相沢です。 ときどき、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 って言って 僕に相談をしてくる 男性がいます。 そういう男性はだいたい、 そこそこ遊んでいて、 でもその「遊んでいる」 女性というのは、 その男性にとっては、 本命が現れたときのための 「ただの練習」でしかなかった。 そしてあるとき、 ついに、 その男性にとっての 「本命」が現れるわけです。 で、気合いを入れて、 「よし! この子だけは絶対に 手に入れてやるぞ!!」 と意気込みながら 万全を期すために 僕に相談をする。。 はい。 だいたいこれ、 上手くいきません。 この感じで相談されると、 僕も、 「うわ~ これ、ダメだろうな~」 って内心思いつつも、 でもこれ、仕事ですので、 出来得る限りの 指示を出してますが。 案の定、だいたい 上手くはいきません。 なぜなのか? 普段から、 『練習』でたくさんの 女の子を口説いていて、 ついに目の前に、 顔も性格も最高と思える 女性が現れた。 「よし! ここだ!!」 って決めて、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 って取り組む人が、 ほぼ必ず負けてしまう、 本当の理由について。 今日は、 そういうお話をします。 で、結論から言いますと、 この答えは、 相手の女性との 『感性』が違いすぎるから です。 『価値観』が違いすぎる 『世界観』が違いすぎる とも言えます。 一緒にやっているはずの ゲームの、 『ルール』が違う。 と言ったほうが 分かりやすいかもしれません。 女性はチェスをやっている つもりだったが、 男性は将棋をやっていた… 女性はテニスをやっている つもりだったが、 男性は卓球をやっていた… 女性はフットサルを やっているつもりだったが、 男性はサッカーをやっていた… だから 相手の女性からすると 「あれ? かみ合わないぞ…」 っていう、こういう種類の すれ違いです。 これを理解するために、 まずは、 あなたが、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 と感じた、 おそらくその女性は、 外見も可愛かったり 美人だったりして、 内面も、面白いのでしょう。 その女性について もっと理解する必要が あります。 その女性の過去。 その女性の歴史。 そこから作られる 恋愛観のようなもの。 こういう女性は、 中学や高校のときから ずっとモテて来ました。 大学でも、社会人に なってからも。 ずっとずっと、 当たり前のように、 毎日毎日、 たくさんの男性からの アプローチがある。 それが当たり前の日常。 それが、その女性に とっての『当たり前』です。 そうすると、 まずあなたに理解して 欲しいのですが、 これを読んでいるあなたが、 30代なのか、 40代なのか、 分かりませんが、 おそらく、 普通にしていて、 たくさんの女性が 言い寄ってくるのが 当たり前の日常なんて、 経験したことは 無いはずです。 そんな人間が こんなメルマガを 読んでいるはずがない。 そうするとですね、 まずあなたが、 一番最初に認めなければ ならないのが、 あなたが、 本気で欲しいと感じている その女性との、 ・圧倒的な経験値の差 なんですよ。 今のところ、 あなたがどの程度 頑張ったか分かりません。 マッチングアプリを してみたり、 街コンに出かけてみたり、 路上で一生懸命、 すれ違う女性に声をかけて みたり、 そんな努力を、 2年とか3年とか 続けたのかもしれません。 そうやって、 毎日毎日、努力と練習を 積み重ねた日々。 そしてやっと得た、 恋愛コミュニケーションの力。 うん、それ、 ずっとモテてきた女性は、 とくにこれといった 努力することもなく、 高校生くらいで 手に入れてますから。 だって、 ただ生きているだけで 毎日、口説かれてるんだもん。 頑張る、頑張らない 以前の問題です。 そもそも、 「それが当たり前の毎日」 だから、 生きているだけで 半分強制的に、 恋愛に関する能力が 上がり続けてきました。 しかもこれ、 そもそも、生物として、 男性よりも女性のほうが 最初から、圧倒的に、 空気を読む力とか、 コミュニケーション能力 とかって、 優れていますので、 なのでこれ、 まずは本当に謙虚に なって欲しいのですけれども、 恋愛というものに対して、 自分から積極的に出会いを 作って、 何年もかけて経験を積み、 少しばかり、たくさんの 女性と関係を持ち続けてみて、 ある程度、分かったつもりに でもなっている、あなた。 あなたが今いる場所なんて、 本当にモテる女性からしたら、 二十歳そこそこのときに、 とっくに経験済み。 鋭い子であれば、 高校生くらいで、 すでに終了したところ。 その程度のお話なのです。 たどってきた人生が 違いますよね。 で、こういう男女に どんなギャップがあって、 その何が致命傷になるのか? っていうと、 僕は、 「好きになるスピード感」 だと思います。 モテない男ほど、 すぐ、好きになる。 まだせっ○スすら していないのに、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 とか言い始める。 この恋愛観の幼さこそが、 結局、モテる女性を 落とせない理由なわけです。 そもそも、 ほとんどの女性は、 相手の男性のことが それほど好きではなくとも、 付き合ったり、 せっ○スしたりします。 『7割OK』くらいで、 付き合いますし、 せっ○スもします。 もしもあなたが、 女性から 「まだ本当に、あなたの ことが好きか分からないから」 みたいな言い回しで、 フラれたのであれば、 それは、 オブラートにつつんで その時は、そういう言い方を してくれただけで、 要するに、結論は、 「ごめんなさい! 無しです!!」 だっただけです。 この断られ方であれば、 女性の好感度としては、 まあ、3割~5割といったところか… そうして、 ほとんどの女性が、 『7割OK』くらいで、 付き合いますし、 せっ○スもする、 その理由はといえば、 女性にとって、 付き合うことも せっ○スすることも、 恋愛の大きな流れの中の、 ・ひとつの過程 でしか無いということです。 今まで、 ちゃんとモテたことの無い 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 っていう男性にとって、 付き合ったり せっ○スしたり することは、 ・ゴール なんだけれども、 女性にとっては、 ・ただの通過点 でしかない。 この差。 特に若いころから モテてきた女性ほど、 実際に、ここ、 たくさん痛い目に 合っているわけです。 中高生のころであれば、 漫画やドラマの影響 なんかもあって、 それこそ、 その女性にとって、 「この男だけは 何としても手に入れたい!」 みたいな男を 何人も捕まえてきました。 付き合うこと、 せっ○スすることを、 とても大事なゴールとして。 でも、 「この男だけは 何としても手に入れたい!」 という男と、 付き合ったり、 せっ○スしたりしてから、 しばらくして思うわけです。 「あれ? なんか違うぞ??」 って。 そして、 クソみたいな男子を さんざん相手にしてきた 女性は、 ※女性からすると 同年代の男はたいてい 精神年齢が低すぎるので クソです。 漫画やドラマとは 違って、 現実の恋愛ってのは、 付き合ったり せっ○スしたり 『した後』の時間のほうが 圧倒的に長く、 むしろ、そこから やっとスタートである ことに気が付きます。 一方で、男は、 女性ほど経験を積む チャンスが無いうえに、 そもそも精神年齢が 幼いので、 なかなかここに、 気が付けません。 下手すると、 いつまでたっても、 運命の女性という名の、 幸せの青い鳥を探し 続けます。 付き合ったり せっ○スしたりしてからの、 リアルの男女というものに 目を向けられないまま、 おままごとの 恋愛ゲームに興じて終わる。 経験人数=恋愛経験だと 勘違いをしたままに。 … まあ、そういう時期も 必要だとは思いますが。 どこかで卒業して 先に進まないとね。。 さてさて。 最初に僕が、 『感性』が違う 『価値観』が違う 『ゲーム』が違う。 って言った意味、 なんとなく伝わりましたか? 付き合ったり せっ○スしたりすることを ・ゴール だと思っている人間と、 付き合ったり せっ○スしたりすることが、 ・ただの通過点 だと思っている人間。 ゴールだと思っているから、 いきなり、一方的に 自分の気持ちが100% まで盛り上がってしまい、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 と、ハガネの覚悟で 相手を落としに行く人間と、 通過点だと思っているから、 『7割OK』くらいで、 相手を冷静に観察する人間。 これ、勝負にならないの 分かりますよね? だから重たい。 だからめんどくさい。 だから気持ち悪い。 なぜこうなって しまうんだろう? じゃあ、モテない男として 生まれてしまったら、 何をやってもダメなんだろうか? 努力は無価値なんだろうか? 僕は、違うと考えます。 恋愛に対する 取り組み方の問題じゃあ ないでしょうか。 『練習』と『本番』を 別けるから、 話がおかしくなる、 つまり、 『価値観』や『感性』 『恋愛観』がおかしくなるのだと 思います。 というか、 女性のほうは、 最初から、 『練習』とか『本番』とか 別けてませんよね? たぶん、 全部が『練習』であると同時に、 全部が『本番』なんですよ。 だから最初から、 まったくどうでもイイ男は 相手にしないし、 同時に、 そもそも付き合ってもいない、 せっ○スすらもしていない 男に対して、 いきなり100%の 気持ちを入れ込むこともしない。 全部が『練習』だし、 全部が『本番』だから。 男だって、 同じで良いと思います。 いや、 同じ『が』良いです。 そうやって、 まずはやっているゲームの 『ルール』の部分、 『感性』『価値観』の部分を 合わせてゆかないと、 かみ合いませんよね。 ですので僕は、 本当にうまくいく男性というのは、 普段、『練習』とか言いながら どうでもいい女性を口説き続け、 たまたま好みの女性と出会った 瞬間に、急に気持ちが高まって、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 って言いだす人ではなくて、 普段から、 「あ、この子はアリかな…」 っていう女性だけを、 7割OKくらいの感覚で 口説いたり、 付き合ったり、 せっ○スしたり しているうちに、 少しずつ経験が増えて、 恋愛コミュニケーションが 上手になってゆき、 気が付いたら、 結果として、 他人から見たら とてもうらやましがられる ような女性と付き合ってました、 でも自分としては、 その女性と付き合ったり せっ○スしたりした当時は、 そこまでじゃなくて、 でも、その後、 2人で関係を 深めていくうちに、 後から気が付いたら 100%愛していました。 っていう感じ。 これつまり、 モテる女性側の感性、 恋愛観、ルールを、 なぞった方が ・現実的 だと思うわけです。 どうにも、 恋愛経験が少ない、 あるいは浅い男性ほど、 恋愛観が、 恋愛に対する考え方が、 ゲームっぽいんですよね… なんか幼い… 恋愛って、現実なんですが。。 相沢蓮也
相沢です。 インターネットの世界だと、 「恋愛コンサルタントです」 って名乗っている人の多くは、 「どうしたら不特定多数の 女の子たちと沢山せっ○スできるか?」 っていう話をメインに しているようですが、 僕の場合は、 あんまり、そういうのをしません。 たまにしますけど。 やっぱり、たまにですね。 それは。 そして、 それよりは、基本的には、 大真面目に、 「恋愛って何だろう?」 「どうしたら本物の満足を 手に入れられるのだろう?」 「男として、どう生きるべきなんだろう?」 みたいなテーマに 取り組んでいますし、 コンサル生さんたちとも そういうのをベースに 一緒に成長しております。 ところで、 そんなふうにして、 色々な男性の相談に乗って いますと、 特に、20代~30代前半くらいで わりと問題としてあがってくるのが、 親との関係性 です。 やはり事実として、 DVっぽかったり、 いわゆる『毒親』みたいな 両親のもとで育った男性は、 大人になってからも 人間関係に、悩みや ストレスを抱えやすいです。 コミュニケーション全般、 不器用だったりして、 他人とのかかわりに、 劣等感や不信をいだきやすいです。 そして、 当たり前のことではありますが、 恋愛だって、 コミュニケーションだし、 他人とのかかわりです。 全くの他人である、 女性と、 どういう距離感で、 どうやって仲良くなり、 どうやって付き合ってゆけば良いのか? ごくごく当たり前の、 人間関係の話。 親との関係。 兄弟との関係。 友だち関係。 上司との関係。 先輩との関係。 部下との関係。 後輩との関係。 そういう、たくさんある 人間関係のひとつ。 それが、恋愛です。 ですので、 好きな女性に対して、 どんなLINEをするですとか、 どんなセリフを言うだとか、 どんなデートで、 どういう手順で、 どんな駆け引きをする、 だとか、 そんな表面的なお話だけを していても、 本質的な、 人間関係での不器用さ 劣等感、 自分と他人に対する不信感 をかかえたままですと、 満足できる成果なんて ちっともつかめません。 いわゆる『毒親』のもとで 育ってしまった人は、 とにかく、ここが弱いです。 一般的な『親』が 与えてくれるはずの ・何か が、与えられないまま、 育ってしまったからです。 ところで、 その「何か」ってなんですか? って言われると、 これまた非常に言葉に しづらいのですが。 しいて、別の言葉に 置き換えるのであれば、 「無条件の承認」とか「無償の愛」とか。 「あなたが、あなたである。 それのみを根拠にして、 わたしは、無条件であなたを肯定する」 といった種類のものです。 これを、両親からたっぷりと もらって育った人は、 強いです。 傷ついて、落ち込んでも、 芯(しん)の部分が折れません。 生命としての、 根源的な自信がそなわっているので、 自分や他人を 信頼できるだけの強さがあるし、 自分は自分。 他人は他人。 として、必要以上に劣等感を いだくこともありません。 … と、ここまで書くと、 「いやいや。 自分は親に普通に愛されて 育ちましたけど、 自分に自信が無いし、 劣等感も凄いですよ」 とか、 「いやいや、 なんでもかんでも、親のせいに し過ぎじゃね? 親の影響力、そこまでか?」 とか、 「じゃあ、『毒親』に育て られてしまった自分には、 もう絶望しか無いんですか?」 とか。 色々と突っ込まれそうなのですが。 そこはもう、 ・程度の問題 としか、言いようがないですね… 親だけであなたの人生は 決まりません。 でも、 親の影響力って凄まじいよね。 っていう感じ。 そして、そのうえで。 今回の話の一番のポイントは、 人間が、 自分のことも 他人のことも 信頼できるだけの、 根源的な強さ、 自信といったものを 身に着けるためには、 「あなたが、あなたである。 それのみを根拠にして、 わたしは、無条件であなたを肯定する」 といった種類の愛情や承認が 必用ですよ。 ってことです。 そしてこれを、 一番たくさん与えてくれる 可能性が高いのが、 一般的には、親ですよ。 というお話ですので、 逆に言えば、 親からこれらを 充分にはもらえなかったとしても、 社会に出て、 外の世界とかかわるうちに、 先輩とか、 上司とか、 先生とか、 親戚とか、 そういった、 親とは別の「大人」から 少しずつ、受け取って、 その「少しずつ」を 沢山集めることで、 結果的に 充分に満たせることが ちゃんとあります。 逆に、 親からそれなりにちゃんと もらっていても、 社会に出て、 先輩とか、 上司とか、 先生とか、 親戚とか、 そういった、 親とは別の「大人」から ほとんど、もらえなかった場合、 不完全燃焼みたいな感じで、 心の奥底に、 劣等感や不信感、 不満感が、 少しずつ、たまってしまいます。 … ですので、 ・親を選ぶことはできない ・自分に出来ることをやるしかない という意味でも、 あなたにとって、 そして、 誰にとっても、 本当に重要なのは、 親とは別のところで、 別の人間から、 「あなたが、あなたである。 それのみを根拠にして、 わたしは、無条件であなたを肯定する」 といった種類の愛情や承認を ・少しずつ 集めることが出来るのか? です。 ここで僕が、 ・少しずつ という言葉を強調しているのは、 やはり、 自分の親でも何でもない 人間から、 こういう種類の承認や愛情を、 たっぷり、がっつりと もらいたい、 っていうのは、 ちょっと無理があるんですよ。 それを許してくれるのは、 基本的には、親だけです。 だから、 それ以外の他人に求めて 良いのは、 ・少しだけ です。 その「少し」を沢山 集めてください。 ところで、 じゃあ、 その「少し」を沢山 集められる人と、 ちっとも集められない人の 差って何ですか? って話になるかと 思うのですが。 この差は、 2つあります。 1つめ。 誰かのために貢献できるかどうか? つまり、 先に与えられるかどうか? です。 社会というのは、原則、 待っていても、誰も 何も与えてはくれません。 親じゃないんで。 だから、先に与えます。 「どうしたら、その人が 喜ぶのか?」 をちゃんと考えて、 それを惜しみなく提供してください。 男はだいたい、仕事で これが出来ます。 自分が所属している組織のため、 会社のために、 駆け引き無しで、 全力で、自分を提供します。 仕事で成果を出すんです。 そうするとだいたい、 その会社とか、 その組織のボスとか、 責任者の立場の人、 上司や先輩が 可愛がってくれます。 その関係性の中から、 「少しだけ」 無条件の承認がもらえたりします。 最初は仕事でのかかわり。 でも、ちゃんと認められたら、 仕事が終わっても、続く関係。 これが、掛け値なしの関係 というやつで、 ここに、無条件の承認が かくれています。 男性ってのは、 女性と違って、 この辺、シンプルなので 助かります。 日本という社会で、 男性が、 こういう「承認」を得たければ、 このルートが最短でしょう。 そして、 だからこそ問題に なってくるのが、 2つめ。 誰に貢献するのか? 誰のために、先に、 自分をなげうって提供するのか? です。 ここを間違えると、 一方的に、搾取(さくしゅ)されます。 しかしこれは、 実はけっこう簡単に 見分けられます。 こちらが先に与えたぶんだけ、 あるいは、 こちらが先に与えたら、 その倍くらいの何かでもって 返してくれる人なのか? それとも、 なんやかんやと理由をつけて、 あなたから、一方的に、 搾取(さくしゅ)するだけの 人なのか。 それを見抜くための 一番のポイントは、 ちゃんと話を聞いて、 最後は、あなたの意思を 尊重してくれる人かどうか? です。 こういう人は、信頼して 大丈夫です。 逆に、 話を聞いてくれるフリをしつつ、 最後は、 あなたを囲い込んで、 自分の思い通りに動かそうと する人間、 総じて、そういう人間は、 「あなたのためを思って いっているんだよ?」 という言葉で脅迫し、 あなたをコントロールしようと してくるのですが、 そういう人間は、信じたらダメです。 … 今日もまた、 小難しい話をしてしまいました… でも最近、 ますます感じるんですよ。 恋愛に関しても、 結果が出る、出ないって、 最後はほんとに、 こういう『土台』の差 なんですよね。 やっぱり恋愛だけが 人生における、 摩訶不思議な特別事項 というわけでは無くて。 ぜんぜん、そんな特別な ことでは無くって。 恋愛だって、 人生の一部でしか ないんだよなあ… って。 相沢蓮也
あなたは、 強くなりたいですか? 僕は、昔からずっと 「もっと強くなりたい」 って思っていました。 それは、 ケンカが強いとか、 そういう、 頭の弱そうなお話ではなくて。 もっともっと、 心の問題として。 本当の強さを求めて。 今日は、 この秘密を知るために、 ひとつの 心理学の実験のお話をします。 「心の強さとは何か?」 をテーマにした実験です。 ・・・ まず、 けん玉の初心者を 集めました。 けん玉。 で、集まってくれた みなさん、それぞれを、 個室に案内して、 そこで、好きなだけ練習して もらいます。 練習の風景は、 カメラでのぞき見できる 状態にして、観察してみます。 すると、 ・20分以内に練習あきらめて、 うまくならなかった人たち と、 ・1時間以上の練習を続けて、 それなりに上手くなった人たち に別れました。 さて。 この『差』ってなんだと 思いますか? … … … … … … … 答えは、 目の前の結果に、 一喜一憂(いっきいちゆう) したかどうか? でした。 20分以内に、練習を あきらめてしまった人たちは、 みなさん、 けん玉が、 一度、うまくお皿に乗るたびに、 「よしっ!」 「やった!!」 「いえーい!」 みたいな感じで、 ガッツポーズしたり、 大げさに喜んだり いちいち、 テンションを上げて、 逆に、 1度、失敗するたびに、 「くそっ!」 「なんでだっ!」 「う~…」 と、 おおげさに、 テンションを下げて、 そうやって、 いちいち、 目の前の小さな結果について、 気持ちを上げたり下げたり したそうです。 一方で、 練習を1時間以上も続けて、 それなりに上手くなった 人たちは、 みなさん、 その1回、 その1度、 玉が、お皿に乗っても、 乗らなくても、 黙って、たんたんとやる。 もくもくと、 いちいち、喜びも 悲しみもせずに。 事実だけを見て、 どうしたらうまくなるかを 考えながら、 もくもくと、続ける。 そういう人たちなのだとか。 僕は、 この話を聞いたとき、 まっさきに、 ナ ン パ を思い浮かべました。 同じなんですよ。 あれも。 上達しない男性は、 だいたい、 目の前の結果にこだわります。 女性に話しかけて、 ちょっと反応が悪かった、 とか、 無視されてしまった、 とか、 それだけで、いちいち 悔しそうに、肩を落としますし、 様子を見ていると、 全身から、 「くやしい、残念、むねん」 という気持ちがあふれてます。 いちいち、傷つきます。 そして、ちょっとでも 女性の反応が良いと、 やたらと舞い上がって、 「やったぜ! ついにLINEゲットしたぜ!」 とかいって、 そのひとりの女性に 執着します。 でも、 すぐに上手くなる男性って、 女性の反応がどうであれ、 すべて、 ただの『事実』として うけとめて、 たんたんと、続けます。 良い反応も、冷たい反応も、 すべては、ただの『事実』 こういう男性は、早いです。 ・・・ 確率は、期待値に収束します。 難しい言葉を使ってすみません。 簡単に言うと、 例えば、 3パーセントの確率で 起きることが、 最初の1回で、起きるなんて ことは、いくらでもあるし、 20%の確率で起こるはずの ことが、 20回繰り返しても、 1回も起こらない、 なんてことは、 実際には、 いくらでもあるんです。 でも、 1000回、 1万回、 10万回、 と繰り返していれば、 いずれ、 3パーセントに落ち着いてきますし、 20パーセントに落ち着いてきます。 何が言いたいのか? あなたがもし、 「正しい努力」を続けて いるのであれば、 いつか、必ず、むくわれます。 安っぽい言葉で恐縮ですが。 真実だと思います。 「正しい努力」とは、 あなたが欲しいものを 手に入れるための、 『高確率』の方法論。 『高確率』の努力、 です。 そうすると、 例えば、 あなたが、どんなに 「正しく」努力をしていても、 2か月とか、 3か月とか、 もしかすると、 半年とか、1年とか たっても、 ちっとも結果が出ない、 なんてこと、 普通にあるんですよ。 逆に 「間違った」努力を していても、 1週間や2週間で、 いきなり結果が出てしまう、 なんてことも、 普通に、よくあります。 短期的には、 そういうことって、 いくらでもあるんです。 でも、やっぱり、 確率は、期待値へと 収束してゆくものですから。 5年とか、10年とかいった 単位で見ますと、 最後は、 「正しい」努力をした人間が、 いちばん、持っていきます。 逆に、 「間違った」努力をしていたのに、 運よく、 1週間とか、2週間とかで 結果が出てしまったひとは、 まあ、だいたい、 数年で消えてゆくものです。 10年は、まず残りません。 確率は、 期待値へと収束するのだから。 そうやって、 時間のフィルターを 通せば通すほどに、 ホンモノ しか、残りません。 それが、自信です。 「どうしたら、 もっと強い心を持てるのか?」 「どうしたら、 折れない精神力を持てるのか?」 結局それは、 短期的に、 目の前の、ちょっとした 成功や失敗の繰り返しについて、 いちいち、心を動かさない。 成功しても、 失敗しても、 上手くいっても、 上手くいかなくても、 「まあ、そういうこともあるよね」 と、 短期的には、 こういう受け止め方をしてですね、 10年後の自分に向けて、 淡々と、 「正しく」努力を積み重ねられる、 その在り方こそが、 心の強さなんだと、思います。 そうして、よく、 ニセモノの自信 とか、 ホンモノの自陣 とかっていいますけれども、 ニセモノの自信とは、 実体験の無い、思い込みで、 ホンモノの自信とは、 あなた自身が、 「正しく」努力を積み重ねて いくなかで、 「なーんだ。 短期的に見たら、 自分よりもすぐに、結果を 出したやつが沢山いて、 つい、そういう人たちと 比べてしまって、 自信を無くしたりもした けれども、 5年とか10年っていう 単位で比べてみたら、 結局は、同じようなところに 落ち着くよね」 っていう、 つまり、 短期的な結果の比較ではなくて、 長期的な、大局的な、 結果の観察でもって、 「色々あったけれども、 自分って、最後は、出来るじゃん」 っていう ・実体験 を獲得することによって、 得られるものなのです。 だから、 長期間の、「正しい」努力に よって、結果を得た人間ほど、 心が強く、折れません。 短期的な「結果」だけ見て、 いちいち、 喜んだり、落ち込んだり しているひとほど、 調子が良いときには 気持ちがハイになって、 自信満々に見えるのだけれども、 ちょっとしたきっかけで、 すぐに、心がポキっと折れます。 ホンモノの自信と、 ニセモノの自信の違い。 強い心、 折れない精神力を育てる方法。 「正しく」努力を積み上げたい ですよね。 相沢蓮也
「自分は恋愛に臆病です。 勇気の出し方を教えてください」 という質問をいただきました。 今日は、これに答えます。 ・・・ 最初に、昔の僕について お話させてください。 若い頃の僕は、 いわゆる、 性依存症 というやつでした。 毎日、24時間、 新しく出会った女性と そういうことをする、 ということしか 考えておらず、 100人までは 数えましたが、 あとはもう、 数えること自体に 意味を感じなくなり、 ただただひたすら、 長い間、 そういう時間を重ねて しまいました。 したは18歳から、 うえは50歳まで。 例えば中高生のクラスで言えば、 たぶん、モテないであろう タイプの女性から、 隣の学校に、その子の ファンクラブがあったような 女性まで。 とにかく、色々な子がいました。 ナ ン パ や合コンのチームを 運営していたこともありますし、 出 会 い が目的の社会人サークル を主催していたこともあります。 SNSや、今でいうマッチングアプリも ひたすらやりましたし、 婚活パーティーにも、数えきれないほど 参加しました。 その後も、10年間くらい、 ずっと、恋愛相談に乗る、 という仕事を続けておりますので、 男と女の、リアルな現場を 見続けてきたことになります。 そんな中で、 1つ、確信していることがあって、 それは、 「世の中には、色々な人がいる」 ということです。 「何を当たり前のことを 言っているんだ?」 と思いますよね笑 でもきっと、 「恋愛に臆病です」 という人は、 この当たり前のことについて、 もう1度だけ、 考えてみて欲しいんです。 僕は、 「世界を知る」 とは、 「色々な人がいる」 という事実を、 頭ではなく、心で理解する ことだと思っています。 多くのひとが、 世界を知りたくて、 海外に行きますよね? でも本当は、 世界って、 もっと身近なところにも 深く深く、広がっていて、 たくさんの出会いの中で、 一生をかけて、 発見し続けることだって 出来ると思うんです。 こうやって考えてみると、 なんとなく、僕には、 「恋愛が怖いです」 という気持ちって、 「海外が怖いです」 っていう気持ちに 似ていると思うんですよ。 「そりゃあ、たまには 怖い思いもするかもしれない。 治安の悪い国に行けば、 ひどい目にだって合うだろうし、 異文化に触れれば、 快適なことばかりでも ないでしょう。 でも、意外と大丈夫だし、 飛び込んでみたら、 世界が広がって楽しいよ」 って。 そして、 男と女は、化学反応です。 1つの出会い、1つの別れを通じて、 少しずつ、変化したりします。 相手も。 自分も。 たったひとりの異性との出会いが、 たったひとりの異性からの言葉が、 昨日までの自分を 大きく変えてくれることがあります。 「このひとと出会うまでは 自分って、こういう人間だと 思っていた。 なのに、今の自分は、 昨日とは180度ちがう…」 そんな、 自分でも信じられないような 大きなミラクルが起こること だってあります。 そのミラクルが、 あなたにとって、 本当に、幸せなことなのか? こればかりは、 死ぬ間際まで、 分かりませんが、 少なくとも、 たくさんの『他人』を発見して、 たくさんの『自分』を発見する、 ということは、 あなたの世界を 豊かなものにしてくれること では、あると思います。 男と女は、化学反応です。 そして、恋愛とは、 身近にある、 世界の広さを思い知ることです。 海外旅行に行くくらいの感覚で。 それが怖いなら、 まずは、 国内旅行に行くくらいの感覚でも かまいません。 新しい自分を発見するために。 小さな化学反応を求めて。 小さく、一歩を踏み出してみてください。 相沢蓮也
相沢です。 最近、若い子の相談に 乗る機会が多くて、 だいたい、彼らの多くが 共通して抱えている 悩み、 が見えてきたので、 今日は、そういうお話をします。 ところで、あなたは、 「天才になりたい!」 「自分は特別な人間だ!」 逆に言うと、 ・天才でない自分が許せない ・特別でない自分が嫌だ っていう感覚を持ったことって ありますか? 学生時代、 クラスには、ヒエラルキーが ありました。 学校内でのカースト制度 みたいなものです。 クラスでも、 目立っている、 イケている、 みんなから一目置かれている、 そんな少年、青年。 そういう青春時代を 送ってきた男性もいますし、 そういう男性をうらやましく 思い、 自分も、そうなりたい、 そうありたい、 と、願いながらも、 クラスの、イケてるチームに 所属できない自分に 強い劣等感をいだいていた、 そういう青春を送った 男性も、沢山います。 で、こういう彼らが、 その後、どうなるのか? っていうと、 まず、 イケてた男性は、 だいたい、 社会人くらいになると、 おおむね、 イケて無くなります(笑) 20代くらいの男性で、 「中学とか高校の時は、 自分は凄かった。 いつもクラスの中心にいたし、 いつも自分が盛り上げ役で、 自信に満ちていた。 ヒエラルキーのトップだった。 … それが、今では、 自分に自信が持てないし、 周りの目が気になって しかたがありません。 あれも出来ない。 これも出来ない。 劣等感のカタマリです」 … 学生時代に感じていた、 万能感。 自分は、世界の主人公であり、 自分なら、何にでもなれるし 何でもやれる。 … はずだったのに… … そういう男性にとっては、 どうやって、 「あの頃」を取り戻すのか? っていうテーマがあって、 万能でない自分、 なんでもやれない自分、 自分より優れた人間が いくらでもいることへの 「感覚的な」絶望。 ここで、 「感覚的な」 と言ったのは、 頭ではみんな、 分かっているわけです。 自分は、特別な人間 なんかじゃない、 って。 でも、「感覚」が それを許さない。 だから、 スーパーマンで無い自分に、 絶望してしまう。 苦しい。 そんな自分は、耐えられない … っていう人、 すっごく多いんですよ。 意外に思われるかもですけど。 ほんと、多いです。 冷静な話をしちゃいますと、 まあ、しょせんは、 クラスの男子のトップ なんていうのは、 1クラス30人いて、 そのうちの半分が 男子だと計算しても、 数になおせば、 15人に1人くらい、 クラスのイケてる『グループ』 だなんて言ってみても、 こちらも割合的には、 15人のうちの、3人くらい? それって、5人に1人の 割合ですので、 あなたの、学生時代の 『主観』とか『体感』的には、 その、せまいクラスが世界 でしたから、 イケている人たち、 クラスのヒエラルキーの、 カースト制度の、 トップの人達が 凄い人に見えたかもだし、 あるいは、 自分たちは、凄いと 思えていたかもなのですが、 それは、 1クラス30人という 世界でのお話。 15人に1人とか、 5人に1人とかの ・凄い人達 なんていうのは、 学校のような『箱庭』を 一歩でも出てみれば、 世の中には、 あまりにも沢山いる、 十把(じっぱ)ひとからげの 凡人でしかなくて、 なので、 「中学とか高校の時は、 自分は凄かった。 いつもクラスの中心にいたし、 いつも自分が盛り上げ役で、 自信に満ちていた。 ヒエラルキーのトップだった。 … それが、今では、 自分に自信が持てないし、 周りの目が気になって しかたがありません。 あれも出来ない。 これも出来ない。 劣等感のカタマリです」 と感じてしまうこと自体が、 根本的に、ズレていると 言いますか、 いつまで『箱庭』を 引きずっているんだよ^^; という話なわけです。 … これ、 逆もまったく同じですよ? 例えばあなたが、 学生時代、 クラスのヒエラルキーの 一番下とか、 下のグループだったと するじゃないですか。 で、 「自分は底辺の人間なんです」 「自分がみじめで大嫌いです」 「イケてる人達がうらやましい…」 「自信がありません」 と。 これだってしょせんは、 狭いせまい、 『箱庭』のヒエラルキー。 あなたが言う、 底辺の人間は、 数字になおせば、 5人に1人は いることになるわけです。 いやいや、 底辺、多すぎじゃね?笑 あなたが、それを 「自分は底辺の人間なんです」 と、見下すということは、 世の中の男性の、 5人に1人を あなたが、見下している、 ってことですからね!? 「自信がありません」 とか言いながら、 実は、とんでもない ・傲慢(ごうまん) です。 つまりこれ、 この種類のコンプレックスって いうのは、 本質的には、 まったく同じこと。 コインの表と裏なだけで、 実は根っこは同じ。 ・世界の広さを知らない ことが原因なわけです。 ガキじゃないんだから、 いつまでも、 『箱庭』の価値観を 引きずってんなよな。 と。 もちろん、ここで言う、 世界の広さ、 っていうのは、 地理的な、物理的な意味では ありませんので、 「世界を知るために、海外に行きます!」 とかって言いだすと、 ちょっと、本質を理解できて いないのでは?? とも思いますが、 まあ、それも含めて、 一度、海外で生活してみるとか っていうのも、 ぜんぜん、アリだとも、思いますが。 ただ机に座って考え込むよりも、 海外だろうが、 会社だろうが、 サークルだろうが、 バイトだろうが、 様々な組織、様々な空気、 様々な価値観、 それも、なるべく、今までの 自分の価値観とは違ったもの、 に実際に触れてみる、 ってことが大切ですので。 そういう意味では、 僕はもちろん、 沢山の女の子を口説くこと、 をお勧めしてます。 ほんとに、 女の子って、一人ひとり、 みんな違うんで。 Aという女の子に通用したことが、 Bという女の子には全く通じない、 なんて、しょっちゅうあります。 そういう『多様性』にもまれて いるうちに、 何が正解か、分からなくなる。 でも、正解が無いってことは、 つまり、 たった1つの、 絶対的な価値とか、 基準というものが無い、 ってことですので、 つまり、 あなたが過去に感じていた、 ヒエラルキーも、 実は、 ・小さな箱庭の幻想 でしかなかった、 ってことに気が付けるわけです。 つまり、 価値とか基準を、 たった1つに決めつけて、 その中で、順位を争うことに そんなにクリティカルな、 少なくとも、 あなたの人生の価値を 決めるほどの、意味は無い、 他人と比較しても しょーがない、 ってことが分かってくるわけです。 例えばそれは、 それってのは、 順位づけとか、 他人と比較して争うこと っていうのは、 1つの、ゲームであり、 エンターテイメント、 では、あるんですよ。 プロのスポーツとかは その典型ですよね。 芸術とかもそうかな。 ○○賞受賞とか、 あと、人気とか テレビの視聴率とか、 学校の成績とか、 学歴とか、 年収とか、 営業成績とか、 ○○大会1位とか、 もちろん、それらの 1つ1つは、 大きな価値があるし、 尊敬されるべきものだし、 素晴らしいものだけれども、 それでも、 究極のところ、 ・沢山ある価値・基準の1つ でしかないわけです。 どれも、 人生を楽しむための ゲームであり、 設定であり、 エンターテイメントでは あるのだけれども、 逆に言うと、 それ以上のものでは無い。 「じゃあ、自分の人生の 価値って何なんでしょうか?」 っていうと、 う~ん… 分かりません。 そういうのって、やっぱり、 自分で決めるものだから。 それを、 つまり、 自分の人生の価値ってやつを、 誰かに聞いたり、 ヒエラルキーの上位争いみたいに、 他人とか、マスメディアとか、 その他大勢が評価するような 価値観に見出すのではなくて、 他人の評価とか、 他人の考えとかは、 いったん置いておいて、 ・結局自分は、何がしたいのか? ・結局自分は、どうしたいのか? だけが、重要なのでは ないでしょうか。 他人と比較することに 一生懸命な人間に限って、 他人の物差しで自分を 測ろうとする人間に限って、 だいたい、そのへんが、 分かっていないのですよ。 「あなたは、何がしたいのですか?」
相沢です。 今日のお話は、 恋愛とは直接の関係は無いのですが、 それでも、 女性からモテるための、 かっこいい、大人の男に なるためのお話なのと、 わりと、この手の相談を よく受けますので、 たまには、こういう話も いいかな~ って思って、書きます。 … 僕の教材を購入してくれる人には とても『真面目』な男性が多いです。 「真面目」というと、 世間では、 「自分の頭で考えることをせず、 ただ社会のルールにしたがっているだけの 主体性の無い人間」 を指し示すことがあるようですが、 僕が『真面目』という言葉を使うときは、 「自分の頭で考えて、 自分の生き方について、真剣に悩み 向き合っている人間」 を指してます。 で、そういう男性ほど、 そして若ければ若いほどに、 理想と現実のギャップというものに 悩まされます。 「自分は、こうありたい! でも実際の自分は、こんなにも違う…。 その事実に、心が耐えきれない。 辛い。 どうして自分は、こんなにも 未熟なのだろうか…」 青春ですね(笑) 僕にもそんな時期があった気がします。 オッサンになってみて、 分かったことが色々とあります。 今の僕は、 そもそも「夢」も「理想」も抱きません。 それは単なる「妄想」だからです。 あるのは、「目的」と 「目的を達成するためのプラン」だけです。 「理想」とは、思い通りにならない現実から 目をそむけている人間が使う言葉だし、 「夢」とは、達成する意思の無い人間が 使う言葉です。 … 一方で、 「夢」とか「理想」っていうのは、 若者の特権かな、 とも思っています。 つまりですね、 僕は、「夢」とか「理想」といった 言葉が嫌いなのですけれども、 しかしですね、 若者が、本当にかっこいい、 大人の男になるためには、 「夢」とか「理想」を抱いて、 悩んで、傷ついて、間違えて、 挫折して… っていう時期が、 必要なんじゃないかな、 って思っています。 若い人ほど、未熟な人ほど、 焦(あせ)ります。 悩んだり、傷ついたり、間違えたり、 苦しんだり、挫折したり… その時間に耐えられません。 できれば、そういう時間を すっとばして、 悩むこともなく、 傷つくこともなく、 間違えることもなく、 苦しむこともなく、 挫折することもなく、 いきなり正解にたどり着きたい。 全部をすっ飛ばして、 ワープして、 1分1秒でも早く、 「理想」の自分にたどり着きたい。 そう願います。 でも、それって要するに、 辛い時間や、 現実から目をそらして、 逃げてしまおうという 考え方ですので、 そして、 逃げたぶんだけ、人は成長を 止めてしまいますので、 ちゃんとした、 かっこいい大人になりたいならば、 僕はお勧めしません。 むしろたっぷりと、 悩んで、 傷ついて、 苦しんで、 間違えて、 苦しんで、 挫折してください。 … そのうえで、 こういう真面目な若者に 僕から1つだけ、 ノウハウをプレゼントしようと 思います。 それは、 ・休むためのノウハウ です。 今の世の中って、 ・頑張るためのノウハウ で、あふれかえっていますよね。 でも実際は、 僕たちはロボットじゃないんで。 永久に頑張り続けることは できません。 その頑張りは、 あなたが抱いてしまった 「理想」へと駆り立てますが、 同時に、 あなたを追い込むこともあります。 「ある日突然、ぷつっと糸が切れたように、 何もかもが面倒くさくなってしまった」 「焦りばかりがあって、しかし考えるのも 行動するのもめんどくさい」 「そんな自分が嫌い。理想の自分ではない」 熱い理想をむねに、 全力で突き進んでいたのに、 ある時、ぷつっと糸が 切れてしまうことがある。 そんなあなたへ。 … まず、前提として、 人間は、ロボットじゃないんで、 永久に頑張り続けることは不可能です。 ごくまれに、それが出来てしまう 超人や天才もいるのですが、 そもそも、自分が超人であるとか、 天才である、という前提でものごとを 考えることはナンセンスですので。 僕も、あなたも、 凡人である、という前提で話を進めます。 人間の精神っていうのは、 柔らかい球体なんです。 まんまるのゴムボールです。 で、これを、ず~っと同じ方向、 例えば、ず~っと左右にだけ、 伸ばし続けると、 ボールが、つまり精神が左右に ゆがみます。 これが、精神の疲労であり、 精神のかたちを、いびつにゆがめる ことであり、 精神のバランスを崩す、 ということであり、 そのままだと、 精神が壊れてしまいますので、 『無意識』が強制的に、 人間の頑張りのスイッチを切ります。 自分の精神を守るために。 熱を持ち過ぎた機械が 強制的に自分をシャットダウンして、 基幹が冷えるのを待つのと同じです。 これが、 「ある日突然、ぷつっと糸が切れたように、 何もかもが面倒くさくなってしまった」 「焦りばかりがあって、しかし考えるのも 行動するのもめんどくさい」 「そんな自分が嫌い。理想の自分ではない」 という現象です。 とても正常な心の働きだと思ってください。 なので、この状態で頑張ると、 かえって症状が長引きます。 スピードを求めるなら、 逆に、しっかりと積極的に スイッチを切りっぱなしにしましょう。 そして、本来は、そこは コントロールしたいですよね? 自分の意図せぬタイミングで、 強制的にスイッチが切れちゃったら、 それ、大事なタイミングで起きたら 結局、困るのは自分なんで。 だから、こうなる前に、 ちゃんと自分の精神をメンテナンス しなきゃならないんです。 具体的には、 普段、精神を左右に伸ばしているなら、 たまには、上下に伸ばしたり、 手前と奥に伸ばしたり、斜めに伸ばしたり、 という時間を、意図的に作って、 精神がキレイな球状を保てるように 自分で、調整する。 これが、休憩というものです。 ただしこれ、案外、難しくって、 特に日本って、 頑張ることが美徳の社会だし、 結局は、根性論が好まれるじゃないですか。 だから、情報も、「どうやって頑張るか?」 みたいなものばかりですよね。 「どうやって頑張らないか」 っていう情報は、滅多にお目にかかれません。 で、そういうスタンスが、 しみついちゃっているので、 なので、日本人には鬱(うつ)の人が多い、 なんて聞いたことありますが、 やっぱり、精神の方向性が、 「頑張ること」で固定されて 教育されちゃってるから、 真面目な人ほど、つぶれます。 これをやりきれるのは、ほんと、 一部の超人と天才だけなんで。 でもやっぱり、固定された方向性の 根性論ってのは、合理的じゃないんで、 僕は、好みません。 さて。 じゃあ、どうやって休むのが 良いのかっていうと、 普段とまったく違う方向性の 時間を、しっかりと取ることです。 例えば、 毎日会社で7時間くらいイスに座って パソコンの作業をしている人がいたとして。 じゃあこの人は、 家に帰って、「気晴らし」で「休み」 として、パソコンのゲームをやったと しますよね? すると、これ、 実はあんまり休めてないんですよ。 パソコンのゲームをやってる時点で、 たぶんイスに座ってますよね。 ってことは、会社と同じ姿勢の時間が 延長しているだけだし、 しかも、パソコンのゲームも液晶画面 ですよね。 ってことは、液晶画面を見る、 というのも、会社での時間の 同じ方向性の延長です。 つまり、左右に伸ばしていたものを、 また、ほぼ同じ角度で 左右に伸ばしているだけ、 という可能性が高いんです。 どうやって、これを上下に伸ばすのか? まず「イスに座る」ということと かけ離れた姿勢が良いし、 液晶画面を見るとも、 かけ離れたほうが良いです。 じっとしている、とか、 同じ姿勢を持続する からも離れたほうが良いでしょう。 という感じで、 かけ離れていればいるほど、 それは、ちゃんとした 「休憩」になります。 普段は、視覚を使っている時間が長いなら、 味覚とか聴覚とか触覚とか嗅覚を もっと使えないか、とか。 「考える」とかもそうですよね。 それをずっとやってたら、 同じ方向性にゴムボールをずっと 伸ばしているだけなので、 じゃあ、どうやって、ちゃんと 「考えない時間」を作るのか? とか。 考えないというのは、考えることの 何十倍も難しいんですけれども、 考えないことが難しいなら、 考えたことをいちいち気にしない、 とか、 考えたことを無視する とか、 その時点で、考えて意味のあることと、 考えても意味のないことを、 ちゃんと区別する、とか、 何でもかんでも本気で「考える」 っていうのは、 逆説的ではありますが、 思考停止に近いんじゃないかなって 僕は思ってますし、 何でもかんでも「頑張る」ってのも、 逆説的ですけど、 何かが欠落していて、 決定的に怠(なま)けている部分が あるように感じてしまいます。 この辺の話は、踏み込むとキリが無いんで 置いときますが、 とにかく、 精神というゴムボールを、 柔らかくて、綺麗な球状に保つための メンテナンスを、やれていますか? ってのが、今回の重要なポイントです。 で、結局、だらだらと、 同じ方向性のことをやり続けるよりも、 今はやる時間、今はやらない時間、 って、パキって決めて、 やらない時間になったら、ちゃんと、 精神のメンテナンスを行って、 メリハリをもって、 短時間で深く集中したほうが、 効率が良いし、結局、そのほうが 早いですよ、 ってのが今回のメールの趣旨です。 まずは、自分が、天才でも超人でも ロボットでもない、 っていう前提から入って、 精神のゴムボールを、いつも 柔らかくて綺麗な球状に保てるよう、 意識してみるのが、お勧めです。 というわけで、 理想と現実のギャップに苦しみ、 ときどき、つぶれてしまっている人は、 「休む」ということの意味を 一度真剣に考えてみてください。 有能さとは、それも込み、ですよ。 相沢蓮也
相沢です。 次のような相談をもらいました。 ーーーーーーーーー 職場に出入りしている業者さんで、 彼氏持ちの女性を好きになりました。 彼女達は、いつも決まった 休憩スペースにいて、 自分は時々、そこに顔を出しては、 雑談をしています。 狙っている女性以外とも ちゃんとお話していますし、 誰とでも楽しく雑談するよう こころがけており、 自分が彼女に対して、 異性として特別な感情を 抱いていることは、 バレていないと思っています。 以前、 「○○さん(←狙っている女性の名前) が旅行いったらさ、 その風景写真をオレのLINEに送ってよ オレ、そういうの見るの好きなんだ」 といって、うまくLINEを聞き出しました。 その後、たまにやり取りをしながら 関係をつないでいます。 ところが先日、彼女が急に よそよそしくなりました。 自分にはまったく心当りがなく、 突然のことで驚いています。 何がいけなかったのでしょうか? ーーーーーーーーー さて、 これを読んだあなたは、 何がいけなかったと思いますか? … … … 僕の答えは、 ・第三者が想定されていない です。 ・あなたと、目の前の女性で世界が 完結していると思っている とも言えます。 これは、恋する男達の大半が やらかします。 例えば、今回の相談で言えば、 本人は、 ーーーーーーーーーーー 自分が彼女に対して、 異性として特別な感情を 抱いていることは、 バレていないと思っています。 ーーーーーーーーーーー と言っていますが、 たぶん、この女性は、 彼氏か、周囲の同僚か、 もしくはその両方かに、 この男性からLINEの連絡先の 交換をお願いされて、 しかも、 「旅行の風景写真を送ってくれ」 って言われたことを、報告しています。 彼氏になら、 彼女「最近、こんなことあってさ」 彼氏「まじで。それ口説かれてるよ」 彼女「いやいや、そんなことないと思う」 彼氏「いや、あるって。おかしいじゃん。 ちょっと、そのLINE見せてみろよ」 彼女「うん。こんな感じ…」 とか。 ある程度以上にモテる女性と 付き合ったことがある男性なら、 こういうやり取りって、 誰でも一度は、 経験していると思います。 そりゃーもう、 モテる女性は、いつでも口説かれてますから。 そして、その女性が、今の彼氏を 好きだと感じているならば、 まず100%、包み隠さず 報告しますから。 その先は、彼女や彼氏の 性格にもよりますが、 完全にネタ男にされるとか、 あるいは、彼女の方が、 今の彼氏を意識して、 ある日、急に、口説いてきている その男性に対して警戒心を高めるとか。 ともあれ、その時点で、その彼氏と その彼女の関係性が、上手くいっているなら、 話題として共有された時点で、 これでゲームオーバーです。 あるいは、この相談者さんは、 ーーーーーーーーーーー 狙っている女性以外とも ちゃんとお話していますし、 誰とでも楽しく雑談するよう こころがけており、 ーーーーーーーーーーー とも言っていますが、 たぶん、 ーーーーーーーーーーー 以前、 「○○さん(←狙っている女性の名前) が旅行いったらさ、 その風景写真をオレのLINEに送ってよ オレ、そういうの見るの好きなんだ」 といって、うまくLINEを聞き出しました。 ーーーーーーーーーーーー という行動をしているのは、 この女性に対してだけだと 思うんですよ。 他の女性とは、LINEを 交換しておらず、 LINEを通じたプライベートな 雑談だって、していない。 で、こういうのを、 会社の同僚の間で、 女子トークのネタに されたりするわけです。 この場合、 ネタにされることが、 どんな場合にでも絶対にダメ かといったら、 そういうわけでもないのですが、 今回のケースで言えば、 この女性は彼氏がいる わけですので、 その彼氏と上手くいっている という前提で、 同僚の間で、女子トークの ネタにされてしまったら、 やっぱりゲームオーバーですよね? 「私は大好きな彼氏がいるけれども、 いま、別の男に、こういう アプローチを受けてるの。 きゃー。どうしよう! 超うれしー!!」 「えー。いいじゃん。いいじゃん! 今の彼氏なんか捨ててさ、 その男とくっついちゃいなよ!!」 とは、ならないわけですよ。 今の彼氏と上手くいっている、 という前提があるんだから。 どう考えたって。 ・・・ さてさて。 せっかくですので、 ・第三者からの力が働く というパターンについて もう少し見てみましょうか。 例えば、 「前回まで、完璧に上手くいって いたはずなのに、 急に女性の態度が、そっけなく なりました」 っていう相談。 で、その女性との出会いが、 婚活パーティーとか、 真面目系のネットの出会いとか。 女性側が積極的に、真剣に パートナーを探している場所で 出会った場合。 で、話を聞く限り、 本当に、実際に、 それまでのデートには 何の問題もなく、 イイ感じに上手くいっている場合。 こういう時、 原因はだいたい、 ・別の男に先を越された です。 実際に付き合っているわけ でないならば、 つまり、 一緒に食事したり、 ちょっとデートしたり するくらいであれば、 複数人と同時進行で、 本当に良い男を選び、 絞り込んでいく女性 というのは、 沢山います。 なので、 「あなたにミスは無かった。 あなたは完璧だった。 でも、もっと良い男がいたか、 先にゴールを決めた男がいた」 っていうパターン。 他には、そうですね… 合コンなんかだと よくあるのですけれども、 「合コンで、2人きりで話している ときはとても良い雰囲気でした。 帰り際も、好感触で、次に2人きりで 遊びにいく約束もしました。 その日、家に帰ってからのLINEの 反応も良かったです。 なのに翌日から急に、 相手の反応が冷たくなりました。 何がいけなかったのでしょうか?」 とか。 で、女性側の合コンメンバーは、 仲良しグループか、 職場の仲間か。 これなんかだと、 女性側のキーパーソンを ちゃんとフォローできていなかった 可能性が高いですね。 1対1だと、たしかに その女性は、男性を気に入っていた。 でも、その後の女子会とかで、 あなたの評判が悪かった。 だから、彼女の態度が 豹変してしまった。 ・・・ 最初にも言いましたが、 どういうわけか、 男というのは、 恋をすると、 自分と、その女性、 しか見えなくなります。 そして、 自分と、その女性、 世界は、その2人きりで、 あとは物語のわき役、 景色でしかない、 というような前提で ものごとを考える傾向があります。 ところが、実際は、 その女性にはその女性の、 社会があり、 しがらみがあり、 世界があり、 多くの人間関係の中で 生きています。 出会ったばかりの、 実はまだ良く知らない、 あなたよりも、 ずっと深く、信頼している 周囲の人々がいて、 そういう人々の影響を 強く受けています。 その女性には、 親がいて、 友人がいて、 同僚や上司がいて、 兄弟がいて、 そして、 彼氏がいるかもしれないし、 モテる女性ほど、 あなたにとっての ライバルだって、 沢山います。 忘れないでください。 相沢蓮也
相沢です。 ときどき、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 って言って 僕に相談をしてくる 男性がいます。 そういう男性はだいたい、 そこそこ遊んでいて、 でもその「遊んでいる」 女性というのは、 その男性にとっては、 本命が現れたときのための 「ただの練習」でしかなかった。 そしてあるとき、 ついに、 その男性にとっての 「本命」が現れるわけです。 で、気合いを入れて、 「よし! この子だけは絶対に 手に入れてやるぞ!!」 と意気込みながら 万全を期すために 僕に相談をする。。 はい。 だいたいこれ、 上手くいきません。 この感じで相談されると、 僕も、 「うわ~ これ、ダメだろうな~」 って内心思いつつも、 でもこれ、仕事ですので、 出来得る限りの 指示を出してますが。 案の定、だいたい 上手くはいきません。 なぜなのか? 普段から、 『練習』でたくさんの 女の子を口説いていて、 ついに目の前に、 顔も性格も最高と思える 女性が現れた。 「よし! ここだ!!」 って決めて、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 って取り組む人が、 ほぼ必ず負けてしまう、 本当の理由について。 今日は、 そういうお話をします。 で、結論から言いますと、 この答えは、 相手の女性との 『感性』が違いすぎるから です。 『価値観』が違いすぎる 『世界観』が違いすぎる とも言えます。 一緒にやっているはずの ゲームの、 『ルール』が違う。 と言ったほうが 分かりやすいかもしれません。 女性はチェスをやっている つもりだったが、 男性は将棋をやっていた… 女性はテニスをやっている つもりだったが、 男性は卓球をやっていた… 女性はフットサルを やっているつもりだったが、 男性はサッカーをやっていた… だから 相手の女性からすると 「あれ? かみ合わないぞ…」 っていう、こういう種類の すれ違いです。 これを理解するために、 まずは、 あなたが、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 と感じた、 おそらくその女性は、 外見も可愛かったり 美人だったりして、 内面も、面白いのでしょう。 その女性について もっと理解する必要が あります。 その女性の過去。 その女性の歴史。 そこから作られる 恋愛観のようなもの。 こういう女性は、 中学や高校のときから ずっとモテて来ました。 大学でも、社会人に なってからも。 ずっとずっと、 当たり前のように、 毎日毎日、 たくさんの男性からの アプローチがある。 それが当たり前の日常。 それが、その女性に とっての『当たり前』です。 そうすると、 まずあなたに理解して 欲しいのですが、 これを読んでいるあなたが、 30代なのか、 40代なのか、 分かりませんが、 おそらく、 普通にしていて、 たくさんの女性が 言い寄ってくるのが 当たり前の日常なんて、 経験したことは 無いはずです。 そんな人間が こんなメルマガを 読んでいるはずがない。 そうするとですね、 まずあなたが、 一番最初に認めなければ ならないのが、 あなたが、 本気で欲しいと感じている その女性との、 ・圧倒的な経験値の差 なんですよ。 今のところ、 あなたがどの程度 頑張ったか分かりません。 マッチングアプリを してみたり、 街コンに出かけてみたり、 路上で一生懸命、 すれ違う女性に声をかけて みたり、 そんな努力を、 2年とか3年とか 続けたのかもしれません。 そうやって、 毎日毎日、努力と練習を 積み重ねた日々。 そしてやっと得た、 恋愛コミュニケーションの力。 うん、それ、 ずっとモテてきた女性は、 とくにこれといった 努力することもなく、 高校生くらいで 手に入れてますから。 だって、 ただ生きているだけで 毎日、口説かれてるんだもん。 頑張る、頑張らない 以前の問題です。 そもそも、 「それが当たり前の毎日」 だから、 生きているだけで 半分強制的に、 恋愛に関する能力が 上がり続けてきました。 しかもこれ、 そもそも、生物として、 男性よりも女性のほうが 最初から、圧倒的に、 空気を読む力とか、 コミュニケーション能力 とかって、 優れていますので、 なのでこれ、 まずは本当に謙虚に なって欲しいのですけれども、 恋愛というものに対して、 自分から積極的に出会いを 作って、 何年もかけて経験を積み、 少しばかり、たくさんの 女性と関係を持ち続けてみて、 ある程度、分かったつもりに でもなっている、あなた。 あなたが今いる場所なんて、 本当にモテる女性からしたら、 二十歳そこそこのときに、 とっくに経験済み。 鋭い子であれば、 高校生くらいで、 すでに終了したところ。 その程度のお話なのです。 たどってきた人生が 違いますよね。 で、こういう男女に どんなギャップがあって、 その何が致命傷になるのか? っていうと、 僕は、 「好きになるスピード感」 だと思います。 モテない男ほど、 すぐ、好きになる。 まだせっ○スすら していないのに、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 とか言い始める。 この恋愛観の幼さこそが、 結局、モテる女性を 落とせない理由なわけです。 そもそも、 ほとんどの女性は、 相手の男性のことが それほど好きではなくとも、 付き合ったり、 せっ○スしたりします。 『7割OK』くらいで、 付き合いますし、 せっ○スもします。 もしもあなたが、 女性から 「まだ本当に、あなたの ことが好きか分からないから」 みたいな言い回しで、 フラれたのであれば、 それは、 オブラートにつつんで その時は、そういう言い方を してくれただけで、 要するに、結論は、 「ごめんなさい! 無しです!!」 だっただけです。 この断られ方であれば、 女性の好感度としては、 まあ、3割~5割といったところか… そうして、 ほとんどの女性が、 『7割OK』くらいで、 付き合いますし、 せっ○スもする、 その理由はといえば、 女性にとって、 付き合うことも せっ○スすることも、 恋愛の大きな流れの中の、 ・ひとつの過程 でしか無いということです。 今まで、 ちゃんとモテたことの無い 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 っていう男性にとって、 付き合ったり せっ○スしたり することは、 ・ゴール なんだけれども、 女性にとっては、 ・ただの通過点 でしかない。 この差。 特に若いころから モテてきた女性ほど、 実際に、ここ、 たくさん痛い目に 合っているわけです。 中高生のころであれば、 漫画やドラマの影響 なんかもあって、 それこそ、 その女性にとって、 「この男だけは 何としても手に入れたい!」 みたいな男を 何人も捕まえてきました。 付き合うこと、 せっ○スすることを、 とても大事なゴールとして。 でも、 「この男だけは 何としても手に入れたい!」 という男と、 付き合ったり、 せっ○スしたりしてから、 しばらくして思うわけです。 「あれ? なんか違うぞ??」 って。 そして、 クソみたいな男子を さんざん相手にしてきた 女性は、 ※女性からすると 同年代の男はたいてい 精神年齢が低すぎるので クソです。 漫画やドラマとは 違って、 現実の恋愛ってのは、 付き合ったり せっ○スしたり 『した後』の時間のほうが 圧倒的に長く、 むしろ、そこから やっとスタートである ことに気が付きます。 一方で、男は、 女性ほど経験を積む チャンスが無いうえに、 そもそも精神年齢が 幼いので、 なかなかここに、 気が付けません。 下手すると、 いつまでたっても、 運命の女性という名の、 幸せの青い鳥を探し 続けます。 付き合ったり せっ○スしたりしてからの、 リアルの男女というものに 目を向けられないまま、 おままごとの 恋愛ゲームに興じて終わる。 経験人数=恋愛経験だと 勘違いをしたままに。 … まあ、そういう時期も 必要だとは思いますが。 どこかで卒業して 先に進まないとね。。 さてさて。 最初に僕が、 『感性』が違う 『価値観』が違う 『ゲーム』が違う。 って言った意味、 なんとなく伝わりましたか? 付き合ったり せっ○スしたりすることを ・ゴール だと思っている人間と、 付き合ったり せっ○スしたりすることが、 ・ただの通過点 だと思っている人間。 ゴールだと思っているから、 いきなり、一方的に 自分の気持ちが100% まで盛り上がってしまい、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 と、ハガネの覚悟で 相手を落としに行く人間と、 通過点だと思っているから、 『7割OK』くらいで、 相手を冷静に観察する人間。 これ、勝負にならないの 分かりますよね? だから重たい。 だからめんどくさい。 だから気持ち悪い。 なぜこうなって しまうんだろう? じゃあ、モテない男として 生まれてしまったら、 何をやってもダメなんだろうか? 努力は無価値なんだろうか? 僕は、違うと考えます。 恋愛に対する 取り組み方の問題じゃあ ないでしょうか。 『練習』と『本番』を 別けるから、 話がおかしくなる、 つまり、 『価値観』や『感性』 『恋愛観』がおかしくなるのだと 思います。 というか、 女性のほうは、 最初から、 『練習』とか『本番』とか 別けてませんよね? たぶん、 全部が『練習』であると同時に、 全部が『本番』なんですよ。 だから最初から、 まったくどうでもイイ男は 相手にしないし、 同時に、 そもそも付き合ってもいない、 せっ○スすらもしていない 男に対して、 いきなり100%の 気持ちを入れ込むこともしない。 全部が『練習』だし、 全部が『本番』だから。 男だって、 同じで良いと思います。 いや、 同じ『が』良いです。 そうやって、 まずはやっているゲームの 『ルール』の部分、 『感性』『価値観』の部分を 合わせてゆかないと、 かみ合いませんよね。 ですので僕は、 本当にうまくいく男性というのは、 普段、『練習』とか言いながら どうでもいい女性を口説き続け、 たまたま好みの女性と出会った 瞬間に、急に気持ちが高まって、 「この子だけは、 どうしても逃がしたくないです!」 って言いだす人ではなくて、 普段から、 「あ、この子はアリかな…」 っていう女性だけを、 7割OKくらいの感覚で 口説いたり、 付き合ったり、 せっ○スしたり しているうちに、 少しずつ経験が増えて、 恋愛コミュニケーションが 上手になってゆき、 気が付いたら、 結果として、 他人から見たら とてもうらやましがられる ような女性と付き合ってました、 でも自分としては、 その女性と付き合ったり せっ○スしたりした当時は、 そこまでじゃなくて、 でも、その後、 2人で関係を 深めていくうちに、 後から気が付いたら 100%愛していました。 っていう感じ。 これつまり、 モテる女性側の感性、 恋愛観、ルールを、 なぞった方が ・現実的 だと思うわけです。 どうにも、 恋愛経験が少ない、 あるいは浅い男性ほど、 恋愛観が、 恋愛に対する考え方が、 ゲームっぽいんですよね… なんか幼い… 恋愛って、現実なんですが。。 相沢蓮也
相沢です。 インターネットの世界だと、 「恋愛コンサルタントです」 って名乗っている人の多くは、 「どうしたら不特定多数の 女の子たちと沢山せっ○スできるか?」 っていう話をメインに しているようですが、 僕の場合は、 あんまり、そういうのをしません。 たまにしますけど。 やっぱり、たまにですね。 それは。 そして、 それよりは、基本的には、 大真面目に、 「恋愛って何だろう?」 「どうしたら本物の満足を 手に入れられるのだろう?」 「男として、どう生きるべきなんだろう?」 みたいなテーマに 取り組んでいますし、 コンサル生さんたちとも そういうのをベースに 一緒に成長しております。 ところで、 そんなふうにして、 色々な男性の相談に乗って いますと、 特に、20代~30代前半くらいで わりと問題としてあがってくるのが、 親との関係性 です。 やはり事実として、 DVっぽかったり、 いわゆる『毒親』みたいな 両親のもとで育った男性は、 大人になってからも 人間関係に、悩みや ストレスを抱えやすいです。 コミュニケーション全般、 不器用だったりして、 他人とのかかわりに、 劣等感や不信をいだきやすいです。 そして、 当たり前のことではありますが、 恋愛だって、 コミュニケーションだし、 他人とのかかわりです。 全くの他人である、 女性と、 どういう距離感で、 どうやって仲良くなり、 どうやって付き合ってゆけば良いのか? ごくごく当たり前の、 人間関係の話。 親との関係。 兄弟との関係。 友だち関係。 上司との関係。 先輩との関係。 部下との関係。 後輩との関係。 そういう、たくさんある 人間関係のひとつ。 それが、恋愛です。 ですので、 好きな女性に対して、 どんなLINEをするですとか、 どんなセリフを言うだとか、 どんなデートで、 どういう手順で、 どんな駆け引きをする、 だとか、 そんな表面的なお話だけを していても、 本質的な、 人間関係での不器用さ 劣等感、 自分と他人に対する不信感 をかかえたままですと、 満足できる成果なんて ちっともつかめません。 いわゆる『毒親』のもとで 育ってしまった人は、 とにかく、ここが弱いです。 一般的な『親』が 与えてくれるはずの ・何か が、与えられないまま、 育ってしまったからです。 ところで、 その「何か」ってなんですか? って言われると、 これまた非常に言葉に しづらいのですが。 しいて、別の言葉に 置き換えるのであれば、 「無条件の承認」とか「無償の愛」とか。 「あなたが、あなたである。 それのみを根拠にして、 わたしは、無条件であなたを肯定する」 といった種類のものです。 これを、両親からたっぷりと もらって育った人は、 強いです。 傷ついて、落ち込んでも、 芯(しん)の部分が折れません。 生命としての、 根源的な自信がそなわっているので、 自分や他人を 信頼できるだけの強さがあるし、 自分は自分。 他人は他人。 として、必要以上に劣等感を いだくこともありません。 … と、ここまで書くと、 「いやいや。 自分は親に普通に愛されて 育ちましたけど、 自分に自信が無いし、 劣等感も凄いですよ」 とか、 「いやいや、 なんでもかんでも、親のせいに し過ぎじゃね? 親の影響力、そこまでか?」 とか、 「じゃあ、『毒親』に育て られてしまった自分には、 もう絶望しか無いんですか?」 とか。 色々と突っ込まれそうなのですが。 そこはもう、 ・程度の問題 としか、言いようがないですね… 親だけであなたの人生は 決まりません。 でも、 親の影響力って凄まじいよね。 っていう感じ。 そして、そのうえで。 今回の話の一番のポイントは、 人間が、 自分のことも 他人のことも 信頼できるだけの、 根源的な強さ、 自信といったものを 身に着けるためには、 「あなたが、あなたである。 それのみを根拠にして、 わたしは、無条件であなたを肯定する」 といった種類の愛情や承認が 必用ですよ。 ってことです。 そしてこれを、 一番たくさん与えてくれる 可能性が高いのが、 一般的には、親ですよ。 というお話ですので、 逆に言えば、 親からこれらを 充分にはもらえなかったとしても、 社会に出て、 外の世界とかかわるうちに、 先輩とか、 上司とか、 先生とか、 親戚とか、 そういった、 親とは別の「大人」から 少しずつ、受け取って、 その「少しずつ」を 沢山集めることで、 結果的に 充分に満たせることが ちゃんとあります。 逆に、 親からそれなりにちゃんと もらっていても、 社会に出て、 先輩とか、 上司とか、 先生とか、 親戚とか、 そういった、 親とは別の「大人」から ほとんど、もらえなかった場合、 不完全燃焼みたいな感じで、 心の奥底に、 劣等感や不信感、 不満感が、 少しずつ、たまってしまいます。 … ですので、 ・親を選ぶことはできない ・自分に出来ることをやるしかない という意味でも、 あなたにとって、 そして、 誰にとっても、 本当に重要なのは、 親とは別のところで、 別の人間から、 「あなたが、あなたである。 それのみを根拠にして、 わたしは、無条件であなたを肯定する」 といった種類の愛情や承認を ・少しずつ 集めることが出来るのか? です。 ここで僕が、 ・少しずつ という言葉を強調しているのは、 やはり、 自分の親でも何でもない 人間から、 こういう種類の承認や愛情を、 たっぷり、がっつりと もらいたい、 っていうのは、 ちょっと無理があるんですよ。 それを許してくれるのは、 基本的には、親だけです。 だから、 それ以外の他人に求めて 良いのは、 ・少しだけ です。 その「少し」を沢山 集めてください。 ところで、 じゃあ、 その「少し」を沢山 集められる人と、 ちっとも集められない人の 差って何ですか? って話になるかと 思うのですが。 この差は、 2つあります。 1つめ。 誰かのために貢献できるかどうか? つまり、 先に与えられるかどうか? です。 社会というのは、原則、 待っていても、誰も 何も与えてはくれません。 親じゃないんで。 だから、先に与えます。 「どうしたら、その人が 喜ぶのか?」 をちゃんと考えて、 それを惜しみなく提供してください。 男はだいたい、仕事で これが出来ます。 自分が所属している組織のため、 会社のために、 駆け引き無しで、 全力で、自分を提供します。 仕事で成果を出すんです。 そうするとだいたい、 その会社とか、 その組織のボスとか、 責任者の立場の人、 上司や先輩が 可愛がってくれます。 その関係性の中から、 「少しだけ」 無条件の承認がもらえたりします。 最初は仕事でのかかわり。 でも、ちゃんと認められたら、 仕事が終わっても、続く関係。 これが、掛け値なしの関係 というやつで、 ここに、無条件の承認が かくれています。 男性ってのは、 女性と違って、 この辺、シンプルなので 助かります。 日本という社会で、 男性が、 こういう「承認」を得たければ、 このルートが最短でしょう。 そして、 だからこそ問題に なってくるのが、 2つめ。 誰に貢献するのか? 誰のために、先に、 自分をなげうって提供するのか? です。 ここを間違えると、 一方的に、搾取(さくしゅ)されます。 しかしこれは、 実はけっこう簡単に 見分けられます。 こちらが先に与えたぶんだけ、 あるいは、 こちらが先に与えたら、 その倍くらいの何かでもって 返してくれる人なのか? それとも、 なんやかんやと理由をつけて、 あなたから、一方的に、 搾取(さくしゅ)するだけの 人なのか。 それを見抜くための 一番のポイントは、 ちゃんと話を聞いて、 最後は、あなたの意思を 尊重してくれる人かどうか? です。 こういう人は、信頼して 大丈夫です。 逆に、 話を聞いてくれるフリをしつつ、 最後は、 あなたを囲い込んで、 自分の思い通りに動かそうと する人間、 総じて、そういう人間は、 「あなたのためを思って いっているんだよ?」 という言葉で脅迫し、 あなたをコントロールしようと してくるのですが、 そういう人間は、信じたらダメです。 … 今日もまた、 小難しい話をしてしまいました… でも最近、 ますます感じるんですよ。 恋愛に関しても、 結果が出る、出ないって、 最後はほんとに、 こういう『土台』の差 なんですよね。 やっぱり恋愛だけが 人生における、 摩訶不思議な特別事項 というわけでは無くて。 ぜんぜん、そんな特別な ことでは無くって。 恋愛だって、 人生の一部でしか ないんだよなあ… って。 相沢蓮也
あなたは、 強くなりたいですか? 僕は、昔からずっと 「もっと強くなりたい」 って思っていました。 それは、 ケンカが強いとか、 そういう、 頭の弱そうなお話ではなくて。 もっともっと、 心の問題として。 本当の強さを求めて。 今日は、 この秘密を知るために、 ひとつの 心理学の実験のお話をします。 「心の強さとは何か?」 をテーマにした実験です。 ・・・ まず、 けん玉の初心者を 集めました。 けん玉。 で、集まってくれた みなさん、それぞれを、 個室に案内して、 そこで、好きなだけ練習して もらいます。 練習の風景は、 カメラでのぞき見できる 状態にして、観察してみます。 すると、 ・20分以内に練習あきらめて、 うまくならなかった人たち と、 ・1時間以上の練習を続けて、 それなりに上手くなった人たち に別れました。 さて。 この『差』ってなんだと 思いますか? … … … … … … … 答えは、 目の前の結果に、 一喜一憂(いっきいちゆう) したかどうか? でした。 20分以内に、練習を あきらめてしまった人たちは、 みなさん、 けん玉が、 一度、うまくお皿に乗るたびに、 「よしっ!」 「やった!!」 「いえーい!」 みたいな感じで、 ガッツポーズしたり、 大げさに喜んだり いちいち、 テンションを上げて、 逆に、 1度、失敗するたびに、 「くそっ!」 「なんでだっ!」 「う~…」 と、 おおげさに、 テンションを下げて、 そうやって、 いちいち、 目の前の小さな結果について、 気持ちを上げたり下げたり したそうです。 一方で、 練習を1時間以上も続けて、 それなりに上手くなった 人たちは、 みなさん、 その1回、 その1度、 玉が、お皿に乗っても、 乗らなくても、 黙って、たんたんとやる。 もくもくと、 いちいち、喜びも 悲しみもせずに。 事実だけを見て、 どうしたらうまくなるかを 考えながら、 もくもくと、続ける。 そういう人たちなのだとか。 僕は、 この話を聞いたとき、 まっさきに、 ナ ン パ を思い浮かべました。 同じなんですよ。 あれも。 上達しない男性は、 だいたい、 目の前の結果にこだわります。 女性に話しかけて、 ちょっと反応が悪かった、 とか、 無視されてしまった、 とか、 それだけで、いちいち 悔しそうに、肩を落としますし、 様子を見ていると、 全身から、 「くやしい、残念、むねん」 という気持ちがあふれてます。 いちいち、傷つきます。 そして、ちょっとでも 女性の反応が良いと、 やたらと舞い上がって、 「やったぜ! ついにLINEゲットしたぜ!」 とかいって、 そのひとりの女性に 執着します。 でも、 すぐに上手くなる男性って、 女性の反応がどうであれ、 すべて、 ただの『事実』として うけとめて、 たんたんと、続けます。 良い反応も、冷たい反応も、 すべては、ただの『事実』 こういう男性は、早いです。 ・・・ 確率は、期待値に収束します。 難しい言葉を使ってすみません。 簡単に言うと、 例えば、 3パーセントの確率で 起きることが、 最初の1回で、起きるなんて ことは、いくらでもあるし、 20%の確率で起こるはずの ことが、 20回繰り返しても、 1回も起こらない、 なんてことは、 実際には、 いくらでもあるんです。 でも、 1000回、 1万回、 10万回、 と繰り返していれば、 いずれ、 3パーセントに落ち着いてきますし、 20パーセントに落ち着いてきます。 何が言いたいのか? あなたがもし、 「正しい努力」を続けて いるのであれば、 いつか、必ず、むくわれます。 安っぽい言葉で恐縮ですが。 真実だと思います。 「正しい努力」とは、 あなたが欲しいものを 手に入れるための、 『高確率』の方法論。 『高確率』の努力、 です。 そうすると、 例えば、 あなたが、どんなに 「正しく」努力をしていても、 2か月とか、 3か月とか、 もしかすると、 半年とか、1年とか たっても、 ちっとも結果が出ない、 なんてこと、 普通にあるんですよ。 逆に 「間違った」努力を していても、 1週間や2週間で、 いきなり結果が出てしまう、 なんてことも、 普通に、よくあります。 短期的には、 そういうことって、 いくらでもあるんです。 でも、やっぱり、 確率は、期待値へと 収束してゆくものですから。 5年とか、10年とかいった 単位で見ますと、 最後は、 「正しい」努力をした人間が、 いちばん、持っていきます。 逆に、 「間違った」努力をしていたのに、 運よく、 1週間とか、2週間とかで 結果が出てしまったひとは、 まあ、だいたい、 数年で消えてゆくものです。 10年は、まず残りません。 確率は、 期待値へと収束するのだから。 そうやって、 時間のフィルターを 通せば通すほどに、 ホンモノ しか、残りません。 それが、自信です。 「どうしたら、 もっと強い心を持てるのか?」 「どうしたら、 折れない精神力を持てるのか?」 結局それは、 短期的に、 目の前の、ちょっとした 成功や失敗の繰り返しについて、 いちいち、心を動かさない。 成功しても、 失敗しても、 上手くいっても、 上手くいかなくても、 「まあ、そういうこともあるよね」 と、 短期的には、 こういう受け止め方をしてですね、 10年後の自分に向けて、 淡々と、 「正しく」努力を積み重ねられる、 その在り方こそが、 心の強さなんだと、思います。 そうして、よく、 ニセモノの自信 とか、 ホンモノの自陣 とかっていいますけれども、 ニセモノの自信とは、 実体験の無い、思い込みで、 ホンモノの自信とは、 あなた自身が、 「正しく」努力を積み重ねて いくなかで、 「なーんだ。 短期的に見たら、 自分よりもすぐに、結果を 出したやつが沢山いて、 つい、そういう人たちと 比べてしまって、 自信を無くしたりもした けれども、 5年とか10年っていう 単位で比べてみたら、 結局は、同じようなところに 落ち着くよね」 っていう、 つまり、 短期的な結果の比較ではなくて、 長期的な、大局的な、 結果の観察でもって、 「色々あったけれども、 自分って、最後は、出来るじゃん」 っていう ・実体験 を獲得することによって、 得られるものなのです。 だから、 長期間の、「正しい」努力に よって、結果を得た人間ほど、 心が強く、折れません。 短期的な「結果」だけ見て、 いちいち、 喜んだり、落ち込んだり しているひとほど、 調子が良いときには 気持ちがハイになって、 自信満々に見えるのだけれども、 ちょっとしたきっかけで、 すぐに、心がポキっと折れます。 ホンモノの自信と、 ニセモノの自信の違い。 強い心、 折れない精神力を育てる方法。 「正しく」努力を積み上げたい ですよね。 相沢蓮也
「自分は恋愛に臆病です。 勇気の出し方を教えてください」 という質問をいただきました。 今日は、これに答えます。 ・・・ 最初に、昔の僕について お話させてください。 若い頃の僕は、 いわゆる、 性依存症 というやつでした。 毎日、24時間、 新しく出会った女性と そういうことをする、 ということしか 考えておらず、 100人までは 数えましたが、 あとはもう、 数えること自体に 意味を感じなくなり、 ただただひたすら、 長い間、 そういう時間を重ねて しまいました。 したは18歳から、 うえは50歳まで。 例えば中高生のクラスで言えば、 たぶん、モテないであろう タイプの女性から、 隣の学校に、その子の ファンクラブがあったような 女性まで。 とにかく、色々な子がいました。 ナ ン パ や合コンのチームを 運営していたこともありますし、 出 会 い が目的の社会人サークル を主催していたこともあります。 SNSや、今でいうマッチングアプリも ひたすらやりましたし、 婚活パーティーにも、数えきれないほど 参加しました。 その後も、10年間くらい、 ずっと、恋愛相談に乗る、 という仕事を続けておりますので、 男と女の、リアルな現場を 見続けてきたことになります。 そんな中で、 1つ、確信していることがあって、 それは、 「世の中には、色々な人がいる」 ということです。 「何を当たり前のことを 言っているんだ?」 と思いますよね笑 でもきっと、 「恋愛に臆病です」 という人は、 この当たり前のことについて、 もう1度だけ、 考えてみて欲しいんです。 僕は、 「世界を知る」 とは、 「色々な人がいる」 という事実を、 頭ではなく、心で理解する ことだと思っています。 多くのひとが、 世界を知りたくて、 海外に行きますよね? でも本当は、 世界って、 もっと身近なところにも 深く深く、広がっていて、 たくさんの出会いの中で、 一生をかけて、 発見し続けることだって 出来ると思うんです。 こうやって考えてみると、 なんとなく、僕には、 「恋愛が怖いです」 という気持ちって、 「海外が怖いです」 っていう気持ちに 似ていると思うんですよ。 「そりゃあ、たまには 怖い思いもするかもしれない。 治安の悪い国に行けば、 ひどい目にだって合うだろうし、 異文化に触れれば、 快適なことばかりでも ないでしょう。 でも、意外と大丈夫だし、 飛び込んでみたら、 世界が広がって楽しいよ」 って。 そして、 男と女は、化学反応です。 1つの出会い、1つの別れを通じて、 少しずつ、変化したりします。 相手も。 自分も。 たったひとりの異性との出会いが、 たったひとりの異性からの言葉が、 昨日までの自分を 大きく変えてくれることがあります。 「このひとと出会うまでは 自分って、こういう人間だと 思っていた。 なのに、今の自分は、 昨日とは180度ちがう…」 そんな、 自分でも信じられないような 大きなミラクルが起こること だってあります。 そのミラクルが、 あなたにとって、 本当に、幸せなことなのか? こればかりは、 死ぬ間際まで、 分かりませんが、 少なくとも、 たくさんの『他人』を発見して、 たくさんの『自分』を発見する、 ということは、 あなたの世界を 豊かなものにしてくれること では、あると思います。 男と女は、化学反応です。 そして、恋愛とは、 身近にある、 世界の広さを思い知ることです。 海外旅行に行くくらいの感覚で。 それが怖いなら、 まずは、 国内旅行に行くくらいの感覚でも かまいません。 新しい自分を発見するために。 小さな化学反応を求めて。 小さく、一歩を踏み出してみてください。 相沢蓮也
相沢です。 最近、若い子の相談に 乗る機会が多くて、 だいたい、彼らの多くが 共通して抱えている 悩み、 が見えてきたので、 今日は、そういうお話をします。 ところで、あなたは、 「天才になりたい!」 「自分は特別な人間だ!」 逆に言うと、 ・天才でない自分が許せない ・特別でない自分が嫌だ っていう感覚を持ったことって ありますか? 学生時代、 クラスには、ヒエラルキーが ありました。 学校内でのカースト制度 みたいなものです。 クラスでも、 目立っている、 イケている、 みんなから一目置かれている、 そんな少年、青年。 そういう青春時代を 送ってきた男性もいますし、 そういう男性をうらやましく 思い、 自分も、そうなりたい、 そうありたい、 と、願いながらも、 クラスの、イケてるチームに 所属できない自分に 強い劣等感をいだいていた、 そういう青春を送った 男性も、沢山います。 で、こういう彼らが、 その後、どうなるのか? っていうと、 まず、 イケてた男性は、 だいたい、 社会人くらいになると、 おおむね、 イケて無くなります(笑) 20代くらいの男性で、 「中学とか高校の時は、 自分は凄かった。 いつもクラスの中心にいたし、 いつも自分が盛り上げ役で、 自信に満ちていた。 ヒエラルキーのトップだった。 … それが、今では、 自分に自信が持てないし、 周りの目が気になって しかたがありません。 あれも出来ない。 これも出来ない。 劣等感のカタマリです」 … 学生時代に感じていた、 万能感。 自分は、世界の主人公であり、 自分なら、何にでもなれるし 何でもやれる。 … はずだったのに… … そういう男性にとっては、 どうやって、 「あの頃」を取り戻すのか? っていうテーマがあって、 万能でない自分、 なんでもやれない自分、 自分より優れた人間が いくらでもいることへの 「感覚的な」絶望。 ここで、 「感覚的な」 と言ったのは、 頭ではみんな、 分かっているわけです。 自分は、特別な人間 なんかじゃない、 って。 でも、「感覚」が それを許さない。 だから、 スーパーマンで無い自分に、 絶望してしまう。 苦しい。 そんな自分は、耐えられない … っていう人、 すっごく多いんですよ。 意外に思われるかもですけど。 ほんと、多いです。 冷静な話をしちゃいますと、 まあ、しょせんは、 クラスの男子のトップ なんていうのは、 1クラス30人いて、 そのうちの半分が 男子だと計算しても、 数になおせば、 15人に1人くらい、 クラスのイケてる『グループ』 だなんて言ってみても、 こちらも割合的には、 15人のうちの、3人くらい? それって、5人に1人の 割合ですので、 あなたの、学生時代の 『主観』とか『体感』的には、 その、せまいクラスが世界 でしたから、 イケている人たち、 クラスのヒエラルキーの、 カースト制度の、 トップの人達が 凄い人に見えたかもだし、 あるいは、 自分たちは、凄いと 思えていたかもなのですが、 それは、 1クラス30人という 世界でのお話。 15人に1人とか、 5人に1人とかの ・凄い人達 なんていうのは、 学校のような『箱庭』を 一歩でも出てみれば、 世の中には、 あまりにも沢山いる、 十把(じっぱ)ひとからげの 凡人でしかなくて、 なので、 「中学とか高校の時は、 自分は凄かった。 いつもクラスの中心にいたし、 いつも自分が盛り上げ役で、 自信に満ちていた。 ヒエラルキーのトップだった。 … それが、今では、 自分に自信が持てないし、 周りの目が気になって しかたがありません。 あれも出来ない。 これも出来ない。 劣等感のカタマリです」 と感じてしまうこと自体が、 根本的に、ズレていると 言いますか、 いつまで『箱庭』を 引きずっているんだよ^^; という話なわけです。 … これ、 逆もまったく同じですよ? 例えばあなたが、 学生時代、 クラスのヒエラルキーの 一番下とか、 下のグループだったと するじゃないですか。 で、 「自分は底辺の人間なんです」 「自分がみじめで大嫌いです」 「イケてる人達がうらやましい…」 「自信がありません」 と。 これだってしょせんは、 狭いせまい、 『箱庭』のヒエラルキー。 あなたが言う、 底辺の人間は、 数字になおせば、 5人に1人は いることになるわけです。 いやいや、 底辺、多すぎじゃね?笑 あなたが、それを 「自分は底辺の人間なんです」 と、見下すということは、 世の中の男性の、 5人に1人を あなたが、見下している、 ってことですからね!? 「自信がありません」 とか言いながら、 実は、とんでもない ・傲慢(ごうまん) です。 つまりこれ、 この種類のコンプレックスって いうのは、 本質的には、 まったく同じこと。 コインの表と裏なだけで、 実は根っこは同じ。 ・世界の広さを知らない ことが原因なわけです。 ガキじゃないんだから、 いつまでも、 『箱庭』の価値観を 引きずってんなよな。 と。 もちろん、ここで言う、 世界の広さ、 っていうのは、 地理的な、物理的な意味では ありませんので、 「世界を知るために、海外に行きます!」 とかって言いだすと、 ちょっと、本質を理解できて いないのでは?? とも思いますが、 まあ、それも含めて、 一度、海外で生活してみるとか っていうのも、 ぜんぜん、アリだとも、思いますが。 ただ机に座って考え込むよりも、 海外だろうが、 会社だろうが、 サークルだろうが、 バイトだろうが、 様々な組織、様々な空気、 様々な価値観、 それも、なるべく、今までの 自分の価値観とは違ったもの、 に実際に触れてみる、 ってことが大切ですので。 そういう意味では、 僕はもちろん、 沢山の女の子を口説くこと、 をお勧めしてます。 ほんとに、 女の子って、一人ひとり、 みんな違うんで。 Aという女の子に通用したことが、 Bという女の子には全く通じない、 なんて、しょっちゅうあります。 そういう『多様性』にもまれて いるうちに、 何が正解か、分からなくなる。 でも、正解が無いってことは、 つまり、 たった1つの、 絶対的な価値とか、 基準というものが無い、 ってことですので、 つまり、 あなたが過去に感じていた、 ヒエラルキーも、 実は、 ・小さな箱庭の幻想 でしかなかった、 ってことに気が付けるわけです。 つまり、 価値とか基準を、 たった1つに決めつけて、 その中で、順位を争うことに そんなにクリティカルな、 少なくとも、 あなたの人生の価値を 決めるほどの、意味は無い、 他人と比較しても しょーがない、 ってことが分かってくるわけです。 例えばそれは、 それってのは、 順位づけとか、 他人と比較して争うこと っていうのは、 1つの、ゲームであり、 エンターテイメント、 では、あるんですよ。 プロのスポーツとかは その典型ですよね。 芸術とかもそうかな。 ○○賞受賞とか、 あと、人気とか テレビの視聴率とか、 学校の成績とか、 学歴とか、 年収とか、 営業成績とか、 ○○大会1位とか、 もちろん、それらの 1つ1つは、 大きな価値があるし、 尊敬されるべきものだし、 素晴らしいものだけれども、 それでも、 究極のところ、 ・沢山ある価値・基準の1つ でしかないわけです。 どれも、 人生を楽しむための ゲームであり、 設定であり、 エンターテイメントでは あるのだけれども、 逆に言うと、 それ以上のものでは無い。 「じゃあ、自分の人生の 価値って何なんでしょうか?」 っていうと、 う~ん… 分かりません。 そういうのって、やっぱり、 自分で決めるものだから。 それを、 つまり、 自分の人生の価値ってやつを、 誰かに聞いたり、 ヒエラルキーの上位争いみたいに、 他人とか、マスメディアとか、 その他大勢が評価するような 価値観に見出すのではなくて、 他人の評価とか、 他人の考えとかは、 いったん置いておいて、 ・結局自分は、何がしたいのか? ・結局自分は、どうしたいのか? だけが、重要なのでは ないでしょうか。 他人と比較することに 一生懸命な人間に限って、 他人の物差しで自分を 測ろうとする人間に限って、 だいたい、そのへんが、 分かっていないのですよ。 「あなたは、何がしたいのですか?」
相沢です。 今日のお話は、 恋愛とは直接の関係は無いのですが、 それでも、 女性からモテるための、 かっこいい、大人の男に なるためのお話なのと、 わりと、この手の相談を よく受けますので、 たまには、こういう話も いいかな~ って思って、書きます。 … 僕の教材を購入してくれる人には とても『真面目』な男性が多いです。 「真面目」というと、 世間では、 「自分の頭で考えることをせず、 ただ社会のルールにしたがっているだけの 主体性の無い人間」 を指し示すことがあるようですが、 僕が『真面目』という言葉を使うときは、 「自分の頭で考えて、 自分の生き方について、真剣に悩み 向き合っている人間」 を指してます。 で、そういう男性ほど、 そして若ければ若いほどに、 理想と現実のギャップというものに 悩まされます。 「自分は、こうありたい! でも実際の自分は、こんなにも違う…。 その事実に、心が耐えきれない。 辛い。 どうして自分は、こんなにも 未熟なのだろうか…」 青春ですね(笑) 僕にもそんな時期があった気がします。 オッサンになってみて、 分かったことが色々とあります。 今の僕は、 そもそも「夢」も「理想」も抱きません。 それは単なる「妄想」だからです。 あるのは、「目的」と 「目的を達成するためのプラン」だけです。 「理想」とは、思い通りにならない現実から 目をそむけている人間が使う言葉だし、 「夢」とは、達成する意思の無い人間が 使う言葉です。 … 一方で、 「夢」とか「理想」っていうのは、 若者の特権かな、 とも思っています。 つまりですね、 僕は、「夢」とか「理想」といった 言葉が嫌いなのですけれども、 しかしですね、 若者が、本当にかっこいい、 大人の男になるためには、 「夢」とか「理想」を抱いて、 悩んで、傷ついて、間違えて、 挫折して… っていう時期が、 必要なんじゃないかな、 って思っています。 若い人ほど、未熟な人ほど、 焦(あせ)ります。 悩んだり、傷ついたり、間違えたり、 苦しんだり、挫折したり… その時間に耐えられません。 できれば、そういう時間を すっとばして、 悩むこともなく、 傷つくこともなく、 間違えることもなく、 苦しむこともなく、 挫折することもなく、 いきなり正解にたどり着きたい。 全部をすっ飛ばして、 ワープして、 1分1秒でも早く、 「理想」の自分にたどり着きたい。 そう願います。 でも、それって要するに、 辛い時間や、 現実から目をそらして、 逃げてしまおうという 考え方ですので、 そして、 逃げたぶんだけ、人は成長を 止めてしまいますので、 ちゃんとした、 かっこいい大人になりたいならば、 僕はお勧めしません。 むしろたっぷりと、 悩んで、 傷ついて、 苦しんで、 間違えて、 苦しんで、 挫折してください。 … そのうえで、 こういう真面目な若者に 僕から1つだけ、 ノウハウをプレゼントしようと 思います。 それは、 ・休むためのノウハウ です。 今の世の中って、 ・頑張るためのノウハウ で、あふれかえっていますよね。 でも実際は、 僕たちはロボットじゃないんで。 永久に頑張り続けることは できません。 その頑張りは、 あなたが抱いてしまった 「理想」へと駆り立てますが、 同時に、 あなたを追い込むこともあります。 「ある日突然、ぷつっと糸が切れたように、 何もかもが面倒くさくなってしまった」 「焦りばかりがあって、しかし考えるのも 行動するのもめんどくさい」 「そんな自分が嫌い。理想の自分ではない」 熱い理想をむねに、 全力で突き進んでいたのに、 ある時、ぷつっと糸が 切れてしまうことがある。 そんなあなたへ。 … まず、前提として、 人間は、ロボットじゃないんで、 永久に頑張り続けることは不可能です。 ごくまれに、それが出来てしまう 超人や天才もいるのですが、 そもそも、自分が超人であるとか、 天才である、という前提でものごとを 考えることはナンセンスですので。 僕も、あなたも、 凡人である、という前提で話を進めます。 人間の精神っていうのは、 柔らかい球体なんです。 まんまるのゴムボールです。 で、これを、ず~っと同じ方向、 例えば、ず~っと左右にだけ、 伸ばし続けると、 ボールが、つまり精神が左右に ゆがみます。 これが、精神の疲労であり、 精神のかたちを、いびつにゆがめる ことであり、 精神のバランスを崩す、 ということであり、 そのままだと、 精神が壊れてしまいますので、 『無意識』が強制的に、 人間の頑張りのスイッチを切ります。 自分の精神を守るために。 熱を持ち過ぎた機械が 強制的に自分をシャットダウンして、 基幹が冷えるのを待つのと同じです。 これが、 「ある日突然、ぷつっと糸が切れたように、 何もかもが面倒くさくなってしまった」 「焦りばかりがあって、しかし考えるのも 行動するのもめんどくさい」 「そんな自分が嫌い。理想の自分ではない」 という現象です。 とても正常な心の働きだと思ってください。 なので、この状態で頑張ると、 かえって症状が長引きます。 スピードを求めるなら、 逆に、しっかりと積極的に スイッチを切りっぱなしにしましょう。 そして、本来は、そこは コントロールしたいですよね? 自分の意図せぬタイミングで、 強制的にスイッチが切れちゃったら、 それ、大事なタイミングで起きたら 結局、困るのは自分なんで。 だから、こうなる前に、 ちゃんと自分の精神をメンテナンス しなきゃならないんです。 具体的には、 普段、精神を左右に伸ばしているなら、 たまには、上下に伸ばしたり、 手前と奥に伸ばしたり、斜めに伸ばしたり、 という時間を、意図的に作って、 精神がキレイな球状を保てるように 自分で、調整する。 これが、休憩というものです。 ただしこれ、案外、難しくって、 特に日本って、 頑張ることが美徳の社会だし、 結局は、根性論が好まれるじゃないですか。 だから、情報も、「どうやって頑張るか?」 みたいなものばかりですよね。 「どうやって頑張らないか」 っていう情報は、滅多にお目にかかれません。 で、そういうスタンスが、 しみついちゃっているので、 なので、日本人には鬱(うつ)の人が多い、 なんて聞いたことありますが、 やっぱり、精神の方向性が、 「頑張ること」で固定されて 教育されちゃってるから、 真面目な人ほど、つぶれます。 これをやりきれるのは、ほんと、 一部の超人と天才だけなんで。 でもやっぱり、固定された方向性の 根性論ってのは、合理的じゃないんで、 僕は、好みません。 さて。 じゃあ、どうやって休むのが 良いのかっていうと、 普段とまったく違う方向性の 時間を、しっかりと取ることです。 例えば、 毎日会社で7時間くらいイスに座って パソコンの作業をしている人がいたとして。 じゃあこの人は、 家に帰って、「気晴らし」で「休み」 として、パソコンのゲームをやったと しますよね? すると、これ、 実はあんまり休めてないんですよ。 パソコンのゲームをやってる時点で、 たぶんイスに座ってますよね。 ってことは、会社と同じ姿勢の時間が 延長しているだけだし、 しかも、パソコンのゲームも液晶画面 ですよね。 ってことは、液晶画面を見る、 というのも、会社での時間の 同じ方向性の延長です。 つまり、左右に伸ばしていたものを、 また、ほぼ同じ角度で 左右に伸ばしているだけ、 という可能性が高いんです。 どうやって、これを上下に伸ばすのか? まず「イスに座る」ということと かけ離れた姿勢が良いし、 液晶画面を見るとも、 かけ離れたほうが良いです。 じっとしている、とか、 同じ姿勢を持続する からも離れたほうが良いでしょう。 という感じで、 かけ離れていればいるほど、 それは、ちゃんとした 「休憩」になります。 普段は、視覚を使っている時間が長いなら、 味覚とか聴覚とか触覚とか嗅覚を もっと使えないか、とか。 「考える」とかもそうですよね。 それをずっとやってたら、 同じ方向性にゴムボールをずっと 伸ばしているだけなので、 じゃあ、どうやって、ちゃんと 「考えない時間」を作るのか? とか。 考えないというのは、考えることの 何十倍も難しいんですけれども、 考えないことが難しいなら、 考えたことをいちいち気にしない、 とか、 考えたことを無視する とか、 その時点で、考えて意味のあることと、 考えても意味のないことを、 ちゃんと区別する、とか、 何でもかんでも本気で「考える」 っていうのは、 逆説的ではありますが、 思考停止に近いんじゃないかなって 僕は思ってますし、 何でもかんでも「頑張る」ってのも、 逆説的ですけど、 何かが欠落していて、 決定的に怠(なま)けている部分が あるように感じてしまいます。 この辺の話は、踏み込むとキリが無いんで 置いときますが、 とにかく、 精神というゴムボールを、 柔らかくて、綺麗な球状に保つための メンテナンスを、やれていますか? ってのが、今回の重要なポイントです。 で、結局、だらだらと、 同じ方向性のことをやり続けるよりも、 今はやる時間、今はやらない時間、 って、パキって決めて、 やらない時間になったら、ちゃんと、 精神のメンテナンスを行って、 メリハリをもって、 短時間で深く集中したほうが、 効率が良いし、結局、そのほうが 早いですよ、 ってのが今回のメールの趣旨です。 まずは、自分が、天才でも超人でも ロボットでもない、 っていう前提から入って、 精神のゴムボールを、いつも 柔らかくて綺麗な球状に保てるよう、 意識してみるのが、お勧めです。 というわけで、 理想と現実のギャップに苦しみ、 ときどき、つぶれてしまっている人は、 「休む」ということの意味を 一度真剣に考えてみてください。 有能さとは、それも込み、ですよ。 相沢蓮也
相沢です。 次のような相談をもらいました。 ーーーーーーーーー 職場に出入りしている業者さんで、 彼氏持ちの女性を好きになりました。 彼女達は、いつも決まった 休憩スペースにいて、 自分は時々、そこに顔を出しては、 雑談をしています。 狙っている女性以外とも ちゃんとお話していますし、 誰とでも楽しく雑談するよう こころがけており、 自分が彼女に対して、 異性として特別な感情を 抱いていることは、 バレていないと思っています。 以前、 「○○さん(←狙っている女性の名前) が旅行いったらさ、 その風景写真をオレのLINEに送ってよ オレ、そういうの見るの好きなんだ」 といって、うまくLINEを聞き出しました。 その後、たまにやり取りをしながら 関係をつないでいます。 ところが先日、彼女が急に よそよそしくなりました。 自分にはまったく心当りがなく、 突然のことで驚いています。 何がいけなかったのでしょうか? ーーーーーーーーー さて、 これを読んだあなたは、 何がいけなかったと思いますか? … … … 僕の答えは、 ・第三者が想定されていない です。 ・あなたと、目の前の女性で世界が 完結していると思っている とも言えます。 これは、恋する男達の大半が やらかします。 例えば、今回の相談で言えば、 本人は、 ーーーーーーーーーーー 自分が彼女に対して、 異性として特別な感情を 抱いていることは、 バレていないと思っています。 ーーーーーーーーーーー と言っていますが、 たぶん、この女性は、 彼氏か、周囲の同僚か、 もしくはその両方かに、 この男性からLINEの連絡先の 交換をお願いされて、 しかも、 「旅行の風景写真を送ってくれ」 って言われたことを、報告しています。 彼氏になら、 彼女「最近、こんなことあってさ」 彼氏「まじで。それ口説かれてるよ」 彼女「いやいや、そんなことないと思う」 彼氏「いや、あるって。おかしいじゃん。 ちょっと、そのLINE見せてみろよ」 彼女「うん。こんな感じ…」 とか。 ある程度以上にモテる女性と 付き合ったことがある男性なら、 こういうやり取りって、 誰でも一度は、 経験していると思います。 そりゃーもう、 モテる女性は、いつでも口説かれてますから。 そして、その女性が、今の彼氏を 好きだと感じているならば、 まず100%、包み隠さず 報告しますから。 その先は、彼女や彼氏の 性格にもよりますが、 完全にネタ男にされるとか、 あるいは、彼女の方が、 今の彼氏を意識して、 ある日、急に、口説いてきている その男性に対して警戒心を高めるとか。 ともあれ、その時点で、その彼氏と その彼女の関係性が、上手くいっているなら、 話題として共有された時点で、 これでゲームオーバーです。 あるいは、この相談者さんは、 ーーーーーーーーーーー 狙っている女性以外とも ちゃんとお話していますし、 誰とでも楽しく雑談するよう こころがけており、 ーーーーーーーーーーー とも言っていますが、 たぶん、 ーーーーーーーーーーー 以前、 「○○さん(←狙っている女性の名前) が旅行いったらさ、 その風景写真をオレのLINEに送ってよ オレ、そういうの見るの好きなんだ」 といって、うまくLINEを聞き出しました。 ーーーーーーーーーーーー という行動をしているのは、 この女性に対してだけだと 思うんですよ。 他の女性とは、LINEを 交換しておらず、 LINEを通じたプライベートな 雑談だって、していない。 で、こういうのを、 会社の同僚の間で、 女子トークのネタに されたりするわけです。 この場合、 ネタにされることが、 どんな場合にでも絶対にダメ かといったら、 そういうわけでもないのですが、 今回のケースで言えば、 この女性は彼氏がいる わけですので、 その彼氏と上手くいっている という前提で、 同僚の間で、女子トークの ネタにされてしまったら、 やっぱりゲームオーバーですよね? 「私は大好きな彼氏がいるけれども、 いま、別の男に、こういう アプローチを受けてるの。 きゃー。どうしよう! 超うれしー!!」 「えー。いいじゃん。いいじゃん! 今の彼氏なんか捨ててさ、 その男とくっついちゃいなよ!!」 とは、ならないわけですよ。 今の彼氏と上手くいっている、 という前提があるんだから。 どう考えたって。 ・・・ さてさて。 せっかくですので、 ・第三者からの力が働く というパターンについて もう少し見てみましょうか。 例えば、 「前回まで、完璧に上手くいって いたはずなのに、 急に女性の態度が、そっけなく なりました」 っていう相談。 で、その女性との出会いが、 婚活パーティーとか、 真面目系のネットの出会いとか。 女性側が積極的に、真剣に パートナーを探している場所で 出会った場合。 で、話を聞く限り、 本当に、実際に、 それまでのデートには 何の問題もなく、 イイ感じに上手くいっている場合。 こういう時、 原因はだいたい、 ・別の男に先を越された です。 実際に付き合っているわけ でないならば、 つまり、 一緒に食事したり、 ちょっとデートしたり するくらいであれば、 複数人と同時進行で、 本当に良い男を選び、 絞り込んでいく女性 というのは、 沢山います。 なので、 「あなたにミスは無かった。 あなたは完璧だった。 でも、もっと良い男がいたか、 先にゴールを決めた男がいた」 っていうパターン。 他には、そうですね… 合コンなんかだと よくあるのですけれども、 「合コンで、2人きりで話している ときはとても良い雰囲気でした。 帰り際も、好感触で、次に2人きりで 遊びにいく約束もしました。 その日、家に帰ってからのLINEの 反応も良かったです。 なのに翌日から急に、 相手の反応が冷たくなりました。 何がいけなかったのでしょうか?」 とか。 で、女性側の合コンメンバーは、 仲良しグループか、 職場の仲間か。 これなんかだと、 女性側のキーパーソンを ちゃんとフォローできていなかった 可能性が高いですね。 1対1だと、たしかに その女性は、男性を気に入っていた。 でも、その後の女子会とかで、 あなたの評判が悪かった。 だから、彼女の態度が 豹変してしまった。 ・・・ 最初にも言いましたが、 どういうわけか、 男というのは、 恋をすると、 自分と、その女性、 しか見えなくなります。 そして、 自分と、その女性、 世界は、その2人きりで、 あとは物語のわき役、 景色でしかない、 というような前提で ものごとを考える傾向があります。 ところが、実際は、 その女性にはその女性の、 社会があり、 しがらみがあり、 世界があり、 多くの人間関係の中で 生きています。 出会ったばかりの、 実はまだ良く知らない、 あなたよりも、 ずっと深く、信頼している 周囲の人々がいて、 そういう人々の影響を 強く受けています。 その女性には、 親がいて、 友人がいて、 同僚や上司がいて、 兄弟がいて、 そして、 彼氏がいるかもしれないし、 モテる女性ほど、 あなたにとっての ライバルだって、 沢山います。 忘れないでください。 相沢蓮也