相沢です。
ときどき、
「100人切りです」
とか、
「いやあ。
自分なんてまだまだ。
今月もやっと、
新規で4人ゲットした程度ですよ」
みたいな、
(まだまだの意味が分からん)
もの凄い遊び人から
恋愛相談を受けます。
彼らの多くに共通するのは、
・何人抱いても、渇きが癒えない
・何人やっても、満足できない
・常に「もっと凄い人」
と言われる男と自分を比較している
です。
そうして、みな一様に
まるで判で押したように
苦しんでいます。
まあ、苦しいから
僕のところに
相談に来るのでしょうが……
恋愛コンプレックスとか
せっ○スコンプレックスに
心を焼かれている感じ。
だから、
いつも苦しんでいます。
新しい女の子を見つけては
あの手この手で
せっ○スしようとして
ちょっとでも
失敗しようものなら
ひどく落ち込む。
あるいは
うまくせっ○スしたとしても
「やったぜ、
今月やっと1ゲット。
これでトータル○人目」
と、その瞬間は
気持ちが良いようですが
それこそまさに、
刹那(セツナ)の快楽。
あとは、どんよりとした
焦りを抱えて
目を血走らせながら
新しい女を探しはじめる。
若いうちなら
まだ良いのですが、
そのまま
歳くったタイプは悲惨です。
新規の女。
射精する瞬間の、
つかの間の快楽。
これしかしてこないから。
積み重ねてきた
深い人間関係とか、
自分のスキルとか、
そういうのが無いから、
「今」という時間だけを
切り取ってみれば、
数十年間、自分の部屋で
オナニーだけしてきた男と
ほとんど差がありません。
あとは歳を取って
枯れてゆくだけ…
「いつまで、
それを続けるつもりですか?」
「分かりませんが
歳とったらやめたいです」
「それって具体的に何歳ですか?」
「……分かりません。
でも、もっと満足したら
止められそうです」
「具体的に
どうなったら満足なんですか?」
こんなやり取りを続けた後
彼らはだいたい、
ふた言目には、
「あと○○人くらい
新しい子とせっ○スすれば、
自分に自信が持てると思います」
「もっといい女、
たとえば芸能人とかモデル級の女を
あと10人くらい抱けば、
たぶん、満足して、
この苦しみから
解放されると思います」
って言います。
ほんとに、びっくりするくらい皆
同じことを言います。
カウンセラーとかに言わせれば
・性依存
という病名で
片付けられそうですが
僕の考えはちょっと違います。
たぶん、
・女性に認められ
受け入れられた経験
が不足しているんだと思います。
だから、
根本的な部分で
女性に対する自信が無い。
女性に対する
根本的な自信がないから
必死になって
せっ○スだけを
追いかけ過ぎてしまう。
「いやいや。相沢さん。
それは、おかしいでしょ。
素人を相手に
100人とせっ○スをした
ということは、
100人もの女性から
受け入れられ、
認められたって事じゃあ
ないんですか?」
僕は、違うと思います。
僕自身、昔、
かなり病んでいた時期があって
つまりそれは
典型的な性依存症
だったと思うのですが、
僕は、
ちょっとここで言うのが
恥ずかしいくらい
沢山の女性と
せっ○スしています。
その経験を踏まえて言えば、
たとえば
100人っていうのは
多すぎるんですよ。
つまり
・嘘をつき過ぎている
んです。
キャバ嬢とか
ホストとかと同じです。
彼ら、彼女らは
お金と引き換えに、
お客さんに合わせて
様々なウソをつきますよね。
思ってもいないのに
「君に会いたかったよ」
とか、
やりたくもないのに
楽しそうにLINEを
続けてみたりとか。
本当は
そんなキャラじゃないのに
無理して明るくふるまって
頑張って笑わせて
褒めて、いじって、
お姫様として扱って。
要するに
お金と引き換えに、
・相手の理想の男女を演じる
わけです。
たぶん、
普通の生活環境にあって
つまり自分の
ハーレムを持っているとか、
そういう特殊な
人間でないかぎり
100人抱くっていうのは
せっ○スと引き換えに
相手の理想の男を演じる
という作業を
相当数行なっている
はずなんですね。
これは、何を意味するのか?
っていうと、
女性に受け入れられ
認められているのは、
「その女性を落とすために
演技している自分」
であって、
「本当の自分」
ではない。
つまり、
何人とせっ○スしようとも
「本当の自分」
を受け入れられた経験が無い。
もしくは、極端に少ない。
こういうタイプの遊び人が
100人やっても
200人やっても、
ちっとも満たされずに、
言いようの無い苦しみを抱えて、
僕のところに相談に来りします。
この根本的な
原因を探っていくと
・母親の愛
と関係がありそうです。
幼い頃に、
あなたが充分に母親の愛を感じて
育っているかどうか。
母親が実際に
あなたを愛しているかどうか?
ではありません。
その愛が充分に
伝わっているかどうか?
あなたが、それを
ちゃんと受け取っているかどうか。
これも、具体的なデータが
あるわけではありませんので
僕の経験と
実感の範囲なんですが、
男でも女でも
せっ○スの人数が多すぎる
人っていうのは、
女性であれば父親の
男性であれば母親の
『無償(むしょう)』の愛
が足りていない。
『無条件』に
ありのままのあなたを
認め、受け入れてくれた
そういう
感覚が不足しています。
男でも女でも
異性の親の愛に
不足を感じていると、
やりマン、やりチンに
なりやすい気がします。
話が膨らみすぎてきたので
戻しますね。
「あなたの真実が
嫌われるのは、
あなたの偽りが
愛されるよりもいい」
フランスの小説家
アンドレ・ジッドの言葉です。
ウソの自分が
愛されてしまうと、
愛されるために
ウソをつき続けなければ
なりません。
そのウソが
バレそうになったり、
自分のメッキが
はがれそうになると、
急に怖くなったり
メンドくさくなったりして
次の相手を探してしまう。
そういう悪循環に落ちます。
「ただ自分であることに満足し、
比較したり
競争したりすることが
無いのであれば、
すべての人が
君を尊敬するだろう」
中国の思想家で
老子という人の言葉です。
僕が一番好きな、言葉です。
相沢蓮也