じます。 いつも楽しく拝見していただけに ガッカリしたので、 レスポンスさせて頂きました。 ーーここまでーーーーーーーーー 当時の対談音声を知らない 読者さんのために、 少し追加で情報を補足 しますと、 対談した『達人』ですが、 声の印象が非常に暗くて、 あと、僕に気を使ってくれて いるっていうのもあって、 態度も控えめで、 こういう不特定多数を 意識して お話をするという体験も もちろん初めてであるため、 かなり緊張もしていました。 ですので、対談についても、 僕の頭の中にあった流れを やや強引に実行することによって、 成立させてしまった、 という、まあこれは、 僕自身の反省点でも あったのですが、 ともかく、そんな感じでした。 … さて。 実はこの問題も、 冒頭の問題と本質的には 全く同じでして、 そもそも、 コミュニケーション と、 パフォーマンス とは、 まったくの別物なんですよ、 っていうのが、 僕の答えだったりします。 例えば、 僕はときどき、 みなさんに向けて、 自分の声でお話して、 それを録音したものを 公開したりしています。 最近、このメルマガに登録 してくれた、 新しい読者さんでなければ、 聞いたことある人、 けっこういると思うのですが、 僕ってたぶん、 そこそこ、話すの上手いと 思うんですよ。 わりとはっきりした声で すらすらと、しゃべりますでしょ? でもこれって、 ・コミュニケーション能力 ではなくて、 しいて、分類するのであれば、 ・パブリックスピーキング っていう技術なんです。 ですので、 女性を口説くのが 上手いとか下手とか、 モテるとか、 モテないとかとは、 基本的には、別物です。 だって、そうでしょ。 パブリックスピーキングが 上手いことが イコール 女性を口説くのが上手いとか モテるとかであれば、 塾の講師とか、 カルチャーセンターの先生とか、 ユーチューバーとか、 どんだけモテる職業なんだっ!? って感じ、しません?笑 でも現実的には、 そういった職業のかたであっても、 女性を口説くのが上手かったり、 へたくそだったり、 モテたり、モテなかったり、 してますよね? ですので、 僕が、わりと上手に、 みなさんの前で、 ペラペラと お話したりできることと、 僕が、恋愛を教えていて、 わりと、そういった方面での 知識と技術を持っていることとは、 原則、別問題なんです。 … パブリックスピーキングと、 コミュニケーションとは、 別である。 … ちなみに、僕がこうして 恋愛について、 メールマガジンであったり、 恋愛教材であったりで、 色々と上手に書いていますでしょ? みなさんは、 僕が書いた、こういう文章を 読んでみて、 「この人はモテるに違いないっ!」 って、やっぱり勘違いして くれるわけですが(笑) これも、ジャンルとしては、 ・ライティング とか、 ・レトリック とか、 ・コピーライティング と呼ばれる技術であって、 僕が本当に、女性を口説くのが 上手いのか、下手なのか? モテるのか? モテないのか? とは、実は、原則的には、 別問題であったりします。 「いやいや。相沢さん。 相沢さんの文章は、実際に 体験した人にしか書けませんよ」 って、たまに言われますが、 「いやいや。実際に体験しないと リアリティを演出できないのであれば、 小説家なんていう職業は 成り立ちませんよね? 人を殺さないと、 推理小説は書けないんですか?」 というのが僕の答えであって、 やっぱり、実は、そこは、 別問題なんです。 なので、実は僕は、 恋愛経験ゼロの、 童貞おじさんかもしれません。 … まさかの。 相沢童貞説はおいておいて(笑) さて。 最初に戻りますと、 この相談者さんが、 もう1つ、 面白い質問をくれまして、 たしか、 「木村拓哉さんみたいなのと、 ロンブーのあつしさんみたいなのと、 コミュニケーションのやり方として どっちが、良いのですか?」 みたいな感じだったか。 すみません。 ちょっと忘れましたが、 たしか、そんな方向性の質問でした。 そして僕の答えは、 「分かりません」 で、 なぜ分からないのか? と言うと、 僕は、そしておそらく彼も、 テレビの中の、 木村拓哉さんとか、 テレビの中の、 あつしさんとかしか しらないからです。 そしてそれは、 木村さんでも、あつしさん でもそうなのですが、 あくまでも、 芸能人として、 みんなの目=カメラの あるところでは、 計算、演出、脚本、 といった、何かしらの 意図や目的があって おこなっている、 それはやっぱり、 ・パフォーマンス の部分であって、 彼らの ・コミュニケーション では、けっして、 ありえないからです。 カメラの前で、 木村さんやあつしさんが、 誰かと対談を行って いたとしても、 『カメラの前』である以上、 パフォーマンスでしか ありえません。 … そうなんですよ。 よく、芸能人とかを 引き合いに出す人、 いますけれども、 そもそも、僕たちは、 芸能人の、本当の ・コミュニケーション を見ることはできないんです。 … コミュニケーション と、 パフォーマンス は違う。 何となく、ご理解 いただけましたでしょうか。 そのうえで、 彼が言うところの、 ・コミュ力お化け というものについて、 僕なりに考えてみたのですが、 そうですね。 一番、身近で、 それを体験できる可能性が あるとすれば、 例えば、 しっかりと教育された、 非常にプロ意識が高い、 高級なクラブの ホステスさんとか かもしれません。 そもそも、 僕が定義する、 「コミュニケーションが上手い」 とは、 「会話のキャッチボールが上手い」 ということなのです。 「キャッチボールの様子を第三者に 見せることが上手い」 のではなくて、 「キャッチボールが上手い」 です。 この差、重要ですよ。   これは、 さらに具体的に言うと、 相手が受け取りやすい場所に ちょうどよい力でボールを投げて、 相手のボールを、 「バチンっ!」って気持ち良い 音をたてて、受け取ってあげる技術、 これが、上手い、ということです。 銀座のホステスさんとかって、 毎朝、主要な新聞を一通り 読んでたりしますよね。 あれって、 自分が、時事ネタや社会に 強い関心があるとか、 そういうことではなくて、 もっと純粋に、 「自分のお店に来るのは、 新聞を読んでいるお客さんが 多いから、 そういうお客さんの話を ちゃんと聞けるようにする」 という目的があります。 他人の話を上手に聞く、 つまり、 相手のボールを、 「バチンっ!」って気持ち良い 音をたてて、受け取ってあげる には、 最低限の、土台となる 知識が必要なんです。 話はそれますが、 以前、すご腕の探偵さんと、 すご腕の ナ ン パ 師さんとが、 偶然、まったく同じ習慣を持って いたのを知り、驚いたことが ありました。 それが、 お風呂に入っている時間を 使って、いつも、 最新の女性誌をチェックしている、 というものでした。 これも、上記のホステスさんと まったく同じ理屈です。 また、 ちゃんとしたお店の ホステスさんであれば、 例えばこのメルマガの 最初で僕が指摘したように、 初対面の、歳の離れた人間に対して、 「コミュ力お化け」 とか、 「コミュ障」 とかいった、 世代間で好みが別れたり、 通じたり通じなかったりしそうな 単語を、選んだりはしません。 それが、 相手が受け取りやすい場所に ちょうどよい力でボールを投げる、 ということです。 それを、単語レベル、 感性のレベルでもって、 相手に合わせてゆきます。 いかに、相手が気持ちよく、 違和感なく、 ボールを投げられるか、 受け取れるか、 そこを追求してゆく。 「最近の若者は言葉がみだれている!」 という老人には、その老人が 「ただしい」と信じている言葉を使い、 一方で、 「みだれている」と老人から言われる 若者に対しては、その 「みだれている」言葉を選ぶ。 ※ただし後者は非常に難易度が高いため、 普通は、前者のみやっておくのがベター 銀座とかで、 1回席についただけで、 最低10万円~ っていうお店のホステスさんには、 そういう高度な繊細さと 技術が求められますし、 厳しく教育されます。 … しかし、それを ・コミュ力お化け のように、 『お化け』とまで 言ってしまえるのか? っていうと、 う~ん… お化け… 言いすぎかなあ… 例えば、 僕がここでお伝えした ような方向性でもって、 コミュニケーション というものを追求して ゆくとすると、 単語、感性のレベルで 相手に合わせてゆく以上に、 例えば、 呼吸とか、姿勢とか、 声のトーンとか、 会話の間とか、 体の重心とかまでも 合わせましょうね、 って話になって、 まあ、上記は、 NLPでは定番の話なのですが、 さらには、 相手の趣味、思考、クセ、 リズムまでも 合わせてゆく、 究極的には、 例えば、 昼間から競馬やって 飲んだくれている、 下町のおっさんたちと、 政治について、不平不満を 愚痴り合う、 かと思えば、 年収数億円の人達が集まる 社交パーティーで、 高級ブランドを着こなして、 芸能人やスポーツ選手と 盛り上がる、 かと思えば、 夜のクラブで、 ガンガン音楽が鳴る中、 そういうファッションで 女性を ナ ン パとかして、 周囲の初対面とすぐに 打ち解けて、いつの間にか 中心にいる、 かと思えば、 秋葉原のメイドカフェで、 4人くらいのコアな仲間と 集まって、 朝から6時間くらいかけて、 萌え系のアニメの未来について 熱く論じる。 などなど。 あらゆるシーンにおいて、 それぞれの、 雰囲気から、ファッション、 しゃべりかたまで、 完璧と思えるほどに、 擬態(ぎたい)してみせる… とか。 う~ん。 こういう人がいたら、 人間の領域を超えている、 という意味で、 「あ、化け物だ…」 つまり、 ・コミュ力お化け って定義できるかな~ なんて、 役にも立たない、 思考をめぐらせて、 遊んでみたり、します。 … なんだっけな。 そうそう。 コミュニケーションとは何か? っていうお話でした。 色々と考えを めぐらせてみましたけれども、 ・恋愛 という立場から言わせてもらうと、 女性が、男性に対して 恋愛感情をいだくっていうのは、 実はもっと複数の要素が からみあっていますので、 別に、 化け物レベルの コミュニケーション能力は、 必要ないのですよ。 じゃあ、どの程度があれば 『恋愛』というステージで 戦えますか? っていうと、 その答えが、こちらです。 https://www.infotop.jp/click.php?aid=128369&iid=77606 人間の領域を超えなくても ぜんぜんオッケーです! 相沢蓮也

  • 複数の会話が苦手です…

    相沢です。 次のような相談を受けました。 ーーーーーーーーーーーーーー 複数人での会話が苦手です。 いちばん感じるのは会社の同期たちです。 たまに出張で東京に戻った時などに、 会社の同期たちが飲み会を開いて くれたりするんですが、 正直全然楽しくないです。 なんだか、女の子たちが自分を 相手にしていないような気がするからです。 どうしても女の子は、 複数の男がいると、イケメンとか、 話が上手い男、世間の言う 「イケてる男」と喋りたいと思うようで、 たとえ僕と話してても そっちに行きたそうにしています。 その場に僕と女性の2人しかいない時は 普通に話せるんですが、 複数になった途端そうなります。 女の子の価値観で、僕が下位ならそれは 仕方ないことだと思っています。 相沢さんがメルマガで仰っていた通り、 その場に複数人の男がいる時、 その場のナンバー2までの男しか、 女性は相手にしない、 というのはその通りだと本当に思います。 でも、やっぱり寂しいです。 その場において自分が 必要とされていない気がします。 じゃあ飲み会に行かなきゃいいじゃん というツッコミが 入るかもしれないですが、 飲み会に誘ってくれるのは 相手の好意ですし、 ムゲに断り続けるのも、 人としてどうなのかと思うわけです。 相沢さんの教材に出会ってから、 出会いの数を増やしていくと、 一定数は自分に興味を持ってくれる子が いることを知りました。 今は運命の彼女になりそうな子もいます。 しかし男が複数人いるときに、 2位以内に入ることができない。 特に今、同期の女の子はみんな若いです。 世間で言う「イケてる男」が優れているという 価値観をまだ心のどこかに持っています。 しかも飲み会という場では その価値観が顕著に表出されます。 そして、僕はその価値観では勝負できない。 だから最初から自分を気に入ってくれる子に 絞って口説いて彼女を手に入れたんですが… 会社の同期たちとの飲み会だけは、 上がりたくない土俵に 上がらなければなりません。 その時に、いちばんコンプレックスを感じます。 その場に必要とされてない気がしてならないです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー さて。 念のため、おことわりして おきますが、 僕も、飲み会とかで その場のナンバー2に入れない ことは、あります 若いころ、 週に9回、合コンをやっていた 時期がありまして、 なので僕は、 「複数での会話が苦手なのか?」 って言われると、 「苦手では無い」 です。 もう若くないんで、 正直なところ、めんどくさいけど^^; でも、苦手ではありません。 苦手ではないのですが… それでも、 集まるメンバーによっては、 ナンバー2に入れません。 特に、親しくない男と一緒だったり、 気を使う男がいたり、 気心が知れていない男がいたりすると、 なんか、ダメですね… あと、 やたらと営業慣れ、合コン慣れしている、 バリバリ体育会系の社会で もまれてきた、 商社マンとか広告マンみたいな人が いたりしても、 なんか、引いちゃってダメです。 変に冷静になっちゃうっていうか、 醒(さ)めちゃうっていうか… なんか、苦手です … で、 「だから何?」 って思います。   この相談者さんが言うように、 >じゃあ飲み会に行かなきゃいいじゃん と思いますし、 そもそも、この相談者さんが 楽しめていない時点で、 それ、 >飲み会に誘ってくれるのは相手の好意ですし、 って、本当に好意なのか?? って僕なんかは思ってしまいます。   という前提で。   僕は自分の行動を決めるときに、 一番大切にしていることがあって、 それが、 ・そもそもその行動の目的は何? って部分を明確にすることです。 何がしたいんでしょうね。 この相談者さんは。   かりに、女性との出会いを求めているならば、 まさに、この相談者さんが >そして、僕はその価値観では勝負できない。 >だから最初から自分を気に入ってくれる子に >絞って口説いて彼女を手に入れたんですが… とおっしゃり、実践していることが 正解だし、 その結果、 >今は運命の彼女になりそうな子もいます。 というゴールを手に入れているわけです。   もっと言うと、 これはまあ、ちょっと言いすぎかも しれないのですが、 それでも、僕に言わせれば、 >その場において自分が >必要とされていない気がします。 と感じている時点で、 たぶん本当に、その場には 必要とされていないんですよ。 で、目的が、 「必要とされたい」 なら、 必要とされるメンバーで 飲めば良いだけです。 自分を必要としていない メンバーにまざって飲む理由も メリットもありませんし、 「必要とされていない」 と自分に感じさせてくる メンバーと一緒にいること そのものが、 あなたの人生にとっての 大きなマイナスです。 僕なら縁を切ります。 自分のためにならないんで。 もっと自分の時間と人生について、 プライドと自信を持つべきでしょう。 … とうぜん僕も、 合コンというものに出会いを 求めていましたから、 僕がちゃんとナンバー2以内に 入れて、 しかも僕をちゃんと必要として くれる仲間を集めて、 合コンしていました。 そうでないメンバーを集めるのも、 そうでないメンバーに参加するのも、 メリットが無さすぎます。 … この手の悩みには、 共通点があって、 それも、この相談者さんが はっきりと言っているのですが、 >その時に、いちばんコンプレックスを感じます。 ですね。   問題はコンプレックス。   コンプレックスは、 大切な目的を見失わせます。 本来は、 「目的」があって、 そのための「手段」とか「プラン」がある、 それだけのことなのですが、 コンプレックスという怪物は、 「目的」とは 無関係に、 無意味に、 無目的に、 あなたの心の中で暴れます。 ところがこれ、 冷静になって考えてみますと、 「目的」とは無関係な以上、 対処のしようが無いわけです。 「手段」も「プラン」も 考えようがありませんので。   「目的」=「ゴール」ですので、 ここを設定できないとなると、 道筋が計算できないんですよ。 なのであとは、単なる気分の問題。 単なる気分なので、 コンプレックスとは いつでも、泥沼です。 … そういえば、 これもまた、1つのコンプレックス なのでしょうけれども、 恋愛コンサルをしていると、 よく、 「(モテそうな職業)であることを 利用したくない」 「お金を使ったやりかたはしたくない」 みたいな意見を言う男性がいます。 「そういうやり方は、自分の 実力じゃないみたいで、嫌だ」 と言うんです。 出会いの段階で、医者とか、公務員とか 社長とか、モテそうな肩書って、 はっきり言って便利です。 お金も、上手く使えば、 入り口の部分では大きなアドバンテージです。 でも、これらを持っている本人にしてみたら、 「こういうものに頼っている時点で、 それは自分の実力じゃない」 って言うんですね。 で、こういう男性には、 僕は決まって、説教するわけです。 「いやいや。医者という肩書は、 あなたがこれまでの人生で、 ちゃんと努力して手に入れたものですよね? それはすでに、あなたの一部なんですよ。 あなたが、あなたの一部を否定して どうするんですか? あと、甘すぎます。 恋愛をナメすぎです。 厳しいようですけれども、 あなたから、医者という肩書をはずして、 他に『今のあなた』に、何があるんですか? あなたは、そんなに凄い人間なんですか? 何様のつもりですか? 他に、『今のあたな』には、これといった 長所が無いから、この現実なのでしょう? みんな、結果が欲しくて必死なんですよ。 そのために、使えるものは全部使って、 貪欲に、結果を取りにいっているんです。 みっともなくても、泥だらけでも、 勝つために必死なんです。 だから、あなただって、使えるものは 全て使わないと。 息をしているだけで女性が寄ってくる、 生まれながらのイケメンにでも なったつもりですか? 恋愛は戦争です。 真剣勝負です。 その真剣勝負に乗れないならば、 『今のあなた』からは変われませんよ?」 って。 これも、色々と愛のムチを ビシビシと打っていますけれども。 要するに、 ここでも重要なことは、   あなたの「目的」は何ですか? です。 で、その「目的」を達成するための 最短ルートを計算したときに、   イケてるとか、イケていないとか、 まあ、何でも良いのですけれども、 そんなあなたのコンプレックス なんてのは、いったん置いておいて、 どうしたら、目的を達成できるのか? だけが重要であって、 「手段」がどうだとか、 「過程」がどうだとか、 そんな思いは、すべて雑音です。 無駄です。 無駄。無駄。無駄。   コンプレックスとは、 出口の見えない泥沼です。   本気で「目的」を達成しようと 心に決めた男には、 コンプレックスに悩むなんていう ヒマな時間はありえません。 もっと純粋に、 あなたの「目的」=「ゴール」を追求してください。 あなたの「ゴール」は何ですか? そのゴールは、抽象的な コンプレックスではありませんか? ちゃんと、達成できる具体的なものですか? 相沢蓮也

  • 上下関係をフラットにするとき

    相沢です。 次のような相談をもらいました。 ---------------------------- 今日ナンパで出会った女性と デートしたのですが、 いつもの困った質問が来たので 相談させてもらいます。 その質問は、 「自己紹介して!」です。 他には、 「趣味はなに?」 みたいな質問も、毎回とんできます。 ですが、僕は正直に 自己紹介したり、 趣味を言ったりしたら 引かれると思うので、 いつも困ってしまいます。 よく寝坊するので、 「昼寝」と答えたことも ありますが、 全く面白くないし、 デートをするために 「カフェ巡り」 と答えたこともありますが、 実際に全く場所なんて知らず、 デート中に迷ったこともあります。 なにかアイデアをいただけると 助かります。 ・・・ 以下、相沢の回答です。   > 「自己紹介して!」 > > とか > > 「趣味はなに?」 > > みたいな質問が毎回とんできます。   そんなに、正直に答えなくても、 「自己紹介して!」 なら、 「いやいや。そんな ふわっとした質問困るから笑」 「逆に、知りたいことは何でも聞いてよ。 答えられないことないんで。」 とか。 「自己紹介って、これ何の面接ですか?笑」 とか。 それがナンパであれば まあ、免許証見せちゃって、 「ほら、怪しくないでしょ。」 とかでも良いですし。   「趣味はなに?」 なら、 「っていうか、趣味って何?笑」 「趣味あるんですか? それ、教えてください」 とか。 「っていうか、こういう時、 どんな趣味を答えたら正解なんですか?笑」 とか。 「あれ、もしかしてこれ、お見合いですか? そしたら次、僕も同じこと聞きますよ。 趣味は何ですか?って笑」 とか。 そもそも、 > 「自己紹介して!」 > > とか > > 「趣味はなに?」 っていう質問って、誰でも普通に、 困りますよね。 だから、 「面白いこと言わなきゃならない」 「気のきいた切り返ししなきゃならない」 っていう発想ではなく、   こういうのって、 「お前、面白いこと言ってみろよ!」 って言う要求と同じで、 何を答えても、 「はい。つまんないー!」 って、もう、事前にゴールが 決まっているような質問なので、 そうやって、正直に 考えるのではなくて、 相手が、 「お前、面白いこと言ってみろよ!」 っていった、その質問そのものを、 どうやって、ネタにしてゆくか? っていう発想が良いと思います。 ・・・・・ 回答はここまで。 以下、補足です。   会話に苦手意識を持っている 男性ほど、 「自分が、何か面白いことを 言わなければっ!」 という思いこみが強いです。   ところがですね、 会話には、無理な『流れ』 みたいなのが、たまにあって、 それが今回の、 「自己紹介して」 とか 「趣味は何?」 とか。 お見合いならまだしも、 普通の、フランクな会話で、 これっていうのは、 その質問をした方に、 こちら側に対する 強い好奇心がないと、 成立しない『流れ』 ってのもあるんですよ。 「自己紹介して」 「趣味は何?」 って質問した『側』が、 「よ~し! どんな答えが 返ってきても、 絶対に食いついて、 盛り上げてやるっ!」 っていう。 で、例えば、 どうしても目の前の女性を 口説きたいと思っている男性 なんかが、 合コンで、こういう質問をして、 女性から出てきた回答を 全力で拾って、 全力でくいついて、 全力で盛り上げる、 とかだと、アリなんですけれども、 これが、ナンパとか、 まあ、キャバクラとかでも 同じかな、 女性側に、熱意が無くって、 テキトウにあしらっている状態、 「ちょっと相手してやろうかな」 くらいの感覚の時の、 「自己紹介して」 「趣味は何?」 っていうのって、 本質的には、 優位に立っている女性が、 上から目線で、 「何か面白いこと言ってみてよ」 って要求しているのと 変わりませんので、 もう、何を答えても、 「はい! つまんないー!」」 っていうゴールが 事前に約束されていて、 こういうステージで 一生懸命に、 相手の裏をかいて、 絶対に笑わせてやるっ! とかって考えても、 普通は、無駄なんです。 僕たちはお笑い芸人じゃないんで。 あと、そこも目指していないんで。 なので、 「自己紹介して」 「趣味は何?」 っていう質問に答えようと するのではなくて、 相手が発した、 「自己紹介して」 「趣味は何?」 っていう言葉そのものを、 どうやって、いじって いこうかな、 っていう発想が求められます。 で、上下関係を、 フラットにしてあげます。 ・・・ ところで、こういう話をすると、 すぐに、 「女性からの質問をはぐらかすんですね」 って、なぜか言われるのですが、 そしてなぜか、 はぐらかすことが正解である、 と思いこんでいる男性が いるのですが、 ――謎めいた男を演出したいのだろうか… 分からん。。。 基本的に僕は、 フラットな関係性であれば、 わざわざ、変な風にはぐらかしたり、 ごまかしたりする必要は まったく無いと思っています。 わざわざ女性に対して、 不誠実である必要を感じません。 なので、質問されたら、 何でも素直に答えれば 良いと思っています。 普通に。 ただし、 ナンパとかで、 「自己紹介して」 「趣味は何?」 って、ちょっと試されている 感じがするじゃないですか。 「何か面白いこと言ってみろよ コノヤロー!」 みたいな感じ。 そういう時は、 馬鹿正直に返しちゃうと、 「はい! つまんないー!」 っていうゴールしか 見えませんので、 ちょっとひねった 回答のほうが良いと 思っています。 なのでこれも、 相手の女性が、男性に対して つよく興味を持っていて、 むしろ、 「どうやって、この男を口説こうか」 くらいの時であれば、 「自己紹介して」 「趣味は何?」 っていう質問に対して、 こちらが、 どのような回答をしても、 全部正解になりますし、 これが、お見合いとかであれば、 逆に、真面目で普通の回答の方が、 優れていると思います。 いつもと同じですね。 前提条件が変われば、 答えだって変わるんですよ。   ちなみに、この相談者さんからは 後日、 ------------------------ 他にも、 「彼女いるん?」 「いない」 「モテそうやのに」 「・・・」 みたいなのが多いんですが。   ここで、 モテそうやのにをネタにして、 自虐のように、 「ゲイにはね。笑」 とか 「彼氏いるん?」 「いない」 「モテそうやのに」 みたいな感じで、 全くおんなじことをすると、 笑いが生まれそうな気がしますが こんな感じであってますかね?? ------------------- というお返事をいただきましたので、 ----------------- ありですね^^ つかめてきた感じ、しますね。 他にも、 ナンパという前提なら、 ちょっとチャラくいきたい時なら、 「いや、君に会うために、 作らなかったんだよ」 とか。 誠実系を意識するなら、 「いやいや。いたら声かけたり してないでしょ。 オレ、そんなんじゃないし」 とか。 まあ、ここまで来ちゃうと、 本人のキャラとか、 あとは好みの問題ですけどね。 ほんと、なんでもいいんですよ。 正解を求めるよりも、 色々試してみて、しっくりくるのを 探すとよいです。 ------------------------------- と回答しました。 『前提条件』が正しく認識 されているのであれば、 あとは好みです。 一番、しっくり来るやつを 自分で探してみると良いと 思います。 相沢蓮也

  • つまらない男、卒業計画

      相沢です。 女の子の質問に対して いちいち真面目に 返す必要はありません。 つまらない男だと思われます。 特に、男慣れしている、 口説かれなれている女性ほど この傾向が強いです。 「(どうでも)いい人」 と認定されやすい、 つまらない男と 認識されやすい男性ほど、 女の子の言動を 真に受けやすいし モテる女性ほど それを見て 「つまーんなーい。。。」 って思います。 男からすると 「お前から話をふっておいて  それについて、  ちゃんと答えただけなのに  そりゃ、ないっすよ。。。」 なんですが、 まあ、そこはそれ。 それが、男女というものです。 たとえば、最近、女の子から こんなラインをもらいました。 (絵文字はすべて*で表記) ---------------------------------- 女の子 「桜が咲きましたね~(*)」 相沢 「ああ。花見したの?」 女の子 「行きましたよ~(*)  ○○公園で夜に友達と  ワイワイやりました」 相沢 「夜桜とか素敵だよね」 女の子 「桜の写真を  撮りまくってしまいました(*)    桜見ました?  というか、最近どうですか?」 相沢 「暇なの?笑」 女の子 「ひどいこと言いますね」 「暇で悪いですか?!(笑)」 女の子 「そしたら、遊んでください(笑)」 相沢 「美味しいお酒でも飲むか」 女の子 「飲みたいです!」 ------------------------------------------------ 流れとしては、こんな感じです。 できればLINEは、 こういう感じに持ち込みたいし この下準備はすべて 直接会っているときに するものです。 が、今回はそれは置いといて。 ---------------------------------- 女の子 「桜の写真を  撮りまくってしまいました(*)    桜見ました?  とうか、最近どうですか?」 ---------------------------------- までの、一連のやり取りを見れば この女性が、特に用があって LINEして来たのではない ことが分ると思うんです。 どういう事かっていうと この女性は、 ・相沢が桜を見たかどうかを  死ぬほど知りたい とか、 ・相沢が最近どうしているのか  命がけで調査している のでは、無い!! ってことです。 だから、 「桜見たよ~。  うんたらかんたら」 とか、 「最近は  こんなことがあってさ~」 とか、 そんなどうでもイイ話をすると 「どうでもイイ話をする男」 イコール 「どうでもイイ男」 に、認定されかねないわけです。 絶対、ではありませんよ。 これ一発で、絶対に、 「どうでもイイ男」 に認定されるわけじゃあ、 ないのですが、 でも、その可能性、その種 その芽を作ってしまうんだ、 と思ってください。 結局のところ コミュニケーションというのは、 こういう「小さい事実」の 積み重ねなんです。 たった一発、たった一言で どうこうなることは 滅多にありません。 こういう細かいのって 例をあげだすと いくらでもあって、 女:「年齢っていくつなんですか?」 って聞いてきたら、 34歳で童顔の男性ならば、 男「55歳」 とか。 女「彼女いるんですか?」 男「妻が2人と愛人が3人いるよ」 とか、 女「絶対、遊んでますよね?」 男「おれ、童貞だよ」 とか、 女「仕事は何してるんですか?」 男「…間……   ってか、その角度、めちゃくちゃ   かわいいよね」 とか。 たぶん、 女性がこういう質問をして くるとき、 とりあえず質問しているだけ って場合が多いじゃないですか。 初対面のあたなの 仕事とか、年齢とか、 そういう 「プロフィール的な情報」 というのは どうでも良いっちゃ どうでも良いんですよ。 大切なのは、あなたの 回答の結果として、 女性の感情が動くかどうか 興味を感じるかどうか ですから。 逆に言うと、 女性の質問に対して 大真面目に答えてもちゃんと その答えによって、 女性の感情が 動かせるのであれば それはそれで、正解なわけです。 たとえば、 あなたの見た目が どう見ても30歳前後なのに 実年齢が60歳とか。 びっくりしますよね。 感情、動きますよね。 たとえば、 あなたの職業が 総理大臣とかであれば、 大真面目に 「総理大臣だよ」 って答えただけで、 十分に女性の感情を 動かせると思います。 そういう意味で 「医者」とか 「弁護士」とか っていうのは、 真面目に答えただけでも そこそこ 女性の感情を動かせるので そういう力が あるのでしょう。 が、まあ、一般的にいって 僕たちっていうのは、 普通の外見と、 普通の年齢と、 普通の職業じゃないですか。 だから 女性の質問に大真面目に 答えた結果が、 「なんだ、普通…」 となる。 で、モテる女性ほど 「普通でない男」 にも口説かれていますので、 よけいに、 この「普通…」が 「つまらない男感」 を出してしまったり するんです。 だから、僕たちは 女性が発する ・とりあえずな質問 に対しては、真面目に 答えないほうが良いのです。 あ、もちろん TPOをわきまえて くださいね。 お見合いで、 こういう斜めの回答をしたら やっぱマズイと思います。 真面目な出会いの場 とか、 ゴリゴリの婚活の場 とか、 そういう意識が強い女性 を相手にするなら 真面目が一番です。 最後に、以前 このテーマについて 相談を受けたことが ありますので、 読者さんとのやり取りの 一部を掲載します。 女「出身ってどこなの?」 男「…間…ってか、その角度、   めちゃくちゃ可愛いよね」 っていう 具体例についての質問です。 -----(ここから)---------------------------- > 質問をはぐらかすのが目的ですか? 目的は女性の感情を 揺さぶることにあります。 どうでも良い質問に対して、 ありきたりな答えで 回答した場合と、 「間」を挟んで、いきなり 「ってか、その角度、  めちゃくちゃ可愛いよね」 ってからかった場合、 どちらが、その女性の感情を 揺さぶることが出来るのか? ということです。 > この後の会話のイメージが湧きません べつに、そんなに 難しい話じゃなくって 「出身ってどこなの?」 「…間…ってか、その角度、  めちゃくちゃ可愛いよね」 「(笑)急になに言いだすの」 「だよね(笑)  いやいや、出身だっけ。  ってか、出身はどこなのさ?」 とか。 このへんは、 変に定型文にしようとすると うまくいかないので、 あとはその場の流れとか 女の子のノリとか、 文脈次第なんですが。 話題を 元にもどしても良いし、 全然違う話題に 移ってもよいです。 例えば、 「好きな食べ物なに?」 「逆に聞くけど、  何が好きなの?」 「う~ん。チョコレートとか」 「じゃあ、  オレもチョコレート笑」 とか。 ちなみに 文脈次第と言ったのは 一度、上記のネタを 挟んだ後であれば 「出身ってどこなの?」 「…間…ってか、その角度、  めちゃくちゃ可愛いよね」 「(笑)急になに言いだすの」 「だよね(笑)  いやいや、出身だっけ。  ってか、出身はどこなのさ?」 「埼玉」 「じゃあ、オレも埼玉(笑)」 が、通りますよね。 いきなり 「じゃあ、オレも埼玉」 だと、 ちょっと弱い気がするけれども、 「じゃあオレもチョコレート」 のネタを踏まえたうえでなら、 「じゃあオレも埼玉」 が通るじゃないですか。 たたみかけとして。 こういうのを 文脈、といいます。 用意された定型文よりも、 文脈を大切にしてください。 -----(ここまで)---------------- 「めちゃくちゃ会話が苦手です!」 って人は、無理せず 真面目に答えてください。 婚活色の強い場所を選べば、 その方が良かったりもします。 相沢蓮也  

  • これが100点の会話です

      相沢です。 今日は『思い切って』 あなたの ・恋愛コミュニケーション能力 に、点数を付けてみます。 『思い切って』というのは つねづね言っているんですが 僕は別に 恋愛マスター とか、 そういうガラじゃないんで。 本来は、 コミュニケーション というものに関して、 「これが正解です」 とかって 言いたくないんですよ。 だから、 僕は、こういう考え方で 女性とコミュニケーション していますよ。 その考え方に 照らし合わせると、 あなたは何点ですよ。 という程度の話です。 ま、あまり固く考えずに クイズを楽しんでください。 まずは、 以下のLINEのやり取りを ご覧ください。 ある相談者さんから 添削依頼を受けた その男性と 女の子とのLINEやり取りの 実例です。 男:----------------------------- あけましておめでとう! アユミちゃんは、楽しいお正月を 過ごしているかな? ---------------------------------- 女:-------------------------------------- あけましておめでとうございます。 今日は友達と初詣に行きました。 ひさしぶりに大吉でテンションあがりました。 ----------------------------------------- 男:----------------------------------- 元日から初詣に行ったんだ。 混んでたでしょ。 でも大吉なら幸先良いね♪良かった! また都合のよいときに食事でも行きたいね。 ピーマンのないお店でね(笑) ----------------------------------------- 女:--------------------------------------- 地元のあんまり混んでいないとこに 行ったから平気でしたよ~。 大吉は良いことがいっぱい書いてありました! またこちらに来ることがあったら 声かけてください。 ピーマンなしで(笑) -------------------------------------------- 男:---------------------------------------- 了解~。 じゃあ、また連絡するね。 ピーマンのないお店探しとかないとね(笑) ------------------------------------------ 女:-------------------------------------- 探さなくてもいっぱいありますよっ!(笑) ------------------------------------------ 男:--------------------------------- さすがはピーマン嫌いのプロだね(笑) じゃあまたね^^ -------------------------------------- この2人の出会いは合コンです。 男性の方から突然 「ピーマンのないお店でね(笑)」 と言っているのは 合コンのときに、 この女性が、ピーマン嫌い であることを覚えていて それをネタに持ってきたそうです。 さて、あなたから見て このやり取りは 100点満点中、何点ですか? … … … … … … … … … 僕の採点は、50点です。 で、これをどうしたら 100点に持っていけるか っていうと、 女:-------------------------------------- あけましておめでとうございます。 今日は友達と初詣に行きました。 ひさしぶりに大吉でテンションあがりました。 ----------------------------------------- 男:----------------------------------- 元日から初詣に行ったんだ。 混んでたでしょ。 でも大吉なら幸先良いね♪良かった! また都合のよいときに食事でも行きたいね。 ピーマンのないお店でね(笑) ----------------------------------------- の部分ですね。 大吉とピーマンが 切り離されちゃっている じゃないですか。 男性の、 男:----------------------------- あけましておめでとう! アユミちゃんは、楽しいお正月を 過ごしているかな? ---------------------------------- というメッセージの 返信の中に、 女:-------------------------------------- あけましておめでとうございます。 今日は友達と初詣に行きました。 ひさしぶりに大吉でテンションあがりました。 ----------------------------------------- と、わざわざ、大吉という ・新情報 を、 ・女性の方から 出してきてくれてますよね。 これ、 すっっっっっごいっ! 重要です。 女性との コミュニケーション というのは、 これを どれだけ大切に出来るか? が全てです。 大抵の男性は、 せっかく女性が出してきてくれた こういうキッカケを、 「ふ~ん」 「へ~」 「良かったね~」 くらいで済ませてしまう。 で、どこかから仕入れてきた 面白ネタ なんかを 頑張って入れてみたりして ただの面白いやつ か ただの変なやつ になります。 ちなみに 今回の流れであれば 僕ならば 男:----------------------------- あけましておめでとう! アユミちゃんは、楽しいお正月を 過ごしているかな? ---------------------------------- 女:-------------------------------------- あけましておめでとうございます。 今日は友達と初詣に行きました。 ひさしぶりに大吉でテンションあがりました。 ----------------------------------------- と来たら、 「今年はピーマンが 食べられるようになります【大吉】 って書いてあった?笑」 って返します。 これで100点。 どうして 100点かっていうと、 相手が新しく出してきた、 わりと何でもない話(←大吉の話) に、 相手の話(←ピーマンが嫌い) を重ねているから。 これはLINEだろうと 会話だろうと 女性を口説くための コミュニケーションには 共通して言えることなんですが とにかく、 ・相手の話をする んです。 で、 「相手の話をしてください」 っていうと みんな急に 「テストどうだった?」 「へー部活大変なんだ~」 「試合はいつなの?」 「いつも頑張っててエラいね~」 みたいな 第三者からみても、 「いやいや、あんた、 それ絶対興味ないでしょっ!」 「興味ないけど、  その子とせっ○スがしたいから  とりあえず質問して  とりあえず共感してるでしょっ!」 みたいな グダグダな話をしてしまう のですが、 これだと10点。 僕が言う、 ・相手の話をしてください というのは、 ・相手の感情の話 をしてあげるんです。 そういう意味で言うと 今回のケースは 直接会っているときに拾った この女性がピーマン嫌い という この女性の話を、 ちゃんとネタとして 持ってこれているから、 50点 です。 でも、女性の方から わざわざ出してきた 大吉ネタを 「良かったね~」 くらいでスルーしてるから、 マイナス50点です。 ちなみに、8割の男性は、 この50点すら取れていません。 女性を口説きたければ、 ・相手の話をする ・相手がちゃんと分かる話をする この意味、伝わったでしょうか。 8割の男性が、この50点 すら取れないと言いました。 じゃあ、8割の男性は何をやって しまうのかっていうと、 1、 薄っぺらい質問 (↑ホントは興味ねーだろっ!) 2、 薄っぺらい共感 (↑ホントは共感してねーだろっ!) の他には、 用意したネタを披露する。 というのもあります。 これ、直接会っているときに 方向性のテストとしてなら ぜひやるべきなんですが、 たとえば、メールで、 男:----------------------------- あけましておめでとう! アユミちゃんは、楽しいお正月を 過ごしているかな? ---------------------------------- 女:-------------------------------------- あけましておめでとうございます。 今日は友達と初詣に行きました。 ひさしぶりに大吉でテンションあがりました。 ----------------------------------------- 男:----------------------------------- 元日から初詣に行ったんだ。 混んでたでしょ。 でも大吉なら幸先良いね♪良かった! また都合のよいときに食事でも行きたいね。 あやしい壺とか売りつけるからさ(笑) ----------------------------------------- みたいな流れだとマズイ。 これは30点かな。 これ、相手の話を していませんよね。 「ピーマンのないお店でね(笑)」 なら、相手の話だから 確実にこの女性の心に 引っ掛かります。 でもこれを、 「あやしい壺とか  売りつけるからさ(笑)」 みたいな、どこからか 仕入れてきたネタで 責めちゃうと、 とたんに確率論になる。 ウケるかもしれないし ウケないかもしれない。 で、ウケなかった時は そこで試合が終了します。 直接会っているときに こういう壺ネタをしていて しかもそれが 女性にウケていたのであれば これは100点なんですよ。 でも、何の脈絡もなく メールの段階でいきなり、 「あやしい壺とか売りつけるからさ(笑)」 って入れたら、 それはもう、 ウケるかウケないか ただのギャンブルですよね。 これに限った話では ないのですが、 ネタというのは所詮、 ネタなんで。 仮にウケたとしても、 ・ただの面白いやつ で終わることも多いんです。 ネタって、 引っ掛かりが無いんですよ。 どんなに面白くても、 しょせんは自分に関係ない 話じゃないですか。 興味を 持たせることは出来ても 深く心に引っかからない。 だから、 女性を口説きたければ常に、 その女性の話をすること。 その女性の持ち物とか、 その女性の発言とか、 その女性の視線とか、 その女性の脳ミソや意識、 体の周辺、 そういうのを、 大切に大切にして 盛り上げていく。 … こういう話をすると、 いつ、いかなる時も 100点を 取りつづけなければならない、 と勘違いして 一言もしゃべれなくなる 男性がいます。 でも、 それはそれで、違います。 大丈夫です。 「なるべく  100点を取りまくろう」 という明確な意思と ゴールのイメージが 重要であって、 全部100点でなくても 女性は口説けます。 10点とか 30点とかでも構いません。 100点を意識しながら、 しかし恐れず、 女性とのコミュニケーションを 楽しんでください。 相沢蓮也  

  • 感情を揺さぶる会話術

      相沢です。 女性の感情を グラグラと揺さぶる 特別な言葉があることを 知っていますか? パブロフの犬のごとく そのキーワードを言われると 女性は 「ビクンっ!」 と反応せざるを得ない。 この言葉を聞いただけで 感情がざわめき 今まで心の奥底に 溜まっていた、 不平不満、愚痴の類を、 つい、べらべらと しゃべりだしてしまい、 強制的に すっきりさせられてしまう。 あるいは、 そのキーワードを聞いただけで 楽しい気分になり あなたに強烈な仲間意識を 抱いてしまう。 抱かざるを得ない。 コミュニケーションを取るうえで 言葉の性質を利用した ある種の魔法、言霊(ことだま) かもしれません。 これを覚えているだけで 圧倒的に 特定の女性と仲良くなれます。 催眠術のごとく 決して相手に意識させずに 彼女の心の奥底に忍びこみます。 その単語とは、 ・辞書には載っていない、  個人的な意味を持った単語 です。 女性との会話というのは この単語を探り出す作業です。 言葉には 「辞書的な意味」 のほかに 「思い出的な意味=個人的な意味」 があるのをご存じでしょうか? 例えば、男なんかで よくいるのは、 「ガンダム」 とか 「戦国武将」 とか、 「鉄道」 とか、 っていう言葉を聞いただけで ビクンッ!! と反応して テンションが上がってしまう人。 特定の漫画とか 特定のミュージシャンとか その人の青春の思い出なんかと 深い関係があったりすると その単語を聞いただけで 感情がざわついてしまいます。 (ちなみに、僕は 『ジョジョ』という単語に  めちゃくちゃ弱い) 女の子だと、 「ディズニー」 とか、 「ダイエット」 とか、 やっぱり女の子の 歩んできた時間 その女性の価値感によって つまり、相手の女性によって 違うんですが それぞれみんな、どうしても 心がザワついてしまう単語 冷静ではいられないフレーズが あるものです。 たとえば、 ディズニーに 興味が無い女性に対して、 「ディズニー」 という単語をぶつけても それは何の効果も発揮しないが ディズニーが けっこう好きな女性には そこそこのパワーを発揮する。 部屋がディズニーグッズで 埋め尽くされ ディズニーショップに 通い詰めている ような女性にとっては とてつもないパワーを発揮して その女性の感情を揺さぶる。 そして恋愛の会話とは 相手の女性が どの単語に感情を 揺さぶられるのかを 探り出す作業、と言えます。 そういう単語を、 その女性、その女性ごとに 3つか4つストックしておく。 すると、こちらの 意図したタイミングで 会話を盛り上げられます。 意図したタイミングで 会話を盛り上げられる と言う事は、 こちらの意図したタイミングで 女性のテンションを コントロールできる、 ということなんで、 非常に便利です。 デートの約束とか 次のお店への移動とか 自宅やホテルへ誘うとか そういうのの、 成功率を上げたければ、 女性のテンションが 上がっている時を狙えば 良いからです。 これが分かっていると 「12時30分が終電だから  そこから逆算して  11時30分になったら  この単語を切りだして・・・  感情のピークを  12時00分から  12時15分くらいに持ってくれば  移動距離とか精算とか含めて  終電を逃させることができるかな」 みたいな作戦が練れます。 ちなみに アダルト系の単語というのは かなり幅広く どの女性の感情も揺さぶるので 使いやすいといえば 使いやすいんですが、 でも、それしか知らないと 必ずどこかで行き詰ります。 エロ系の話でしか 女性のテンションを 高められないというのは 引き出しが少なすぎます。 そこで、今回 覚えておいて欲しいのが、 女性が口にした 『固有名詞』 特に、人の名前です。 もともと 『固有名詞』っていうのは 感情とか思い出が 乗りやすい単語で、 たとえば、あなたが 千葉県出身だったりして、 その場合、故郷に対して どのような感情を 抱いているにせよ、 「千葉県」 という単語を聞いたら、 よかれ、あしかれ 何かしらの感情が 湧きあがってくるはずです。 だから、営業マンなんかは よく、相手の故郷の話をします。 いぜん僕が ときどき行っていた、 バーのマスターは、 日本の地図の、細かな地名が 全部頭に入っていて、 どんなお客さんとも 恐ろしく詳細な 地元トークが 出来てしまう人でした。 だから皆 一発で心を掴まれます。 「え~、なんで私の地元の    そんな場所の名前まで  知ってるの~っ!!」 って。 別に同郷でもなんでもない。 ただ、その地名を知っている というだけで、 なぜか物凄い親しみを 感じてしまう。 『固有名詞』全般 このように、 相手の感情を揺さぶる キーワードになりやすいんですが その中でも特に強いのは、 実は、 ・人の名前 だったりします。 それも、有名人よりも その女性にとって身近な人。 その女性の感情を 揺さぶるくらいに身近な存在。 特にパワーを持っているのは、 ・その女性が大嫌いな人間の名前 ・その女性が大好きな人間の名前 ・すっごい好きなペットの名前 なんかは典型的です。 これを、女性との会話に どうやって応用すれば良いのか? 例えば、女性が 嫌なことがあったとか 知り合いや 上司の愚痴を言おうとした時 ・必ず、その人物の名前を聞くこと です。 「そいつがさぁ」 って話はじめたら、 「うわ~、ひどいね、そいつ。  ちなみに、  そいつの名前なんていうの?」 「ゆか」 「へー。『ゆか』って、ヤバいね。  キツイな~、そいつ」 とか言っとく。 で、また別の機会に 「そういえばさ、あの後  『ゆか』とは  どうなったの?」 って切りだす。 この、『ゆか』って キーワードによって、 その女性の感情は いっきに揺れ動き、 『ゆか』の話をしてたときと 同じように心を開いて、 また色々と愚痴を言いはじめる。 ところが これが不思議なもので、 「そういえばさ、あの後  『ゆか』とは  どうなったの?」 ではなく、 「そういえばさ、あの、  前いってた知り合いの  何ていったっけ、  ほら、あの子とはどうなったの」 って切りだしてしまうと、 まったく同じ話題を ふっているにも関わらず、 盛り上がり方が全然 足りなくなることが、あります。 「え? どの子だっけ??」 「ほら、前○○○をしてきて  ムカついたって言ってた」 「あ~、あの子。別に、普通だよ」 って。 こういうの、 心理学だかNLPだかでは フックとか言うのかな?? 専門用語は分からないんですが、 事実として、 こういう現象が起きます。 当然、ここは、相手が 『ゆか』と表現したなら こちらも 『ゆか』 と表現するのがベストです。 間違っても、 『ゆかさん』 とか 『ゆかちゃん』 とは言わない。 相手の表現に ぴったり合わせることで より強い共感が生まれます。 上記は悪口とか愚痴を例に 誰かをやり玉にあげる手法ですが、 逆に、その女性にとって すっごく大切な友達とか ペットでも同様の現象が 引き起こせます。 もっとも、悪口や愚痴の方が 瞬間風速は強いんで 短期間で口説く戦略に 向いていますが。 相沢蓮也  

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