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マインドセット

  • ゆっくりと幻滅してください

    相沢です。 「大人の男性が好き」 「年上の男性が好き」 という女性がいます。 もちろん、これは、 男性の、実際の年齢の話をして いるわけではなくて、 本質的には、 ・男として成熟していること を示しています。 もちろん、人間ですので、 歳を取ればとるほどに、 『成熟』してゆく可能性は 高いわけですが、 こと恋愛に限って言うならば、 『未熟なまま』の男性も多いです。   ・ガキみたいなオッサン   多いです。。。   そして女性は、こういう時、 わりと正直に、はっきりと 「ガキっぽい」 「ガキみたい」 「子どもみたい」 といった言葉で、相手の男性を 評価して、「げんなり」します。 さて。 ところで、恋愛というステージ のなかで、 成熟するとは、 どういうことなのでしょうか? 未熟って何でしょうか? どうしたら「大人の男性」で、 どうしたら「ガキ」なんでしょうか? 今日はそういうお話です。   これを理解するために、 一度、恋愛の話から離れてみましょう。   『成熟』とは、子どもが大人になることです。   子どもが大人になるとは、 周囲の人間に対して、 社会に対して、 そして自分に対して、   ・ゆっくりと幻滅すること   そして、 ・その幻滅を受け入れること   です。   例えば、生まれたばかりの 赤ちゃんというのは、 自分の親のことを、 ・完璧な存在 だと思っています。 自分の要求は何でも受け入れて くれるし、 自分が何をしても、すべてを 許して受け入れてくれる。 自分の目指すべき理想であり、 自分が帰るべきユートピア。   ま、実態はともかく、 原則として、ですよ? そうして、赤ん坊から、 幼稚園児になって、 小学生、中学生、高校生となり、 先生や先輩、友人と接することで、 さまざまな比較を覚えて、 知識をつけ、知恵をつけることで、 ゆっくりと、親に幻滅します。 生まれたばかりの赤ちゃんにとっては 目指すべき、理想であったはずの父親も、 実際は、気弱で、会社では上司や 取引先にペコペコしてたり、 家に帰ってみたら、酒を飲んで 一日中ゴロゴロしているだけ。 パチンコが趣味で、頭ははげあがり、 お腹がでっぷりと膨らんだ、 糖尿病寸前の、メタボ体質。 とか。 生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、 自分の全てをなげうって つくしてくれる存在であった母親も、 家では、ひとりでこっそりと 甘いケーキやチョコレートを ほうばっていて、 お金にルーズで、 たまにヒステリックだし、 自分の学歴コンプレックスを子どもに 押し付けまくりの教育ママであったり、 とか。 そんな感じですね。 完璧な人間というのは 実際にはいないわけですので、 子どもの成長とともに、 親というのは、必ず、 ・幻滅される ように出来ています。   子どもはそうやって、 ・完璧な人間はいない ということを理解して、 完璧ではない、父親や母親を 許し、受け入れ、 そのことがイコール、 完璧にはなれない自分も、 許し、受け入れることとなり、 自分と、自分の周りの人間の 不完全さを許し、受け入れる。 これが、1つの人間としての『成熟』 なわけです。 ところがこれ、 ・ゆっくりと という部分がけっこう重要で、 自分の父親や母親、 あるいは、先生や先輩、友達 なんでもいいんですけれども、 理想としていた相手に対して、 ・急激に幻滅する というのが危ないです。 急激だと、その幻滅を受け入れ きれないので、 だいたい、『成熟』ができなくなります。 ・『未成熟』なおっさん という、格好悪い生き物が 生まれてしまいます。 で、それらは実際にはどのような形 になって表れるかっていうとですね、   例えば、 他人に対してやたらとエラそうで、 自分が『理想』とする相手以外を 極端に見下すひと とか。 たまにいますよね。 アルバイトの店員さんとかに対しては やたらと尊大で、上から目線なのに、 自分が崇拝(尊敬を通り越して崇拝) している相手には、 びっくりするくらい愛そうが良くて 従順であったりとか。 イケてるやつ。 イケてないやつ。 みたいな基準で他人を差別して、 「オレはイケてるから。イケてる集団 に所属していて、イケてるやつとだけ 付き合っている」 で、男でも女でも、「イケてないやつ」を 冷ややかに見下している とか。 こういう種類の、 ・偏った強い理想を基準に、他人を差別する という、まあ、感じの悪いひと、ですね。   で、こういうのが恋愛に対して どのように現れるのかっていうと、 ・強すぎる美女コンプレックス とか。 つまり、外見で女性を差別して、 可愛い女性を相手にするときと、 そうでない女性を相手にするとき とでは、 まるで態度が違っていたりとか。 多いですよね(笑) 普段は「ブス。ババぁ」っていって 周囲の女性を見下していながら、 ちょっと可愛い女性が表れると、 ガチガチに緊張して、まともに 会話もできなくなる。 とか。 あと、女性を理想化、神聖化して しまう男性。 アニメに出てくるヒロインや テレビのアイドルこそが、 『女性』だと思っているようなタイプ。 現実の女性に対して、 少年誌のヒロインを求めてしまう ような男。 みなさん、女性に対して、 ・ゆっくりと幻滅 してこなかったから、こうやって こじらせるんです。 あえて、悪意のある表現をしますと、 ・すっげー童貞臭い ですよね。 この点、お姉ちゃんや妹がいると けっこう有利で、 お姉ちゃんや妹を通して、 同年代の女性に対して幻滅できるんで、 ちゃんと『成熟』できる可能性は上がります。 が、まあ、そうでなくても、 女=自分の母親と変わらない と思っておけば良いし、 母親がいないなら、 女=事務のおばちゃんと同じ とでも思っておいて、 まず間違いありません。 若くて超美人、超可愛い女性 であっても。 中身は、その辺のおばちゃんと たいして変わりません ここまでは、 理想像的な側面のお話でして、 それとはまた別の側面、 どんな自分でも受け入れてくれる、 的な側面で言いますと、 ここが『成熟』していない人は、 他人に対して極端に、人見知り になったり、 極端に警戒心が強くて、 心を開かない人になったりします。 で、こういう人が恋愛というステージで どんなことをやらかすのかというと、 「あれ、このひと好きかも?」 って思って、その思いを募らせた結果、 ガツンっ!! と急激に距離を詰めて、相手の女性に 乗っかろうとします。 女性からすると、 まったく異性として意識していなかった ただの知人・友人から、急激に、 「お願いします! 僕と付き合ってください! そして僕の全てを受け入れてくださいっ!!」 的な感じですね。 距離感がおかしい感じ。 あれ、その前にもっと踏むべき ステップ、段階があるよね?? というか、なんで私?? いきなりすぎて、まったく 受け入れられないんだけど… とか。 女性からすると、今まで心の扉を 閉じていた男性が、 急に自分をターゲットにして、 心の扉を「バタンッ!」って 全開で開いてきて、 びっくりして断ったら、 また急に「バタンッ!」って閉じた。 一方的に、急激に、 「バタンッ!」×2 はて。 あのひとは何だったのだろうか… と。 他にも、 彼女に対して、自分の主張を 何でもかんでも、受け入れて もらって当然だと思っている男性。 女性からすると、 「私は、あなたのお母さんじゃないのよ!」 っていうやつ。 これなんかも、いかにも ガキっぽいですよね。 ・・・ まあ、他にも色々とパターンは あるのですが、 今、すぐに思いついたものを 具体例としてあげてみました。   ・・・ さて。色々言いましたが、 テーマは『成熟』です。 恋愛の相談を受けていると、 「理想の女性」 みたいな言葉を口にする 男性と、ときどき出会います。 僕はこの言葉を聞くと、 いつも少しだけ不安になります。 別に妥協しろとは言いませんし、 気に入らない女性と無理に 付き合えとは言いません。 が、一方で、 「この男性は、ちゃんと女という 生き物に対して、 『ゆっくりと』幻滅してこれたのかな…」 「成熟した恋愛観を持って、 理想のパートナーを探せているのだろうか… もしかすると、一部の外見の良い女性だけを 神聖化していて、 そのあこがれだけで、恋愛に取り組んで いるのではないだろうか…」 と。 何度も言いますが、 こういうのは、 『ゆっくりと』幻滅することが重要です。 『急激』だと、こじれます。   なので、100人切り、1000人切り とかいって、やたらと女を とっかえひっかえしている男性も、 女性経験がゼロの男性と同じくらいに、 こじれていたりします。   一人の女性と、長い時間をかけて 真剣に向き合って、 少しずつ、女性という生き物に 『幻滅』してゆく。 そうやって、 ドラマや漫画とは違う、 アニメやアイドルとは違う、 ・本物の恋愛 ・本当の男と女 というものを、理解し、受け入れて いくものです。 『成熟』した、大人の男性を 目指してください。 相沢蓮也

  • やりたいことは、ありますか?

    相沢です。 「どうしたら、自分自身の価値を 生涯上げていくことができるのでしょうか。 どうやって、自分を磨いていけば 良いのでしょうか。 自分のやりたいことを見つけるには、 どうすれば良いでしょうか」 という質問をもらいました。   自分の価値に自信が持てない。 という男性は多いです。 ところで、『価値』って なんでしょうか? っていう、そもそも論から 始めてみますと、 今回の質問には、 とても興味深いフレーズが 含まれています。 それが、 「自分のやりたいこと」 です。 自分の価値に自信が持てない 男性がよく口にするフレーズの 第1位です。 「自分のやりたいことが分からない」   ちなみに第2位は、 「自分は○○をやらなければならない」 で、第3位くらいが、 「何者かになりたいし、何かを成し遂げたい けれども、それが何なのかが分からない」 とかかな。   一方で、あなたがもし、 自分の『価値』というものを 磨き上げていきたいのであれば、   「自分には、○○が出来ます」 という言葉を使った方が 良いでしょう。   つまり、 ・自分がやりたいこと や ・自分がやるべきこと ・自分がなりたいもの について考えるのではなくて、 ・誰かのために自分に出来ること について考えるんです。   もちろん、恋愛も同じです。   だいたい、自分の価値に自信が 持てない男性ほど、 自分が、あの女と付き合いたい 自分が、あの女とやりたい。 そのためには、何をやらなければ ならないのか? という発想が根強いです。   ところがここには、   その女性のために、 自分には何ができるのか? その女性は、本当は 何をして欲しいのか? という発想が抜けているんですよ。 そうすると、 自分がやりたい ↑ 女性に対してその気持ちを 一方的に押し付ける   女性とせっ○スするためには 何をやらなければならないのか? ↑ 恋愛マニュアルとかを読んで、 「そうか! 上から目線で 強気でボディタッチすればいいんだ!」 と、自分のキャラクターから大きく 外れたことをやろうとして、 でも、実際は出来もしないことを やろうとしているので、 マニュアル=やらなければならないこと の通りにやろうとしたいけれども 「行動」ができません。 しまいには、 「恋愛マスターになりたいです!」 とか、間抜けすぎて逆に笑えません… … で、ここには決定的に 欠けているものがあって、 まあ、ここまで書けばもう 言うまでもないかもしれませんが、 口説くべきはずの 「目の前の女性」 が、すっぽりと抜け落ちています。 「私が」やりたい。 「私は」やらなければならない。 「私は」なりたい。 あれ? 「その女性は」何をして欲しいの? 「相手は」何を望んでいるの? そのために、 「あなたには」、何ができるの?   『価値』とはそういうことです。 「私が」から『価値』は生まれません。 『価値』とは、 何かを欲している人間と、 何かを与える人間の、 2人がいて、はじめて生まれます。 例えば、あなたは今、この メールマガジンを読んで くれていますでしょ。 で、何年もの間、長く読んでくれて いる人ほど、 「相沢蓮也」という男に『価値』を 感じているはずなんですね。 『価値』を感じているからこそ、 こうして、僕のメールマガジンを 読んでます。 ところがこれ、 ちょっと難しい話をしますが、 僕ひとりでは、成り立たないんですよ。 僕ひとりからは、『価値』は生まれません。 恋愛について、もっと知りたい と欲望する、あなたがいて、 その欲望に答える、僕がいて。 欲するあなたと、提供する僕。 この需要と供給が同時に存在する からこそ、 はじめて僕に、『価値』が 生まれます。 ですので、『価値』が生まれたり 高まったりするには、 誰かの、第三者の、そしてそれが 恋愛であれば女性の、 欲望が必要だし、 需要が必要だし、 欲しがっている「何か」が必要です。 だから、『価値』の高い男 っていうのは、 けっして、 自分が「やりたい事」をやっている男 でもなければ、 自分が「やらなければならない事」を やっている男でもありません。 相手が、女性が、他人が、本当に 欲しがっているものを、与えている 男なんです。 ですので、 とりあえず、あなた自身のことは 置いておいて、 目の前の他人、 目の前の女性は、 本当は何を望んでいるのか? 相手が、望んでいるものを見つけて、 相手が、望んでいるものを与える。 ここが分かっていれば、 例えば、 「女性へのLINEの返信スピードは どのくらいがベストなんですか?」 という質問も、生まれるはずが ありません。 この質問は、 「○○をやらなければならない」 という発想から生まれていますでしょ。 そうではなくて、 すぐに返信して欲しいと 思っている女性に対しては、 すぐに返信すれば良いし、 あなたとは、1日1回で充分だと 思っている女性には、 1日1回で充分です。 でもそれは、意外と分かりづらい ものですので、 実際には女性の言葉とか行動から、 その女性はどんな女性なのかを、 『推理』してゆく必要があります。 でも、経験不足のうちは、 思うような『推理』ができない。 じゃあ、相沢に聞いてみよう。 という感じですね。 なので、僕に対する質問も、 過去のその女性とのLINEの やり取りの履歴であったり、 その女性との出会いから 今までの関係性をなるべく詳しく 僕に伝えながら、 つまり、そういう『推理』の材料を しっかりとそろえたうえで、 「この女性にたいするLINEは どのくらいの頻度がベストだと思いますか?」 って相談する、 という発想に切り替わるはずなんですね。 『価値』とは何か? という本質が分かっているならば。 そうそう。 質問の仕方でね、だいたい 分かっちゃうんですよ。 相談者さんがどういうレベルの人かが。 ついでですので、 若い人たちに説教します。 僕は、若い人には、本当は 「やりたいこと」ってのは 無いと思ってます。 あれは、現実がつまらないと 感じている人が、 自分の人生に言い訳しているんです。 それか、メディアや学校教育の洗脳です。 あと、そもそも、社会=誰か=他人は、 「やりたいこと」 をやらせてはくれないし、 求めてはくれません。 あなたがどんなに歌手に なりたかったとしても、 才能がなければ、 社会=誰か=他人が、あなたの 歌を欲しなければ、 あなたは歌手にはなれないんです。 社会=誰か=他人が求めるのは、 あなたが、 「何がやりたいか?」 じゃなくて、 「何ができるか?」 です。 学校では教えてくれないのです けれどもね。 本当はね。 そうなんですよ。 社会=誰か=他人のために、 自分には何ができるのか? そうやって、自分に出来ることについて 真面目に取り組んでいるうちに、 その人は、その分野に詳しくなり、 人より秀でます。 詳しくなり、秀でるようになると、 その時はじめて、 社会=他人は、 「やりたいこと」 をやらせてくれるし、 メディアの扇動とかではなくて、 自分の内側から湧きあがる、 本物の「やりたいこと」 っていうのは、そういう 磨き上げた、プロフェッショナルの 領域に行って、はじめて分かるものです。 で、そういう生き方が、 つまり、自分に出来ることを せいいっぱい提供し続けることが、 誰かに『価値』を全力で 与え続けることが、 ますます、社会=他人から求められる あなたを作り上げ、磨き上げ、 あなたの『価値』を高め続けて くれるんです。   なので、スタートは、 やりたいことを探すのではなく、 自分が出来ることで、社会=誰か=他人 に精一杯貢献しながら、 その分野の一流を目指してみてください。 そうやって、本当のやりたいことって やっと分かってくるんだと思います。 「やりたいこと」を語れるのは 40過ぎてからです。 相沢蓮也

  • 自分に自信が持てないならば、

    相沢です。 本当にレベルの高い女性を 手に入れたいならば、 小手先の知識やテクニック を勉強するのではなくて、 あなた自身のレベルを 上げるしかありません。 ところで、レベルって なんだろうか…? っていうと、 その答は、 あなたの外見とか雰囲気とか、 社会的ステータスとか、 会話のうまさとか、 そういうのではなくて、 ・安定した自信 なんだと思います。 そして、 外見や雰囲気が良いとか、 社会的ステータスが高いとか、 会話が上手いとか、 そういう理由で、 『安定した自信』が身につく というのも、あるとは思いますが、   それ以上に、 『安定した自信』があるから、 そういったものが、後から 付いてくるんだと思います。 もちろん、お金も、イイ女も。 後から付いてきます。 じゃあ、どうやったら 安定した自信が身に付くんだろう… って考えてみたのですが、 コンサルタントとして、 非常にたくさんの相談を 受けているうちに、 自信がある人と、 自信が無い人との間にある、 ある、決定的な違いに 気が付きました。   その違いとは、 『理想』に対する考え方の違い です。 今から書き出してみますので、 じっくりと、あなた自身を 振り返ってみてください。   まず、『自信が無い人』の 特徴から。   特徴1: 「自分はこうでなければならない」 という考え方をする。 ねばならない、という思いこみと執着。 特徴2: 「その理想さえ手に入れば、 すべてが上手くいく」 と考える 特徴3: 「ゼロか100か。全か無か。 オール・オア・ナッシング。 完璧でなければ意味はない」 と考える 特徴4: 理想通りにいかないと、激しい 自己嫌悪におちいる。 そして、なかなか立ち直れない。 ・・・ 次は、『自信がある人』の特徴。 特徴1: 「自分はこうありたい(希望)」 という考え方をする 特徴2: 理想が手に入ることを理想化しない。 「手に入ったら嬉しいけれども、 それで全てが解決はしないよね」 と考える 特徴3: 理想の一部でも達成できれば それなりに納得できる 特徴4: 理想通りにいかなくても、 「私には能力がなかった」 とは考えずに、 「この点とこの点がいけなかった」 と、悪かったところを限定し、 反省したら気持ちを切り替えられる ・・・   どうでしたか? 自信があるとか無いとかいう 言い方をしてしまいましたが、 実際は程度の問題ですので、 完全にどちらかってことも 少ないとは思いますが。 ひとつ、面白いのが、 こういう質問をしたときに、 意外と、 例えばイケメンや金持ちや エラい人が 自信がある側で、 そうでない人たちが 自信が無い側であるとは 限らないんです。   自信って、主観の問題ですので。   本人が心の中に抱いている 理想的な自分と、 本人が現時点で抱いている 現実の自分とのギャップとか、 あと、他人から何と言われ ようとも、 本人が価値を感じている分野で 本人が納得しているか、 ですので。 例えば、なんらかの事情で、 本人はめちゃくちゃ 金持ちであったとしても、 実はその人は、漫画家になりたい と心の底から思っていて、 でも、絵も下手だし考える 物語もつまらなくて、 誰からも認めてもらえなければ、 自信は育てられませんし、 すっごいイケメンで、 よく女の子の方からアプローチ されていても、 自分が好きになった女性からは いつも振り向いてもらえなければ、 自信は消えていく一方です。 オレの価値は、顔だけなのか… って。 … … この特徴は、恋愛観にも そのまま反映されるようで、 自分に自信が持てない男性ほど、 特徴1: 「自分には、あの女でなければならない」 という考え方をする。 ねばならない、という思いこみと執着。 特徴2: 「あの女さえ手に入れば、 すべてが上手くいく」 と考える 特徴3: 「ゼロか100か。全か無か。 オール・オア・ナッシング。 完璧な恋愛でなければ意味はない」 と考える 特徴4: 理想通りに恋愛が進まないと 激しい自己嫌悪におちいる。 そして、なかなか立ち直れない。 という傾向がありますし、 自分に自信がある男性ほど、 この逆でいられます。 …   最近、 「自信=魅力だということは 分かっています。 でも、どうすれば自信を身に つけることができるんですか?」 という質問をよくされるのですが、 まずは、この辺の考えかたから 自分を見つめなおしてみては いかがでしょうか。   人間は、不老不死ではありません。 時間は有限です。 若さは、あっという間に過ぎ去ります。 「手に入らないこと」 よりも、 「立ち止まっていること」 を恐れてください。 相沢蓮也

  • 努力はむくわれるのか?

    相沢です。 ずいぶん沢山の『モテる男』 に会って来ましたが、 今まで僕が出あってきた中でも 最高に凄いやつを、 一人だけあげるとすると、 僕の浪人時代の友達である、 N君です。 彼は、とにかく笑顔が素敵で、 男でも女でも、 片っ端から、すぐに 仲良くなってしまうのですが、 彼が高校時代の夏休みに、 一人旅をした時に、 たまたま旅先で出会った、 大学生のお姉さんと仲良くなって、 そのお姉さんの家に 転がり込んで、 そしたら、お姉さんの友達が 他に4人集まってきて、 高校生のN君ひとりと、 女子大生のお姉さん5人で 飲み会が始まって、 朝、気が付いたらみんな 素っ裸だったそうです(笑) 6P(???)(笑) N君には、この手のエピソードが 他にいくらでもあって、 不思議と、それを当たり前の ようにやれてしまう、 ある種のオーラがありました。 いつもニコニコしていて、 当時の僕は、 『ニヤニヤ』と『ニコニコ』の 違いを理解するセンスも頭も無く、 N君に対して、 「そんなふうに、いつも笑っていて、 ナメられない?」 っていう質問をしていました。 う~ん。 当時のオレ。なんてダメなんだ… ・・・ まあ、それはそれとして、 今日は、『努力』とか『才能』 についてのお話です。 そういえば、以前のメールマガジンで、 「昨日また、モデルの卵を落としました。 1回目のデートですが、何の問題もなく いつものように、ホテルへ直行です。 21歳ですが、ファッション誌にも出ていて、 はっきりいって、とてつもない美女です。 この子はこのまま芸能界デビューすると思います。 相沢さんのおかげで、すっかり、こういう 経験が当たり前になりました。 本当に、感謝しています。 しかし一方で、最近なんだか疲れました。 出会って、口説いて、やって。 毎回同じような流れ作業の繰り返しです。 私は面食いですので、スタイルも外見も イイ女しか狙いません。 なので充分に満足できるはずなのに、 ふと思い返せば、今まで抱いた女の 名前も顔も、思い出せません。 自分はいったい何をやっているのか? 何を目指しているのか? なんだか疲れました… 愚痴です。すみません。」   という人からの相談を 取り上げたところ、   「うらやましすぎて、 何がなんだか分かりません。 自分はビジネスでは、 それなりの成功をおさめました。 努力をすれば、たいていのものは 手に入れる自信があります。 しかし恋愛に関しては、 どんなにやっても、上手くなっている 実感が持てません。 同年代でも、結果を出している男は いくらでもいるというのに、 何がいけないのでしょうか…」 というメールをもらいました。 恋愛に限りませんが、 ・努力はむくわれるのか? というのは、あなたにとっても、 僕にとっても、 重要なテーマの1つであると 思います。 ちなみに、『努力』か『才能か』 というテーマについては、 オリンピックのメダリスト である、為末大さんが、 たしか、 『努力をすれば必ず報われる』 という考え方は、裏を返せば、 『結果が出ない人間は全員努力が足りない』 ということになってしまう。 それでは、あまりにも救いがない じゃないか、 みたいなお話をされていました。 さすが、世界で戦ってきた人が 言うと、重みが違いますよね。。。   なので、僕は、 「最後は才能だから、 あきらめるしかないよね」 というのは、1つの救いだとは 思っています。 僕も、N君なみにモテられる日が 自分にやってくるとは、 まったく思えません。 『才能』ってやっぱりあると 思います。   一方で、恋愛というのは、 世界でたった1人の女性をめぐって 100万人の男が競争を繰り広げる、 とか、そういうのでは ありませんので、 そこまで飛びぬけた『才能』は いらないと思っています。 ところが、焦りってありますよね? 特に今回メールをくれた男性 のように、 「同年代の男たちは次々と結果を 出しているのに、なぜ自分は…」 とか。 知人や友人たちと、 一緒にお酒を飲んだりすると、 誰かしら、モテ自慢なんかを 始めたりするものです。 「おれ、あいつとやったぜ(ドヤ顔)」 みたいなの。 男ってホントにアホですね^^; こういうのってキリがなくて、 誰かしらの、モテ自慢を見たり 聞いたりするたびに、 「あいつはあんなに、モテている。 おいしい思いをしている。 こんなに頑張っているのに、 どうしてオレは…」 という、ある種の泥沼といいますか、 無限ループにはまってしまう 男性というのが、けっこういます。 いつも、自分よりモテる、 自分よりモテていそうな、 自分より沢山せっ○スしている、 自分より沢山せっ○スしていそうな、 自分がうらやましいと 感じるような相手を 敏感に感じ取っては、 その人と、自分を比較して、 焦る、うらやむ、じれる、苦しむ、 という、無限のループです。 「あの女が欲しい」 というよりも、 「どの女でも、外見が良ければ なんでもいい。 そういう女たちをものにして、 自分が優れている男であることを 確認したい。 同僚、友人、知人たちに、自分の 凄さを認めさせたい」 という願望。 で、こういうメンタリティは ひとつ、致命的な欠点をかかえる こととなります。 それは、 他人と比較して、その上に 立ちたいというメンタルの 根底には、 ・他人に認められたい ・他人を認めさせたい という欲求があって、 それって、もっと俗っぽい 言いかたをすると、 ほめられたい、うらやましがられたい。 こういう種類の承認欲求 というのは、 劣等感の現れ方のひとつであって、 ※劣等感が強いほど承認欲求は高まり 他者のモノサシに依存してしまう それは、 男としての根源的な自信が 欠けている ということなんです。 根源的な自信の欠如 ありのままの自分を 肯定しきれない 弱さのひとつの形です。 で、こういうものを 抱えていると、 その、 「認められたい」 「認めさせたい」 という気持ちは、 必ず女の子にも向かいますし、 そういう自信の無さというのは、 女の子を口説いている、ある瞬間、 それも非常に重要な 場面で、ふっと表れて、 突然、あなたの足を引っ張ります。 本当は逆でないとダメなんです。 女の子から、 「認めて欲しい」 「認めさせたい」 と思われないと。 で、そういう女の子を 認めてあげないと。 よく、女の子との 上下関係の話をする ひとっているじゃないですか。 女の子の下になりたくない。 上でないと、口説けないって。 あれを思い出してみてください。   他人から、 ほめて欲しい人間。 認められたい人間。 と、 他人を、 ほめてあげる人間。 認めてあげる人間。 はたして、どちらが 『上』と言えるでしょうか? 恋愛だって同じです。 「認めて欲しい!」 「認めさせたい!」 じゃあダメなんですよ。 そっちは逆です。 褒めて欲しい側ではなくて、 褒めてあげる側に立たないと。 で、話を戻しますと、 どうしてもね、 劣等感を根っこにもった、 「他人がうらやましい」 というメンタリティは、 こんな感じで、 めぐりめぐって、 必ず、あなたの恋愛にも 陰から大きな影響を 及ぼすものです。 … 「理屈は分かります。相沢さん。 それでも、どうしても 他人と比べてしまいます。 何かを頑張るということは、 そういうことじゃあないでしょうか?」 そうですね… 頑張るためには基準が必要です。   なので今日から、 他人とではなく、 ・過去の自分 と比較してください。   僕は、弱点のかたまりです。 メールマガジンではエラそうな ことばかり言っていますが、 こういうのは、文章としての 完成品をお送りしているだけで、 現実の僕なんて、 ほんとに、その辺にいる、 しがない普通のオッサンです。 失敗ばかりしていますし、 それこそ、他人と比較しはじめたら、 負けてばかりです。 それでも。 僕が、唯一、絶対に負けないと 言い切れる相手がいて、 そいつが、 ・過去の自分 です。 僕は、3か月前の自分には 負ける気がしません。 半年前の自分なら楽勝です。 1年、2年前なんてもう お話になりません。 あなたはどうですか? よ~く振り返ってみてください。 「こんなことが出来るようになった」 「こんなものも手に入れた」 「あんなものまで分かるようになった」 「以前はこうだったけれども、 今ならこういうふうにやれる」 どんな小さなことでも かまいませんし、 むしろ、小さい方が良いです。 こういうのは、「小さいこと」 を具体的に、ちゃんと認識できた ほうが優れています。 劣等感の強いひとほど、 大ざっぱなんですよ。 ゼロか100か。 100以外は全部、無意味。 そういう価値観だと 永久にそのどろ沼からは 抜けられません。 小さく、沢山、 勝ってください。 過去の自分に。 昨日の自分に。 相沢蓮也

  • 落ち込んでしまう人へ

    相沢です。 「女の子にフラれたり、 メールの返信が無かったり、 ドタキャンされたり、 声をかけても無視されたり、 思うように会話が弾まなかったり、 そういう事があって落ち込んで しまったときに、 どうしても、その気分を引きずって しまい、立ち直れません。 どのように、気持を切り替えれば 良いのでしょうか?」 という質問をもらいました。 女の子を口説いていると、 誰にでも必ず、こういう事が 起こります。 失敗しない人間はいませんので。 そうして、ここで、 ズルズルと落ち込んでいる時間 というのは、まったくの無駄です。 生産性がありません。 あと、キツイ言い方になって しまうのですが、 恋愛で苦労する男性ほど、 ここで引きずります。 で、 「フラれたけれども、付き合いたい」 「メール無視されたけれども、 復活させたい」 「ドタキャンされたけれども、 なんとかデートしたい」 などなど。 どうしても、執着してしまうし、 落ち込んでしまうし、 そうやって、ダメになってしまった 特定の人のことを、アレコレと後悔 しながら、考え続けてしまいます。 一方で、 恋愛に苦労しない男性ほど、 ここで、立ち止まりません。 さっさと次に進みます。 「男として無し」判定をくらって しまった後に、その女性を落とす ためには、 「男として無し」判定をくらって いない女性を落とすのと比べると、 時間的にも、労力的にも、 100倍くらい、違うからです。 「無し」判定を受けると、 その後は、100倍大変です。 これ、大げさに言っていません。 リアルに、100倍違います。 100倍違うってことはですよ、 その100倍のエネルギーを、 別の女性に使えば、 100倍の成果が得られるし、 もっと言うと、 恋愛には、10倍ぶんくらい を使って、 他人よりも10倍の成果を得て、 残りの90倍ぶんの エネルギーを、 ビジネスとか、趣味とか 自分の人生を充実させる ために使えば、 特定の1人に100倍ぶんの エネルギーを使っている男性と 比較すると、 圧倒的に、得るものが多く、 結果的に、 身につける魅力の量も質も、 100倍ぶんくらい違って きてしまいます。   恋愛に苦労しないタイプの男性は 直観的に、その事を解かっていますので、 「ダメだこりゃ」 「失敗したわ」 って思ったら、非常にザックリと さっぱりと割り切って、 気持ちを切り替えます。 なので、どんどん、 先に進んでしまえるのです。   さて。 じゃあ、どうやって、 気持ちを切り替えれば 良いのでしょうか? どうして、そんなに簡単に 気持ちを切り替えられるもの なのでしょうか?   思うに、 「狙って手に入れる」 という事実に対する、 考え方の違いなんだと 思います。 そうして、 気持ちを切り替えられ無い人ほど、 人生の『幸』と『不幸』を コントロールしきれると どこかで考えており、 切り替えられる人ほど、 「狙って手に入れる」ものは 単なる『その時の快楽』でしかなく、 人生という大きな視点で 見たら、 はたして、その 「狙って手に入れたもの」 が、先々の未来まで含めたときに、 『幸』なのか『不幸』なのかは なんとも言えない、 どちらとも言えない、 という事を、直観的に 解かっているのだと 思います。 もう少し具体的にいうと、 例えば、 あなたが、A子という女性を 狙って落としたとします。 その瞬間は、とっても気持ちイイ と思うんですよ。 男として、色々なものが 満たされます。 でも、ほぼ確定なのは そこまでです。 A子との未来は、 もしかすると、あなたに 幸福な家庭と充足感を もたらすかもしれませんが、 逆に、 思わぬ借金とか、病気とか、 人間関係のゴタゴタやストレスを もたらす可能性だってあるんです。 A子と付き合えたことが、 あなたに『幸福』をもたらす 可能性もあれば、 『不幸』をもたらす可能性 だってあります。 そのどちらなのかは、 おそらく、あなたの人生が終わる、 その最後の瞬間まで分かりません。   次。 例えばあなたが、 B子という女性にフラれたとします。 その瞬間は、とっても苦しいと 思うんです。 自尊心は傷つけられ、 悔しさと情けなさでいっぱいです。 でも、ほぼ確定なのは そこまでです。   仮に、B子と付き合えていたとして、 その未来は、 もしかすると、あなたに 幸福な家庭と充足感を もたらしたかもしれませんが、 逆に、 思わぬ借金とか、病気とか、 人間関係のゴタゴタやストレスを もたらした可能性だって あるんです。 B子と付き合えていれば、あなたは 『幸福』を手に入れたかもしれない。 でも逆に、 B子にフラれたことで、 大きな『不幸』を避けられた可能性 だってある。 そのどちらなのかは、 おそらく、あなたの人生が終わる、 その最後の瞬間まで分かりません。 … 僕は昔、 ある女の子にフラれました。 めちゃくちゃ好きだったし、 世の中に、これ以上の女性は 存在しない、 「これが最後の恋だ」 って本気で信じていました。 でも、フラれました。 3日間、飯が食えなかったし、 毎日、息をしているだけで 苦しかったのを覚えています。 その、大好きだった女性は、 知り合いのイケメンに ヤリ捨てられました。 自分に対する情けなさと、 知り合いのイケメンに対する 憎しみとで、 胸が擦り切れていきました。 で、グレました(笑) 毎日、恋愛の勉強をして、 女の子を口説いて、口説いて 口説き続けて、 ヤって、ヤって、ヤって、 ヤって、ヤリまくって。 僕の日常は、 新しく出会った、知らない女性と せっ○スすることだけで 頭がいっぱいでした。 性依存症でした。 この時代が、今の僕の ベースになっています。 ですので、たぶん、 あの時、あの女性にフラれなければ、 今の僕は、存在しなかったと思います。 僕は、たぶん普通に、 サラリーマンとかやって、 まあ、それはそれで、 面白おかしく暮らしていたと 思います。 分からんけど… あの女性にフラれた、 今の人生と、 フラれなかったとしたら 歩んだであろう、「if」の人生。 どちらが幸せなのか? っていうと、 全くもって、解かりません。 人間では、それを知ることは 不可能です。 … 僕は、 塞翁が馬(さいおうがうま) という言葉が大好きなのですが、 どんなに狙って、 どんなに望んで、 欲しい結果を手にしてみたところで、 そこで確定するのは、 その場の快楽、 気持ちイイか、良くないか、 だけであって、 その先の、 人生という単位で考えれば、 その得たものが、 本当に、自分にとって、 『幸』なのか『不幸』なのか までは、解かりようが無い、 ってことです。 で、その場の快楽、 「気持ちイイ~!」 っていうのは、 極端な話、オ○ニーとかと 同じですから。 もちろん、そういう快楽を 求めて、人間は努力するものだし、 その在り方は、間違っては いないと思いますが、 でも、逆に言うと、それだけです。 得たいものを得る。 目標を達成する。 つまり、 狙った女性を落とす。 気持ちイイ。 でも、それで、あなたの人生の その後の全てが、 気持ち良くなるのか? っていうと、 それは、YESともNOとも 言えないもの。 なので、 得たいものを得るために、 最大限の努力をしたのであれば、 やるべき事に全力で 尽くしたのであれば、 狙ったものが、手に入ろうが、 入らなかろうが、 「まあ、それはそれだよね…」 って思います。 自分に都合よく解釈して、 「まだそれを手に入れて良い タイミングじゃあ無かったんだろう… まあ、しょーがねーよな」 とかでも良いと思います。   大半の人間は、 ・快楽の奴隷 です。 日々、快楽を求めて、 努力を続ける、 得たい結果を求める、 欲しい女を求める、 次は、何でオ○ニーしてやろうか… っていう。 それは、悪い事とは思いません。 でも、狙って得た、その快楽が、 あなたの人生全体にとって、 『幸』と出るか、 『不幸』と出るかは、 人間には、把握しきれない事 なのですから、 フラれようが、 メール無視されようが、 拒絶されようが、 あなたが、やるべき事を きっちりとやり、 全力で尽くしたのであれば、 そこはもう、諦めましょうよ。 というお話でした。。。 相沢蓮也

  • あの女さえ手に入れば…

    相沢です。 「恋愛において、自分は、女性に与えようと 思っていますが、 欲しいという気持ちもあります。 自分の中にある、満たされない気持ちを 隠したまま、自分を満たすために、与えようとする というのは、矛盾している気もします… 女の子とせっ○スすれば満たされるのか? それは違いましたよね?? 一体、何を追いかければ良いのでしょうか? 考えすぎでしょうか…」 というメールをもらいました。 … 「あの女さえ手に入れば…」 それで、『足りない』自分の人生が 満たされると思うな。 女性を口説きたければ、 『満たされている』自分が、 先に与えなければならない。 自分を満たすために女性を 求めても、 その「欲しがる」気持ちは 必ず足を引っ張る。 でも一方で、渇いている自分がいる。 自分を満たすために女性を 口説くのか? いや。それは違ったはず。 じゃあ、何のために、 女性を口説き、 何のためにせっ○スをするのか? … と、そういう問題です。 実は、この相談は昔から多いです。 僕は、こういうテーマも好き なんですが、 でも、一般的にはちょっと マニアックかな… と思って、今までは メールマガジンでは 扱ってきませんでした。 が、よくよく振り返ってみると、 もう何通も、この種の相談を もらっているので、 思い切って、今回は、 これについて書きます。 孤独とか虚無の問題です。 ところで、あなたは、 『カイジ』っていう漫画を ご存じですか? その漫画の中に、高層の ビルとビルの間にかけた 細い鉄骨の足場を スタートからゴール目指して、 みんなで一斉に渡るっていう、 死のゲームがあるんですよ。 ↓こんな感じ↓ http://www.goukon-go.com/kai1.jpg ちょっとでも足を踏み外せば、 数百メートルの闇に落ち、 飲み込まれ、死にます。 で、みんなバタバタと 落ちて死んでいって、 やがて主人公のカイジと数人 だけが残されます。 彼らが渡っている鉄骨っていうは、 1本1本が離れていて、基本的には、 お互いに助け合うことはできないし、 (同じ鉄骨を渡っている人間は むしろ足を引っ張ってきたりもする…) そういう意味では、 みんな孤独だし、それらの道=鉄骨は 絶対に交わらないんですけれども、 その、死と隣り合わせの圧倒的な 恐怖と不安のど真ん中で、 でもみんな、近くに、同じ境遇の仲間が いて、声を掛け合えるという、 たったそれだけの事に、 心が救われ、励まされる、 っていうシーンがあります。 僕は、そのシーンに妙に 納得しました。 なんか、そういうのに似ていると 僕は思います。 たぶん、男同士でも、男と女でも、 究極のところ、 人と人とは絶対に理解しあえないし、 実は、助け合うこともできないし、 与えあったり、満たしあったりってのも、 かなり幻想じゃないかなって思います。 本当に重要な、自分の心の問題と いうやつは、最後は自分にしか 解決できませんし、 自分の心を救えるのは自分だけです。 それぞれが歩いている、 人生っていう道って 本当は、一切交わっていない ような気がしてます。 みんな、それぞれの一本道を 歩いていて、 僕の道と、あなたの道の間には 深い闇しかなくて、 声を掛け合うことはできても、 直接的に、助け合うことはできません。 だから、人間は圧倒的に孤独だし、 その道は、いつ落ちるか分からないし、 渡り切っても、行った先は無なんで、 虚無だし。 なんだけど、でも、実は、 誰かがそばにいて、 ただ、境遇や環境を共有するだけで、 あるいは、 「その気持ち、分かるよ」 って言ってもらえるだけで、 どこか、心が救われてしまうような、 そんな性質が、人間には備わっている ように思えます。 なので、前提として、 求めたから、追いかけたから 得られるというよりは、 求めても、追いかけても、 実は何も得られないんだけど、 でも、近づくだけで、 ちょっとだけ心は救われるし、 実は、その『ほんの少し』が めちゃくちゃ有り難いこと なんじゃないだろうか、 その『ほんの少し』に 今まで僕は、どれほど多く、 救われてきたことか。 たとえ幻想であっても、 ほんの少しだけでも、 理解し合えたと思えるような 気持ちを味わえたという事実が、 どれほど、僕の支えに なっていることか。 もう、ただただ感謝感謝。 って思ってます。 だから僕は、今でも他人を 求め続けています。 前提を逆にしてみると 上手くいくかもしれません。 分かりあえる、1つになれる、 満たし合える、 が前提じゃあ無いんです。 それだと、求めた先との ズレがいちいち気になります。 近づいても、近づいても、 「なんで分かり合えないの?」 「どうして1つになれないの?」 「なぜ満たし合えないの?」 というストレスから 逃げられません。 逆です。 自分は、絶対的に孤独なんです。 分かり合えないし、1つにはなれない。 満たし合うことも不可能です。 そういう前提だからこそ、 少しでも分かり合えた気がした時、 少しでも1つになれたと感じた時、 少しでも満たし合えたと勘違いできた時、 そいつが、 たまらなく、温かいんです。 たぶん。 孤独とか虚無のお話でした。 相沢蓮也

  • 多重人格のお話

    相沢です。 今よりもモテたければ、 あなたは、変わらなければなりません。 「今よりもモテる」と「変わる」はイコールです。 ありのままの、今の自分のまま、 女性からの反応だけが急に良くなる、 急にモテはじめる、 なんて事は、ありえません。   一方で僕は、 「ありのままの自分を肯定してください」 と、よく言います。   自分の事が嫌いな人間に、 魅力なんてありません。 自分を嫌っているぶんだけ、 あなたの魅力は、落ちます。 なので、 「自分へのコンプレックスが強く、 自分が嫌いになる時があります」 「どうしても、自分が好きになれません」 っていう男性が、 まず一番最初にやらなければ ならないのは、 自分を認め、肯定すること、 です。 「おや? 矛盾してませんか? 相沢さん??」 いえ。 してません。 自分を変えようとする事と、 自分を肯定することは、 矛盾しません。 今日は、 いかにして、自分を認め、 肯定するのか? そして、変わるのか? というお話です。 ところで、 人間というのは、基本的には、 ・多重人格 だと思います。 僕の中にも、いくつもの 人格が存在します。   ・頑張り屋の自分 ・なまけ者の自分 ・フレンドリーな自分 ・人見知りな自分 ・冒険心あふれる自分 ・安定志向の自分 ・寂しがりやの自分 ・孤独を愛する自分 ・正義感あふれる自分 ・ずるい自分 … 20とか、30とか、 もしかすると、100とか あるかもしれません。 僕は、そういう様々な『自分』が 集まってできています。 彼らは(全ての僕は)、チームです。 チーム相沢です。 で、自信に満ち溢れていて、 自己肯定感の強い男性と、 自分の事が嫌いで、 自分を否定している男性とでは、 この、チームの運営のしかたが 違うんだと思います。   簡単に言えば、 自己肯定感が強い、自信に 満ちている男性のチームでは、   ・頑張り屋の自分 ・なまけ者の自分 ・フレンドリーな自分 ・人見知りな自分 ・冒険心あふれる自分 ・安定志向の自分 ・寂しがりやの自分 ・孤独を愛する自分 ・正義感あふれる自分 ・ずるい自分 の全員が、ちゃんとした 自尊心を持って、 共存できています。 仲の悪い人達は、たしかにいます。 「頑張り屋」と「怠け者」は よくケンカしますし、 「フレンドリー」は「人見知り」も 相性がよくありません。 「冒険心」と「臆病」だって 毎回、意見が食い違います。 他のメンバーも、みんなが皆、 言いたい放題、やりたい放題で、 なかなか、まとまりません。 でも、なんやかんやで、 ちゃんと共存しています。 全員が、それなりに 心地よく生活できています。 そういうチームであり、 集団なんです。 一方で、 自分の事が嫌いな男性の 中では何が起きているのか? っていうと、 まず、 メンバーの誰かが、 無視されたり、イジメを受けていたりします。 「頑張り屋」あたりが周囲を 言いくるめて、 「怠け者」を徹底的に非難してみたり、 「フレンドリー」あたりが、 「人見知り」に対して 毎日のようにダメだしを 行っていたり、 「冒険心」の「臆病」 に対するパワハラがひどかったりとか。 そうやって、 自分の中にある、沢山の人格、 特徴の、誰か一人を、 つまり、どれか一つを 毛嫌いする傾向にあるんです。   ・全員の存在が認められ、 全員が心地よくいられるチーム これが、自己肯定感が強く、 自信に満ち溢れている男性。   ・特定の誰かがイジめられていたり 激しく責め続けられているチーム これが、自己肯定感が弱く、 自分のことが嫌いだという男性。 それぞれの特徴です。   本来、 いらない性格、いらない人格、 いらないメンバー、 なんていません。 「頑張り屋」だけで運営される チームは、 たぶん、途中で倒れます。 疲れた自分に、休むことを許して くれるのが「怠け者」ですので。 「フレンドリー」しかいないチームは、 たぶん、誰とも特別にはなれません。 特別の結束感や連帯感を作りだして くれるのは、「人見知り」 だからです。 「冒険心」が強すぎたら、 いつか、大けがをして命を落とします。 自分の生命を守ろうとしてくれるのは いつだって、「臆病」です。 そうして、 これらのチームは、いつも ミッションに取り組んでいます。 その時々のミッションによって、 誰に活躍してもらうのかが 違うだけです。 よし。今日は、「頑張り屋」を 中心に、「フレンドリー」と 「冒険心」をメインにいこうか。 とか。 よし。今回は、「怠け者」を中心に、 「安定志向」と「理論派」を前衛にして、 後衛に「冒険心」と「臆病」の ダブルスタンダードで行ってみようか。 とか。 どの人格にも長所と短所があるので、 本来は、全部を肯定して、 その場、その場に応じて ベストなポジションを決めるのが 健全ですし、 それが、 ・自己肯定感が強い ・自信に満ち溢れている ってことです。 どのような性格の自分も 受け入れ、肯定している状態です。 で、こうやって、あらゆる 自分を肯定できているからこそ、 あらゆる種類のミッションに 立ち向かえます。 どれかだけが、 異様に信頼されていて、 どれかだけが、 異様に嫌われていたら、 偏ったミッションにしか 立ち向かえないでしょう。 ということは。 自己肯定感が強い、 自信に満ち溢れている人間ほど、 幅広いミッションをクリアして、 幅広い器と人間性を獲得でき=変わる ことができ、 自分を否定している、 自分のことが嫌いな人間ほど、 偏ったミッションに閉じこもってしまい、 いつまでたっても、狭い世界から ぬけだせない=変われない ことになります。 こうして、 ・あなたの世界 は作られます。   自信に満ちている人間にとって、 『変わる』とは、 全ての自分を、尊重しつつ、 それぞれの役割を大切にしながら、 全員で成長すること、 であり、 自分の事が嫌いな人間にとって 『変わる』とは、 自分の中の、特定の人格を 責め、イジメて、仲間外れにし、 消し去ろうとすること、 です。 そんなチームが、誰かから 好かれるはずも無い。   なので、あなた自身が もっともっと、生まれ変わるためにも、 まずは、 自分の中の、沢山の人格を 平等に愛してあげてください。 いらない子なんて、いませんよ。 相沢蓮也

  • ゆっくりと幻滅してください

    相沢です。 「大人の男性が好き」 「年上の男性が好き」 という女性がいます。 もちろん、これは、 男性の、実際の年齢の話をして いるわけではなくて、 本質的には、 ・男として成熟していること を示しています。 もちろん、人間ですので、 歳を取ればとるほどに、 『成熟』してゆく可能性は 高いわけですが、 こと恋愛に限って言うならば、 『未熟なまま』の男性も多いです。   ・ガキみたいなオッサン   多いです。。。   そして女性は、こういう時、 わりと正直に、はっきりと 「ガキっぽい」 「ガキみたい」 「子どもみたい」 といった言葉で、相手の男性を 評価して、「げんなり」します。 さて。 ところで、恋愛というステージ のなかで、 成熟するとは、 どういうことなのでしょうか? 未熟って何でしょうか? どうしたら「大人の男性」で、 どうしたら「ガキ」なんでしょうか? 今日はそういうお話です。   これを理解するために、 一度、恋愛の話から離れてみましょう。   『成熟』とは、子どもが大人になることです。   子どもが大人になるとは、 周囲の人間に対して、 社会に対して、 そして自分に対して、   ・ゆっくりと幻滅すること   そして、 ・その幻滅を受け入れること   です。   例えば、生まれたばかりの 赤ちゃんというのは、 自分の親のことを、 ・完璧な存在 だと思っています。 自分の要求は何でも受け入れて くれるし、 自分が何をしても、すべてを 許して受け入れてくれる。 自分の目指すべき理想であり、 自分が帰るべきユートピア。   ま、実態はともかく、 原則として、ですよ? そうして、赤ん坊から、 幼稚園児になって、 小学生、中学生、高校生となり、 先生や先輩、友人と接することで、 さまざまな比較を覚えて、 知識をつけ、知恵をつけることで、 ゆっくりと、親に幻滅します。 生まれたばかりの赤ちゃんにとっては 目指すべき、理想であったはずの父親も、 実際は、気弱で、会社では上司や 取引先にペコペコしてたり、 家に帰ってみたら、酒を飲んで 一日中ゴロゴロしているだけ。 パチンコが趣味で、頭ははげあがり、 お腹がでっぷりと膨らんだ、 糖尿病寸前の、メタボ体質。 とか。 生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、 自分の全てをなげうって つくしてくれる存在であった母親も、 家では、ひとりでこっそりと 甘いケーキやチョコレートを ほうばっていて、 お金にルーズで、 たまにヒステリックだし、 自分の学歴コンプレックスを子どもに 押し付けまくりの教育ママであったり、 とか。 そんな感じですね。 完璧な人間というのは 実際にはいないわけですので、 子どもの成長とともに、 親というのは、必ず、 ・幻滅される ように出来ています。   子どもはそうやって、 ・完璧な人間はいない ということを理解して、 完璧ではない、父親や母親を 許し、受け入れ、 そのことがイコール、 完璧にはなれない自分も、 許し、受け入れることとなり、 自分と、自分の周りの人間の 不完全さを許し、受け入れる。 これが、1つの人間としての『成熟』 なわけです。 ところがこれ、 ・ゆっくりと という部分がけっこう重要で、 自分の父親や母親、 あるいは、先生や先輩、友達 なんでもいいんですけれども、 理想としていた相手に対して、 ・急激に幻滅する というのが危ないです。 急激だと、その幻滅を受け入れ きれないので、 だいたい、『成熟』ができなくなります。 ・『未成熟』なおっさん という、格好悪い生き物が 生まれてしまいます。 で、それらは実際にはどのような形 になって表れるかっていうとですね、   例えば、 他人に対してやたらとエラそうで、 自分が『理想』とする相手以外を 極端に見下すひと とか。 たまにいますよね。 アルバイトの店員さんとかに対しては やたらと尊大で、上から目線なのに、 自分が崇拝(尊敬を通り越して崇拝) している相手には、 びっくりするくらい愛そうが良くて 従順であったりとか。 イケてるやつ。 イケてないやつ。 みたいな基準で他人を差別して、 「オレはイケてるから。イケてる集団 に所属していて、イケてるやつとだけ 付き合っている」 で、男でも女でも、「イケてないやつ」を 冷ややかに見下している とか。 こういう種類の、 ・偏った強い理想を基準に、他人を差別する という、まあ、感じの悪いひと、ですね。   で、こういうのが恋愛に対して どのように現れるのかっていうと、 ・強すぎる美女コンプレックス とか。 つまり、外見で女性を差別して、 可愛い女性を相手にするときと、 そうでない女性を相手にするとき とでは、 まるで態度が違っていたりとか。 多いですよね(笑) 普段は「ブス。ババぁ」っていって 周囲の女性を見下していながら、 ちょっと可愛い女性が表れると、 ガチガチに緊張して、まともに 会話もできなくなる。 とか。 あと、女性を理想化、神聖化して しまう男性。 アニメに出てくるヒロインや テレビのアイドルこそが、 『女性』だと思っているようなタイプ。 現実の女性に対して、 少年誌のヒロインを求めてしまう ような男。 みなさん、女性に対して、 ・ゆっくりと幻滅 してこなかったから、こうやって こじらせるんです。 あえて、悪意のある表現をしますと、 ・すっげー童貞臭い ですよね。 この点、お姉ちゃんや妹がいると けっこう有利で、 お姉ちゃんや妹を通して、 同年代の女性に対して幻滅できるんで、 ちゃんと『成熟』できる可能性は上がります。 が、まあ、そうでなくても、 女=自分の母親と変わらない と思っておけば良いし、 母親がいないなら、 女=事務のおばちゃんと同じ とでも思っておいて、 まず間違いありません。 若くて超美人、超可愛い女性 であっても。 中身は、その辺のおばちゃんと たいして変わりません ここまでは、 理想像的な側面のお話でして、 それとはまた別の側面、 どんな自分でも受け入れてくれる、 的な側面で言いますと、 ここが『成熟』していない人は、 他人に対して極端に、人見知り になったり、 極端に警戒心が強くて、 心を開かない人になったりします。 で、こういう人が恋愛というステージで どんなことをやらかすのかというと、 「あれ、このひと好きかも?」 って思って、その思いを募らせた結果、 ガツンっ!! と急激に距離を詰めて、相手の女性に 乗っかろうとします。 女性からすると、 まったく異性として意識していなかった ただの知人・友人から、急激に、 「お願いします! 僕と付き合ってください! そして僕の全てを受け入れてくださいっ!!」 的な感じですね。 距離感がおかしい感じ。 あれ、その前にもっと踏むべき ステップ、段階があるよね?? というか、なんで私?? いきなりすぎて、まったく 受け入れられないんだけど… とか。 女性からすると、今まで心の扉を 閉じていた男性が、 急に自分をターゲットにして、 心の扉を「バタンッ!」って 全開で開いてきて、 びっくりして断ったら、 また急に「バタンッ!」って閉じた。 一方的に、急激に、 「バタンッ!」×2 はて。 あのひとは何だったのだろうか… と。 他にも、 彼女に対して、自分の主張を 何でもかんでも、受け入れて もらって当然だと思っている男性。 女性からすると、 「私は、あなたのお母さんじゃないのよ!」 っていうやつ。 これなんかも、いかにも ガキっぽいですよね。 ・・・ まあ、他にも色々とパターンは あるのですが、 今、すぐに思いついたものを 具体例としてあげてみました。   ・・・ さて。色々言いましたが、 テーマは『成熟』です。 恋愛の相談を受けていると、 「理想の女性」 みたいな言葉を口にする 男性と、ときどき出会います。 僕はこの言葉を聞くと、 いつも少しだけ不安になります。 別に妥協しろとは言いませんし、 気に入らない女性と無理に 付き合えとは言いません。 が、一方で、 「この男性は、ちゃんと女という 生き物に対して、 『ゆっくりと』幻滅してこれたのかな…」 「成熟した恋愛観を持って、 理想のパートナーを探せているのだろうか… もしかすると、一部の外見の良い女性だけを 神聖化していて、 そのあこがれだけで、恋愛に取り組んで いるのではないだろうか…」 と。 何度も言いますが、 こういうのは、 『ゆっくりと』幻滅することが重要です。 『急激』だと、こじれます。   なので、100人切り、1000人切り とかいって、やたらと女を とっかえひっかえしている男性も、 女性経験がゼロの男性と同じくらいに、 こじれていたりします。   一人の女性と、長い時間をかけて 真剣に向き合って、 少しずつ、女性という生き物に 『幻滅』してゆく。 そうやって、 ドラマや漫画とは違う、 アニメやアイドルとは違う、 ・本物の恋愛 ・本当の男と女 というものを、理解し、受け入れて いくものです。 『成熟』した、大人の男性を 目指してください。 相沢蓮也

  • やりたいことは、ありますか?

    相沢です。 「どうしたら、自分自身の価値を 生涯上げていくことができるのでしょうか。 どうやって、自分を磨いていけば 良いのでしょうか。 自分のやりたいことを見つけるには、 どうすれば良いでしょうか」 という質問をもらいました。   自分の価値に自信が持てない。 という男性は多いです。 ところで、『価値』って なんでしょうか? っていう、そもそも論から 始めてみますと、 今回の質問には、 とても興味深いフレーズが 含まれています。 それが、 「自分のやりたいこと」 です。 自分の価値に自信が持てない 男性がよく口にするフレーズの 第1位です。 「自分のやりたいことが分からない」   ちなみに第2位は、 「自分は○○をやらなければならない」 で、第3位くらいが、 「何者かになりたいし、何かを成し遂げたい けれども、それが何なのかが分からない」 とかかな。   一方で、あなたがもし、 自分の『価値』というものを 磨き上げていきたいのであれば、   「自分には、○○が出来ます」 という言葉を使った方が 良いでしょう。   つまり、 ・自分がやりたいこと や ・自分がやるべきこと ・自分がなりたいもの について考えるのではなくて、 ・誰かのために自分に出来ること について考えるんです。   もちろん、恋愛も同じです。   だいたい、自分の価値に自信が 持てない男性ほど、 自分が、あの女と付き合いたい 自分が、あの女とやりたい。 そのためには、何をやらなければ ならないのか? という発想が根強いです。   ところがここには、   その女性のために、 自分には何ができるのか? その女性は、本当は 何をして欲しいのか? という発想が抜けているんですよ。 そうすると、 自分がやりたい ↑ 女性に対してその気持ちを 一方的に押し付ける   女性とせっ○スするためには 何をやらなければならないのか? ↑ 恋愛マニュアルとかを読んで、 「そうか! 上から目線で 強気でボディタッチすればいいんだ!」 と、自分のキャラクターから大きく 外れたことをやろうとして、 でも、実際は出来もしないことを やろうとしているので、 マニュアル=やらなければならないこと の通りにやろうとしたいけれども 「行動」ができません。 しまいには、 「恋愛マスターになりたいです!」 とか、間抜けすぎて逆に笑えません… … で、ここには決定的に 欠けているものがあって、 まあ、ここまで書けばもう 言うまでもないかもしれませんが、 口説くべきはずの 「目の前の女性」 が、すっぽりと抜け落ちています。 「私が」やりたい。 「私は」やらなければならない。 「私は」なりたい。 あれ? 「その女性は」何をして欲しいの? 「相手は」何を望んでいるの? そのために、 「あなたには」、何ができるの?   『価値』とはそういうことです。 「私が」から『価値』は生まれません。 『価値』とは、 何かを欲している人間と、 何かを与える人間の、 2人がいて、はじめて生まれます。 例えば、あなたは今、この メールマガジンを読んで くれていますでしょ。 で、何年もの間、長く読んでくれて いる人ほど、 「相沢蓮也」という男に『価値』を 感じているはずなんですね。 『価値』を感じているからこそ、 こうして、僕のメールマガジンを 読んでます。 ところがこれ、 ちょっと難しい話をしますが、 僕ひとりでは、成り立たないんですよ。 僕ひとりからは、『価値』は生まれません。 恋愛について、もっと知りたい と欲望する、あなたがいて、 その欲望に答える、僕がいて。 欲するあなたと、提供する僕。 この需要と供給が同時に存在する からこそ、 はじめて僕に、『価値』が 生まれます。 ですので、『価値』が生まれたり 高まったりするには、 誰かの、第三者の、そしてそれが 恋愛であれば女性の、 欲望が必要だし、 需要が必要だし、 欲しがっている「何か」が必要です。 だから、『価値』の高い男 っていうのは、 けっして、 自分が「やりたい事」をやっている男 でもなければ、 自分が「やらなければならない事」を やっている男でもありません。 相手が、女性が、他人が、本当に 欲しがっているものを、与えている 男なんです。 ですので、 とりあえず、あなた自身のことは 置いておいて、 目の前の他人、 目の前の女性は、 本当は何を望んでいるのか? 相手が、望んでいるものを見つけて、 相手が、望んでいるものを与える。 ここが分かっていれば、 例えば、 「女性へのLINEの返信スピードは どのくらいがベストなんですか?」 という質問も、生まれるはずが ありません。 この質問は、 「○○をやらなければならない」 という発想から生まれていますでしょ。 そうではなくて、 すぐに返信して欲しいと 思っている女性に対しては、 すぐに返信すれば良いし、 あなたとは、1日1回で充分だと 思っている女性には、 1日1回で充分です。 でもそれは、意外と分かりづらい ものですので、 実際には女性の言葉とか行動から、 その女性はどんな女性なのかを、 『推理』してゆく必要があります。 でも、経験不足のうちは、 思うような『推理』ができない。 じゃあ、相沢に聞いてみよう。 という感じですね。 なので、僕に対する質問も、 過去のその女性とのLINEの やり取りの履歴であったり、 その女性との出会いから 今までの関係性をなるべく詳しく 僕に伝えながら、 つまり、そういう『推理』の材料を しっかりとそろえたうえで、 「この女性にたいするLINEは どのくらいの頻度がベストだと思いますか?」 って相談する、 という発想に切り替わるはずなんですね。 『価値』とは何か? という本質が分かっているならば。 そうそう。 質問の仕方でね、だいたい 分かっちゃうんですよ。 相談者さんがどういうレベルの人かが。 ついでですので、 若い人たちに説教します。 僕は、若い人には、本当は 「やりたいこと」ってのは 無いと思ってます。 あれは、現実がつまらないと 感じている人が、 自分の人生に言い訳しているんです。 それか、メディアや学校教育の洗脳です。 あと、そもそも、社会=誰か=他人は、 「やりたいこと」 をやらせてはくれないし、 求めてはくれません。 あなたがどんなに歌手に なりたかったとしても、 才能がなければ、 社会=誰か=他人が、あなたの 歌を欲しなければ、 あなたは歌手にはなれないんです。 社会=誰か=他人が求めるのは、 あなたが、 「何がやりたいか?」 じゃなくて、 「何ができるか?」 です。 学校では教えてくれないのです けれどもね。 本当はね。 そうなんですよ。 社会=誰か=他人のために、 自分には何ができるのか? そうやって、自分に出来ることについて 真面目に取り組んでいるうちに、 その人は、その分野に詳しくなり、 人より秀でます。 詳しくなり、秀でるようになると、 その時はじめて、 社会=他人は、 「やりたいこと」 をやらせてくれるし、 メディアの扇動とかではなくて、 自分の内側から湧きあがる、 本物の「やりたいこと」 っていうのは、そういう 磨き上げた、プロフェッショナルの 領域に行って、はじめて分かるものです。 で、そういう生き方が、 つまり、自分に出来ることを せいいっぱい提供し続けることが、 誰かに『価値』を全力で 与え続けることが、 ますます、社会=他人から求められる あなたを作り上げ、磨き上げ、 あなたの『価値』を高め続けて くれるんです。   なので、スタートは、 やりたいことを探すのではなく、 自分が出来ることで、社会=誰か=他人 に精一杯貢献しながら、 その分野の一流を目指してみてください。 そうやって、本当のやりたいことって やっと分かってくるんだと思います。 「やりたいこと」を語れるのは 40過ぎてからです。 相沢蓮也

  • 自分に自信が持てないならば、

    相沢です。 本当にレベルの高い女性を 手に入れたいならば、 小手先の知識やテクニック を勉強するのではなくて、 あなた自身のレベルを 上げるしかありません。 ところで、レベルって なんだろうか…? っていうと、 その答は、 あなたの外見とか雰囲気とか、 社会的ステータスとか、 会話のうまさとか、 そういうのではなくて、 ・安定した自信 なんだと思います。 そして、 外見や雰囲気が良いとか、 社会的ステータスが高いとか、 会話が上手いとか、 そういう理由で、 『安定した自信』が身につく というのも、あるとは思いますが、   それ以上に、 『安定した自信』があるから、 そういったものが、後から 付いてくるんだと思います。 もちろん、お金も、イイ女も。 後から付いてきます。 じゃあ、どうやったら 安定した自信が身に付くんだろう… って考えてみたのですが、 コンサルタントとして、 非常にたくさんの相談を 受けているうちに、 自信がある人と、 自信が無い人との間にある、 ある、決定的な違いに 気が付きました。   その違いとは、 『理想』に対する考え方の違い です。 今から書き出してみますので、 じっくりと、あなた自身を 振り返ってみてください。   まず、『自信が無い人』の 特徴から。   特徴1: 「自分はこうでなければならない」 という考え方をする。 ねばならない、という思いこみと執着。 特徴2: 「その理想さえ手に入れば、 すべてが上手くいく」 と考える 特徴3: 「ゼロか100か。全か無か。 オール・オア・ナッシング。 完璧でなければ意味はない」 と考える 特徴4: 理想通りにいかないと、激しい 自己嫌悪におちいる。 そして、なかなか立ち直れない。 ・・・ 次は、『自信がある人』の特徴。 特徴1: 「自分はこうありたい(希望)」 という考え方をする 特徴2: 理想が手に入ることを理想化しない。 「手に入ったら嬉しいけれども、 それで全てが解決はしないよね」 と考える 特徴3: 理想の一部でも達成できれば それなりに納得できる 特徴4: 理想通りにいかなくても、 「私には能力がなかった」 とは考えずに、 「この点とこの点がいけなかった」 と、悪かったところを限定し、 反省したら気持ちを切り替えられる ・・・   どうでしたか? 自信があるとか無いとかいう 言い方をしてしまいましたが、 実際は程度の問題ですので、 完全にどちらかってことも 少ないとは思いますが。 ひとつ、面白いのが、 こういう質問をしたときに、 意外と、 例えばイケメンや金持ちや エラい人が 自信がある側で、 そうでない人たちが 自信が無い側であるとは 限らないんです。   自信って、主観の問題ですので。   本人が心の中に抱いている 理想的な自分と、 本人が現時点で抱いている 現実の自分とのギャップとか、 あと、他人から何と言われ ようとも、 本人が価値を感じている分野で 本人が納得しているか、 ですので。 例えば、なんらかの事情で、 本人はめちゃくちゃ 金持ちであったとしても、 実はその人は、漫画家になりたい と心の底から思っていて、 でも、絵も下手だし考える 物語もつまらなくて、 誰からも認めてもらえなければ、 自信は育てられませんし、 すっごいイケメンで、 よく女の子の方からアプローチ されていても、 自分が好きになった女性からは いつも振り向いてもらえなければ、 自信は消えていく一方です。 オレの価値は、顔だけなのか… って。 … … この特徴は、恋愛観にも そのまま反映されるようで、 自分に自信が持てない男性ほど、 特徴1: 「自分には、あの女でなければならない」 という考え方をする。 ねばならない、という思いこみと執着。 特徴2: 「あの女さえ手に入れば、 すべてが上手くいく」 と考える 特徴3: 「ゼロか100か。全か無か。 オール・オア・ナッシング。 完璧な恋愛でなければ意味はない」 と考える 特徴4: 理想通りに恋愛が進まないと 激しい自己嫌悪におちいる。 そして、なかなか立ち直れない。 という傾向がありますし、 自分に自信がある男性ほど、 この逆でいられます。 …   最近、 「自信=魅力だということは 分かっています。 でも、どうすれば自信を身に つけることができるんですか?」 という質問をよくされるのですが、 まずは、この辺の考えかたから 自分を見つめなおしてみては いかがでしょうか。   人間は、不老不死ではありません。 時間は有限です。 若さは、あっという間に過ぎ去ります。 「手に入らないこと」 よりも、 「立ち止まっていること」 を恐れてください。 相沢蓮也

  • 努力はむくわれるのか?

    相沢です。 ずいぶん沢山の『モテる男』 に会って来ましたが、 今まで僕が出あってきた中でも 最高に凄いやつを、 一人だけあげるとすると、 僕の浪人時代の友達である、 N君です。 彼は、とにかく笑顔が素敵で、 男でも女でも、 片っ端から、すぐに 仲良くなってしまうのですが、 彼が高校時代の夏休みに、 一人旅をした時に、 たまたま旅先で出会った、 大学生のお姉さんと仲良くなって、 そのお姉さんの家に 転がり込んで、 そしたら、お姉さんの友達が 他に4人集まってきて、 高校生のN君ひとりと、 女子大生のお姉さん5人で 飲み会が始まって、 朝、気が付いたらみんな 素っ裸だったそうです(笑) 6P(???)(笑) N君には、この手のエピソードが 他にいくらでもあって、 不思議と、それを当たり前の ようにやれてしまう、 ある種のオーラがありました。 いつもニコニコしていて、 当時の僕は、 『ニヤニヤ』と『ニコニコ』の 違いを理解するセンスも頭も無く、 N君に対して、 「そんなふうに、いつも笑っていて、 ナメられない?」 っていう質問をしていました。 う~ん。 当時のオレ。なんてダメなんだ… ・・・ まあ、それはそれとして、 今日は、『努力』とか『才能』 についてのお話です。 そういえば、以前のメールマガジンで、 「昨日また、モデルの卵を落としました。 1回目のデートですが、何の問題もなく いつものように、ホテルへ直行です。 21歳ですが、ファッション誌にも出ていて、 はっきりいって、とてつもない美女です。 この子はこのまま芸能界デビューすると思います。 相沢さんのおかげで、すっかり、こういう 経験が当たり前になりました。 本当に、感謝しています。 しかし一方で、最近なんだか疲れました。 出会って、口説いて、やって。 毎回同じような流れ作業の繰り返しです。 私は面食いですので、スタイルも外見も イイ女しか狙いません。 なので充分に満足できるはずなのに、 ふと思い返せば、今まで抱いた女の 名前も顔も、思い出せません。 自分はいったい何をやっているのか? 何を目指しているのか? なんだか疲れました… 愚痴です。すみません。」   という人からの相談を 取り上げたところ、   「うらやましすぎて、 何がなんだか分かりません。 自分はビジネスでは、 それなりの成功をおさめました。 努力をすれば、たいていのものは 手に入れる自信があります。 しかし恋愛に関しては、 どんなにやっても、上手くなっている 実感が持てません。 同年代でも、結果を出している男は いくらでもいるというのに、 何がいけないのでしょうか…」 というメールをもらいました。 恋愛に限りませんが、 ・努力はむくわれるのか? というのは、あなたにとっても、 僕にとっても、 重要なテーマの1つであると 思います。 ちなみに、『努力』か『才能か』 というテーマについては、 オリンピックのメダリスト である、為末大さんが、 たしか、 『努力をすれば必ず報われる』 という考え方は、裏を返せば、 『結果が出ない人間は全員努力が足りない』 ということになってしまう。 それでは、あまりにも救いがない じゃないか、 みたいなお話をされていました。 さすが、世界で戦ってきた人が 言うと、重みが違いますよね。。。   なので、僕は、 「最後は才能だから、 あきらめるしかないよね」 というのは、1つの救いだとは 思っています。 僕も、N君なみにモテられる日が 自分にやってくるとは、 まったく思えません。 『才能』ってやっぱりあると 思います。   一方で、恋愛というのは、 世界でたった1人の女性をめぐって 100万人の男が競争を繰り広げる、 とか、そういうのでは ありませんので、 そこまで飛びぬけた『才能』は いらないと思っています。 ところが、焦りってありますよね? 特に今回メールをくれた男性 のように、 「同年代の男たちは次々と結果を 出しているのに、なぜ自分は…」 とか。 知人や友人たちと、 一緒にお酒を飲んだりすると、 誰かしら、モテ自慢なんかを 始めたりするものです。 「おれ、あいつとやったぜ(ドヤ顔)」 みたいなの。 男ってホントにアホですね^^; こういうのってキリがなくて、 誰かしらの、モテ自慢を見たり 聞いたりするたびに、 「あいつはあんなに、モテている。 おいしい思いをしている。 こんなに頑張っているのに、 どうしてオレは…」 という、ある種の泥沼といいますか、 無限ループにはまってしまう 男性というのが、けっこういます。 いつも、自分よりモテる、 自分よりモテていそうな、 自分より沢山せっ○スしている、 自分より沢山せっ○スしていそうな、 自分がうらやましいと 感じるような相手を 敏感に感じ取っては、 その人と、自分を比較して、 焦る、うらやむ、じれる、苦しむ、 という、無限のループです。 「あの女が欲しい」 というよりも、 「どの女でも、外見が良ければ なんでもいい。 そういう女たちをものにして、 自分が優れている男であることを 確認したい。 同僚、友人、知人たちに、自分の 凄さを認めさせたい」 という願望。 で、こういうメンタリティは ひとつ、致命的な欠点をかかえる こととなります。 それは、 他人と比較して、その上に 立ちたいというメンタルの 根底には、 ・他人に認められたい ・他人を認めさせたい という欲求があって、 それって、もっと俗っぽい 言いかたをすると、 ほめられたい、うらやましがられたい。 こういう種類の承認欲求 というのは、 劣等感の現れ方のひとつであって、 ※劣等感が強いほど承認欲求は高まり 他者のモノサシに依存してしまう それは、 男としての根源的な自信が 欠けている ということなんです。 根源的な自信の欠如 ありのままの自分を 肯定しきれない 弱さのひとつの形です。 で、こういうものを 抱えていると、 その、 「認められたい」 「認めさせたい」 という気持ちは、 必ず女の子にも向かいますし、 そういう自信の無さというのは、 女の子を口説いている、ある瞬間、 それも非常に重要な 場面で、ふっと表れて、 突然、あなたの足を引っ張ります。 本当は逆でないとダメなんです。 女の子から、 「認めて欲しい」 「認めさせたい」 と思われないと。 で、そういう女の子を 認めてあげないと。 よく、女の子との 上下関係の話をする ひとっているじゃないですか。 女の子の下になりたくない。 上でないと、口説けないって。 あれを思い出してみてください。   他人から、 ほめて欲しい人間。 認められたい人間。 と、 他人を、 ほめてあげる人間。 認めてあげる人間。 はたして、どちらが 『上』と言えるでしょうか? 恋愛だって同じです。 「認めて欲しい!」 「認めさせたい!」 じゃあダメなんですよ。 そっちは逆です。 褒めて欲しい側ではなくて、 褒めてあげる側に立たないと。 で、話を戻しますと、 どうしてもね、 劣等感を根っこにもった、 「他人がうらやましい」 というメンタリティは、 こんな感じで、 めぐりめぐって、 必ず、あなたの恋愛にも 陰から大きな影響を 及ぼすものです。 … 「理屈は分かります。相沢さん。 それでも、どうしても 他人と比べてしまいます。 何かを頑張るということは、 そういうことじゃあないでしょうか?」 そうですね… 頑張るためには基準が必要です。   なので今日から、 他人とではなく、 ・過去の自分 と比較してください。   僕は、弱点のかたまりです。 メールマガジンではエラそうな ことばかり言っていますが、 こういうのは、文章としての 完成品をお送りしているだけで、 現実の僕なんて、 ほんとに、その辺にいる、 しがない普通のオッサンです。 失敗ばかりしていますし、 それこそ、他人と比較しはじめたら、 負けてばかりです。 それでも。 僕が、唯一、絶対に負けないと 言い切れる相手がいて、 そいつが、 ・過去の自分 です。 僕は、3か月前の自分には 負ける気がしません。 半年前の自分なら楽勝です。 1年、2年前なんてもう お話になりません。 あなたはどうですか? よ~く振り返ってみてください。 「こんなことが出来るようになった」 「こんなものも手に入れた」 「あんなものまで分かるようになった」 「以前はこうだったけれども、 今ならこういうふうにやれる」 どんな小さなことでも かまいませんし、 むしろ、小さい方が良いです。 こういうのは、「小さいこと」 を具体的に、ちゃんと認識できた ほうが優れています。 劣等感の強いひとほど、 大ざっぱなんですよ。 ゼロか100か。 100以外は全部、無意味。 そういう価値観だと 永久にそのどろ沼からは 抜けられません。 小さく、沢山、 勝ってください。 過去の自分に。 昨日の自分に。 相沢蓮也

  • 落ち込んでしまう人へ

    相沢です。 「女の子にフラれたり、 メールの返信が無かったり、 ドタキャンされたり、 声をかけても無視されたり、 思うように会話が弾まなかったり、 そういう事があって落ち込んで しまったときに、 どうしても、その気分を引きずって しまい、立ち直れません。 どのように、気持を切り替えれば 良いのでしょうか?」 という質問をもらいました。 女の子を口説いていると、 誰にでも必ず、こういう事が 起こります。 失敗しない人間はいませんので。 そうして、ここで、 ズルズルと落ち込んでいる時間 というのは、まったくの無駄です。 生産性がありません。 あと、キツイ言い方になって しまうのですが、 恋愛で苦労する男性ほど、 ここで引きずります。 で、 「フラれたけれども、付き合いたい」 「メール無視されたけれども、 復活させたい」 「ドタキャンされたけれども、 なんとかデートしたい」 などなど。 どうしても、執着してしまうし、 落ち込んでしまうし、 そうやって、ダメになってしまった 特定の人のことを、アレコレと後悔 しながら、考え続けてしまいます。 一方で、 恋愛に苦労しない男性ほど、 ここで、立ち止まりません。 さっさと次に進みます。 「男として無し」判定をくらって しまった後に、その女性を落とす ためには、 「男として無し」判定をくらって いない女性を落とすのと比べると、 時間的にも、労力的にも、 100倍くらい、違うからです。 「無し」判定を受けると、 その後は、100倍大変です。 これ、大げさに言っていません。 リアルに、100倍違います。 100倍違うってことはですよ、 その100倍のエネルギーを、 別の女性に使えば、 100倍の成果が得られるし、 もっと言うと、 恋愛には、10倍ぶんくらい を使って、 他人よりも10倍の成果を得て、 残りの90倍ぶんの エネルギーを、 ビジネスとか、趣味とか 自分の人生を充実させる ために使えば、 特定の1人に100倍ぶんの エネルギーを使っている男性と 比較すると、 圧倒的に、得るものが多く、 結果的に、 身につける魅力の量も質も、 100倍ぶんくらい違って きてしまいます。   恋愛に苦労しないタイプの男性は 直観的に、その事を解かっていますので、 「ダメだこりゃ」 「失敗したわ」 って思ったら、非常にザックリと さっぱりと割り切って、 気持ちを切り替えます。 なので、どんどん、 先に進んでしまえるのです。   さて。 じゃあ、どうやって、 気持ちを切り替えれば 良いのでしょうか? どうして、そんなに簡単に 気持ちを切り替えられるもの なのでしょうか?   思うに、 「狙って手に入れる」 という事実に対する、 考え方の違いなんだと 思います。 そうして、 気持ちを切り替えられ無い人ほど、 人生の『幸』と『不幸』を コントロールしきれると どこかで考えており、 切り替えられる人ほど、 「狙って手に入れる」ものは 単なる『その時の快楽』でしかなく、 人生という大きな視点で 見たら、 はたして、その 「狙って手に入れたもの」 が、先々の未来まで含めたときに、 『幸』なのか『不幸』なのかは なんとも言えない、 どちらとも言えない、 という事を、直観的に 解かっているのだと 思います。 もう少し具体的にいうと、 例えば、 あなたが、A子という女性を 狙って落としたとします。 その瞬間は、とっても気持ちイイ と思うんですよ。 男として、色々なものが 満たされます。 でも、ほぼ確定なのは そこまでです。 A子との未来は、 もしかすると、あなたに 幸福な家庭と充足感を もたらすかもしれませんが、 逆に、 思わぬ借金とか、病気とか、 人間関係のゴタゴタやストレスを もたらす可能性だってあるんです。 A子と付き合えたことが、 あなたに『幸福』をもたらす 可能性もあれば、 『不幸』をもたらす可能性 だってあります。 そのどちらなのかは、 おそらく、あなたの人生が終わる、 その最後の瞬間まで分かりません。   次。 例えばあなたが、 B子という女性にフラれたとします。 その瞬間は、とっても苦しいと 思うんです。 自尊心は傷つけられ、 悔しさと情けなさでいっぱいです。 でも、ほぼ確定なのは そこまでです。   仮に、B子と付き合えていたとして、 その未来は、 もしかすると、あなたに 幸福な家庭と充足感を もたらしたかもしれませんが、 逆に、 思わぬ借金とか、病気とか、 人間関係のゴタゴタやストレスを もたらした可能性だって あるんです。 B子と付き合えていれば、あなたは 『幸福』を手に入れたかもしれない。 でも逆に、 B子にフラれたことで、 大きな『不幸』を避けられた可能性 だってある。 そのどちらなのかは、 おそらく、あなたの人生が終わる、 その最後の瞬間まで分かりません。 … 僕は昔、 ある女の子にフラれました。 めちゃくちゃ好きだったし、 世の中に、これ以上の女性は 存在しない、 「これが最後の恋だ」 って本気で信じていました。 でも、フラれました。 3日間、飯が食えなかったし、 毎日、息をしているだけで 苦しかったのを覚えています。 その、大好きだった女性は、 知り合いのイケメンに ヤリ捨てられました。 自分に対する情けなさと、 知り合いのイケメンに対する 憎しみとで、 胸が擦り切れていきました。 で、グレました(笑) 毎日、恋愛の勉強をして、 女の子を口説いて、口説いて 口説き続けて、 ヤって、ヤって、ヤって、 ヤって、ヤリまくって。 僕の日常は、 新しく出会った、知らない女性と せっ○スすることだけで 頭がいっぱいでした。 性依存症でした。 この時代が、今の僕の ベースになっています。 ですので、たぶん、 あの時、あの女性にフラれなければ、 今の僕は、存在しなかったと思います。 僕は、たぶん普通に、 サラリーマンとかやって、 まあ、それはそれで、 面白おかしく暮らしていたと 思います。 分からんけど… あの女性にフラれた、 今の人生と、 フラれなかったとしたら 歩んだであろう、「if」の人生。 どちらが幸せなのか? っていうと、 全くもって、解かりません。 人間では、それを知ることは 不可能です。 … 僕は、 塞翁が馬(さいおうがうま) という言葉が大好きなのですが、 どんなに狙って、 どんなに望んで、 欲しい結果を手にしてみたところで、 そこで確定するのは、 その場の快楽、 気持ちイイか、良くないか、 だけであって、 その先の、 人生という単位で考えれば、 その得たものが、 本当に、自分にとって、 『幸』なのか『不幸』なのか までは、解かりようが無い、 ってことです。 で、その場の快楽、 「気持ちイイ~!」 っていうのは、 極端な話、オ○ニーとかと 同じですから。 もちろん、そういう快楽を 求めて、人間は努力するものだし、 その在り方は、間違っては いないと思いますが、 でも、逆に言うと、それだけです。 得たいものを得る。 目標を達成する。 つまり、 狙った女性を落とす。 気持ちイイ。 でも、それで、あなたの人生の その後の全てが、 気持ち良くなるのか? っていうと、 それは、YESともNOとも 言えないもの。 なので、 得たいものを得るために、 最大限の努力をしたのであれば、 やるべき事に全力で 尽くしたのであれば、 狙ったものが、手に入ろうが、 入らなかろうが、 「まあ、それはそれだよね…」 って思います。 自分に都合よく解釈して、 「まだそれを手に入れて良い タイミングじゃあ無かったんだろう… まあ、しょーがねーよな」 とかでも良いと思います。   大半の人間は、 ・快楽の奴隷 です。 日々、快楽を求めて、 努力を続ける、 得たい結果を求める、 欲しい女を求める、 次は、何でオ○ニーしてやろうか… っていう。 それは、悪い事とは思いません。 でも、狙って得た、その快楽が、 あなたの人生全体にとって、 『幸』と出るか、 『不幸』と出るかは、 人間には、把握しきれない事 なのですから、 フラれようが、 メール無視されようが、 拒絶されようが、 あなたが、やるべき事を きっちりとやり、 全力で尽くしたのであれば、 そこはもう、諦めましょうよ。 というお話でした。。。 相沢蓮也

  • あの女さえ手に入れば…

    相沢です。 「恋愛において、自分は、女性に与えようと 思っていますが、 欲しいという気持ちもあります。 自分の中にある、満たされない気持ちを 隠したまま、自分を満たすために、与えようとする というのは、矛盾している気もします… 女の子とせっ○スすれば満たされるのか? それは違いましたよね?? 一体、何を追いかければ良いのでしょうか? 考えすぎでしょうか…」 というメールをもらいました。 … 「あの女さえ手に入れば…」 それで、『足りない』自分の人生が 満たされると思うな。 女性を口説きたければ、 『満たされている』自分が、 先に与えなければならない。 自分を満たすために女性を 求めても、 その「欲しがる」気持ちは 必ず足を引っ張る。 でも一方で、渇いている自分がいる。 自分を満たすために女性を 口説くのか? いや。それは違ったはず。 じゃあ、何のために、 女性を口説き、 何のためにせっ○スをするのか? … と、そういう問題です。 実は、この相談は昔から多いです。 僕は、こういうテーマも好き なんですが、 でも、一般的にはちょっと マニアックかな… と思って、今までは メールマガジンでは 扱ってきませんでした。 が、よくよく振り返ってみると、 もう何通も、この種の相談を もらっているので、 思い切って、今回は、 これについて書きます。 孤独とか虚無の問題です。 ところで、あなたは、 『カイジ』っていう漫画を ご存じですか? その漫画の中に、高層の ビルとビルの間にかけた 細い鉄骨の足場を スタートからゴール目指して、 みんなで一斉に渡るっていう、 死のゲームがあるんですよ。 ↓こんな感じ↓ http://www.goukon-go.com/kai1.jpg ちょっとでも足を踏み外せば、 数百メートルの闇に落ち、 飲み込まれ、死にます。 で、みんなバタバタと 落ちて死んでいって、 やがて主人公のカイジと数人 だけが残されます。 彼らが渡っている鉄骨っていうは、 1本1本が離れていて、基本的には、 お互いに助け合うことはできないし、 (同じ鉄骨を渡っている人間は むしろ足を引っ張ってきたりもする…) そういう意味では、 みんな孤独だし、それらの道=鉄骨は 絶対に交わらないんですけれども、 その、死と隣り合わせの圧倒的な 恐怖と不安のど真ん中で、 でもみんな、近くに、同じ境遇の仲間が いて、声を掛け合えるという、 たったそれだけの事に、 心が救われ、励まされる、 っていうシーンがあります。 僕は、そのシーンに妙に 納得しました。 なんか、そういうのに似ていると 僕は思います。 たぶん、男同士でも、男と女でも、 究極のところ、 人と人とは絶対に理解しあえないし、 実は、助け合うこともできないし、 与えあったり、満たしあったりってのも、 かなり幻想じゃないかなって思います。 本当に重要な、自分の心の問題と いうやつは、最後は自分にしか 解決できませんし、 自分の心を救えるのは自分だけです。 それぞれが歩いている、 人生っていう道って 本当は、一切交わっていない ような気がしてます。 みんな、それぞれの一本道を 歩いていて、 僕の道と、あなたの道の間には 深い闇しかなくて、 声を掛け合うことはできても、 直接的に、助け合うことはできません。 だから、人間は圧倒的に孤独だし、 その道は、いつ落ちるか分からないし、 渡り切っても、行った先は無なんで、 虚無だし。 なんだけど、でも、実は、 誰かがそばにいて、 ただ、境遇や環境を共有するだけで、 あるいは、 「その気持ち、分かるよ」 って言ってもらえるだけで、 どこか、心が救われてしまうような、 そんな性質が、人間には備わっている ように思えます。 なので、前提として、 求めたから、追いかけたから 得られるというよりは、 求めても、追いかけても、 実は何も得られないんだけど、 でも、近づくだけで、 ちょっとだけ心は救われるし、 実は、その『ほんの少し』が めちゃくちゃ有り難いこと なんじゃないだろうか、 その『ほんの少し』に 今まで僕は、どれほど多く、 救われてきたことか。 たとえ幻想であっても、 ほんの少しだけでも、 理解し合えたと思えるような 気持ちを味わえたという事実が、 どれほど、僕の支えに なっていることか。 もう、ただただ感謝感謝。 って思ってます。 だから僕は、今でも他人を 求め続けています。 前提を逆にしてみると 上手くいくかもしれません。 分かりあえる、1つになれる、 満たし合える、 が前提じゃあ無いんです。 それだと、求めた先との ズレがいちいち気になります。 近づいても、近づいても、 「なんで分かり合えないの?」 「どうして1つになれないの?」 「なぜ満たし合えないの?」 というストレスから 逃げられません。 逆です。 自分は、絶対的に孤独なんです。 分かり合えないし、1つにはなれない。 満たし合うことも不可能です。 そういう前提だからこそ、 少しでも分かり合えた気がした時、 少しでも1つになれたと感じた時、 少しでも満たし合えたと勘違いできた時、 そいつが、 たまらなく、温かいんです。 たぶん。 孤独とか虚無のお話でした。 相沢蓮也

  • 多重人格のお話

    相沢です。 今よりもモテたければ、 あなたは、変わらなければなりません。 「今よりもモテる」と「変わる」はイコールです。 ありのままの、今の自分のまま、 女性からの反応だけが急に良くなる、 急にモテはじめる、 なんて事は、ありえません。   一方で僕は、 「ありのままの自分を肯定してください」 と、よく言います。   自分の事が嫌いな人間に、 魅力なんてありません。 自分を嫌っているぶんだけ、 あなたの魅力は、落ちます。 なので、 「自分へのコンプレックスが強く、 自分が嫌いになる時があります」 「どうしても、自分が好きになれません」 っていう男性が、 まず一番最初にやらなければ ならないのは、 自分を認め、肯定すること、 です。 「おや? 矛盾してませんか? 相沢さん??」 いえ。 してません。 自分を変えようとする事と、 自分を肯定することは、 矛盾しません。 今日は、 いかにして、自分を認め、 肯定するのか? そして、変わるのか? というお話です。 ところで、 人間というのは、基本的には、 ・多重人格 だと思います。 僕の中にも、いくつもの 人格が存在します。   ・頑張り屋の自分 ・なまけ者の自分 ・フレンドリーな自分 ・人見知りな自分 ・冒険心あふれる自分 ・安定志向の自分 ・寂しがりやの自分 ・孤独を愛する自分 ・正義感あふれる自分 ・ずるい自分 … 20とか、30とか、 もしかすると、100とか あるかもしれません。 僕は、そういう様々な『自分』が 集まってできています。 彼らは(全ての僕は)、チームです。 チーム相沢です。 で、自信に満ち溢れていて、 自己肯定感の強い男性と、 自分の事が嫌いで、 自分を否定している男性とでは、 この、チームの運営のしかたが 違うんだと思います。   簡単に言えば、 自己肯定感が強い、自信に 満ちている男性のチームでは、   ・頑張り屋の自分 ・なまけ者の自分 ・フレンドリーな自分 ・人見知りな自分 ・冒険心あふれる自分 ・安定志向の自分 ・寂しがりやの自分 ・孤独を愛する自分 ・正義感あふれる自分 ・ずるい自分 の全員が、ちゃんとした 自尊心を持って、 共存できています。 仲の悪い人達は、たしかにいます。 「頑張り屋」と「怠け者」は よくケンカしますし、 「フレンドリー」は「人見知り」も 相性がよくありません。 「冒険心」と「臆病」だって 毎回、意見が食い違います。 他のメンバーも、みんなが皆、 言いたい放題、やりたい放題で、 なかなか、まとまりません。 でも、なんやかんやで、 ちゃんと共存しています。 全員が、それなりに 心地よく生活できています。 そういうチームであり、 集団なんです。 一方で、 自分の事が嫌いな男性の 中では何が起きているのか? っていうと、 まず、 メンバーの誰かが、 無視されたり、イジメを受けていたりします。 「頑張り屋」あたりが周囲を 言いくるめて、 「怠け者」を徹底的に非難してみたり、 「フレンドリー」あたりが、 「人見知り」に対して 毎日のようにダメだしを 行っていたり、 「冒険心」の「臆病」 に対するパワハラがひどかったりとか。 そうやって、 自分の中にある、沢山の人格、 特徴の、誰か一人を、 つまり、どれか一つを 毛嫌いする傾向にあるんです。   ・全員の存在が認められ、 全員が心地よくいられるチーム これが、自己肯定感が強く、 自信に満ち溢れている男性。   ・特定の誰かがイジめられていたり 激しく責め続けられているチーム これが、自己肯定感が弱く、 自分のことが嫌いだという男性。 それぞれの特徴です。   本来、 いらない性格、いらない人格、 いらないメンバー、 なんていません。 「頑張り屋」だけで運営される チームは、 たぶん、途中で倒れます。 疲れた自分に、休むことを許して くれるのが「怠け者」ですので。 「フレンドリー」しかいないチームは、 たぶん、誰とも特別にはなれません。 特別の結束感や連帯感を作りだして くれるのは、「人見知り」 だからです。 「冒険心」が強すぎたら、 いつか、大けがをして命を落とします。 自分の生命を守ろうとしてくれるのは いつだって、「臆病」です。 そうして、 これらのチームは、いつも ミッションに取り組んでいます。 その時々のミッションによって、 誰に活躍してもらうのかが 違うだけです。 よし。今日は、「頑張り屋」を 中心に、「フレンドリー」と 「冒険心」をメインにいこうか。 とか。 よし。今回は、「怠け者」を中心に、 「安定志向」と「理論派」を前衛にして、 後衛に「冒険心」と「臆病」の ダブルスタンダードで行ってみようか。 とか。 どの人格にも長所と短所があるので、 本来は、全部を肯定して、 その場、その場に応じて ベストなポジションを決めるのが 健全ですし、 それが、 ・自己肯定感が強い ・自信に満ち溢れている ってことです。 どのような性格の自分も 受け入れ、肯定している状態です。 で、こうやって、あらゆる 自分を肯定できているからこそ、 あらゆる種類のミッションに 立ち向かえます。 どれかだけが、 異様に信頼されていて、 どれかだけが、 異様に嫌われていたら、 偏ったミッションにしか 立ち向かえないでしょう。 ということは。 自己肯定感が強い、 自信に満ち溢れている人間ほど、 幅広いミッションをクリアして、 幅広い器と人間性を獲得でき=変わる ことができ、 自分を否定している、 自分のことが嫌いな人間ほど、 偏ったミッションに閉じこもってしまい、 いつまでたっても、狭い世界から ぬけだせない=変われない ことになります。 こうして、 ・あなたの世界 は作られます。   自信に満ちている人間にとって、 『変わる』とは、 全ての自分を、尊重しつつ、 それぞれの役割を大切にしながら、 全員で成長すること、 であり、 自分の事が嫌いな人間にとって 『変わる』とは、 自分の中の、特定の人格を 責め、イジメて、仲間外れにし、 消し去ろうとすること、 です。 そんなチームが、誰かから 好かれるはずも無い。   なので、あなた自身が もっともっと、生まれ変わるためにも、 まずは、 自分の中の、沢山の人格を 平等に愛してあげてください。 いらない子なんて、いませんよ。 相沢蓮也

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