生理的にダメなのかもしれませんよ?

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相沢蓮也

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相沢です。

今日ははじめに
ある漫画の1ページを
読んでもらいます。

『恨み屋本舗』のワンシーンです。
https://randg-c.com/blog/wp-content/uploads/2025/06/seiriteki.jpg

さて、いかがですか?

これを読んだあなたは、

「うげっ!
気持ちわるっっ!!」

って思いましたか?

それとも、

「なんだよ、これくらい。

この女
潔癖症なんじゃねーの」

って思いましたか?

こういう感覚って
かなり個人差があって

僕個人としては
この男を気持ち悪いと
思うんですが、

でもまあ、悪ではない。

この行為は
人格とは関係無いから。

が…

これが
恋愛のステージだと別です。

本人に悪気がなくても
それを見た女性から

「キモチワルイ」

「生理的に無理」

と思われた時点で
その恋愛は終わります。

もう、どんな
テクニックを使っても、無理。

この話の難しいところは
こういう感性って

個人によって
かなり差がある、

という部分です。

なんとなく

電車の手すりに
触るのが気持ち悪い

という人もいれば

一度、
テーブル以外の場所においた
リンゴが食べられない

なんて人もいる。

そういえば昔
僕に相談してくれたかたの
失敗談で

「間違えて、
彼女の歯ブラシを使ったら
激怒された」

という人もいました。

これはわりと
分かりやすいかな…

どうだろう。

僕は分かりやすいと
感じるんだけど

あなたはどうだろうか?

男っていう生き物は

つい、

主義とか主張とか
理論とか、

正しさみたいな部分で

世界を
とらえてしまうので

「食べ方が
気に入らなかったから」

という理由で男を切る
女の感性が理解できません。

でもこれって実は
すごく核心でして、

誰だったか
女性のエッセイストが
言っていたんですが

「ブラッドピットが
育ちの良いエリートの役を
やっていた時、

その食事のシーンを見て
幻滅した。

まるで、下品なサルが

ナイフとフォークを
カチャカチャ
やっているようだった」

と。

ブラットピットの
人気がすごかった
当時だったんで

なんだか
笑っちゃいました。

食べ方とか
食事のマナーっていうのは

一番、その人の
「育ち」とか「環境」を
表してしまいます。

小さな頃に身につけ
それで成人してしまうと

どんなに頑張っても、
そのクセは簡単には抜けない。

見る人がみれば
一発で分かってしまう。

正確には

「分かる」ではなくて

「感じる」

ですね。

一緒に食事をすると
僕らだって

なんとなく
感じちゃうじゃないですか。

あ、この子、
育ち良さそうだな…

って。

まあ、
クチャクチャ音を立てて
口の中を見せて

シャベリながら
食べるとかは問題外としても

ハシの持ち方であったり
食べ物を口へ運ぶ時の
動作であったり、

モノを口に入れるときの
うつむき加減とか

食べているときに
ぽろぽろと食べカスを
テーブルにこぼすとか、

ハシで、大皿から食べモノを
お皿によそうときに、

お皿をちゃんと
大皿によせるのかとか、

ご飯茶わんや
お味噌汁のおわんから
モノを食べるときに

左手でおわんを
持ちあげるのか、

テーブルの上に置いた
ままなのか

おわんでなくても
お皿から食べモノを
取るときに

左手をお皿に
そえるのかどうか

背筋を伸ばして
ゆっくり食べるのか

背中をまるめて
ぐちゃぐちゃ食べるのか

とか。

たぶん、こういうトータルを

・雰囲気

として感じちゃうわけです。

育ちとか、マナー
場合によっては

一緒に食事をしていて
「快」あるいは「不快」と。

友人が、興味深いエピソードを
話してくれました。

昔、彼女と外食したとき
食べ物を残す、残さないで
ケンカしたそうです。

男の主張はこう。

「オレがお金を出すんだから
残すのもオレの自由だろ

無理して全部食べても
かえって体にもよくない」

でも女は
それが納得できない。

とにかく、残すのが嫌。

僕も
「出された食べ物は残すな」
と躾(しつけ)られた方なんで

出された以上
多少お腹が苦しくても

食べないと
なんか気持ちが悪い。

理由の分からない
「罪悪感」に
さいなまれます。

そういえば以前
ある情報企業家が、

それもメチャクチャ
稼いでいる人が、

「腹7分目が、一番
頭の回転が上がる。

だからご飯は残す。

ご飯を全部食べるやつは
バカだ」

って言ってたんですが

単純に僕は
不愉快だと感じました。

言ってることは
ある意味正しい。

それはよく分かるんだけど
それはそれとして
僕はこの人が嫌いだぞ

と。

冷静に、理屈で考えると
食べ物を残して捨てるくらい

どうって事ないような
気もするんですが、

でも、理屈じゃなく
感情がそれを受け付けません。

これが、子供の頃からの
躾(しつけ)というやつです。

トラウマの一種とも
言えましょう。

躾(しつけ)は
親から与えられる、
トラウマです。

(もちろん
だからダメって話じゃ
ないですよ。

僕も子供には
同じように躾(しつけ)
をする予定ですから)

ともかく、トラウマだから
理屈を言ってもしょうがない。

嫌なものは嫌。

こいつの難しいところは

文化とか家庭環境全部を
背負っているって
ところです。

僕は最初に

クチャクチャ音を立てて
食べるなんて問題外

と言いましたが

これだって考えてみれば
微妙です。

じゃあ、ラーメンを
ズルズル音を立てて食べるのは
下品じゃないのか?

日本人からすると、

「ラーメンって
そういうものでしょ」

っていうのがあるから
平気なんですが

それを下品と
躾(しつけ)られてきた
国の人からすると、

「ラーメンがそういうモノで
あろうがどうだろうが
不快なものは不快」

でしょう。

中国では
客は出された食べ物を残すのが
マナーだと聞いたことがあります。

全部食べちゃうと、

「足りないじゃないか
このやろー」

という暗黙のメッセージに
なってしまうんだとか。

そうすると僕なんかは

かなり失礼なヤツと
言えるでしょう。

以前、鈴木先生という
ドラマの中で

食事のとき
お皿に左手を添えて食べるよう

厳しくしつけられたという
エピソードが出てきました。

「何だその食べ方は!?
おまえはブタかっ!!?」

と笑

そしてその子は

自分がそうやって
育てられたから、

お皿に左手を添えない人と
食事をすることが、不愉快。

でも、言えない。

言うと、

「なんだ、そんな事くらいで。
心の狭いやつだな…」

って、
逆に白い目で見られることを
知っているから。

躾(しつけ)の話とは違いますが
潔癖症の人(実はけっこう多い)

に言わせると、

居酒屋で
みんなで食べるときに

「じかバシでいいよね?」

っていうのが
我慢ならないらしい。

「嫌だ」って言えないから。

こういった
極端な例でなくても

カバンを地面に置いても平気な人
絶対に嫌な人、

玄関や居酒屋で
クツを脱ぐときに、

くつしたのまま
地面をふんでも平気な人
絶対に嫌な人、

みんな、それぞれの
理屈はあるんですが、

結局そういう理屈って
どうでもよくって、

要するに、

「嫌なものは嫌」

「不愉快なものは不愉快」

だって

そういうふうに育てられた

んだから。

なんだか話が
恋愛から遠くなってきたので
戻します。

色々と相談を受けていて

ふと感じることが
あるんですよ。

女性の気持ちに
うとかったり、

感性がにぶい男ほど

こういう部分が
分かっていないなって。

一緒に食事をしながら
あなたの食べ方を見て、

「今日、セッ●スするか
しないか決める」

というレベルのお話なのに

いまだに、

「どんなセリフを
言えばいいですか?」

とか、

「スキンシップは
重要ですよね?」

とか、

ピントのズレた事を
言っています。

女性もめったに
言ってはくれません。

「あなたの食べ方が嫌いなの」

なんて。

でも、

食事の仕方

日常のマナー

ちょっとした挨拶

ふとした瞬間に出てしまう

その人の育ちとか
家庭環境、

それがいかに
女性の無意識の部分での

「快」

「不快」

を、決定づけるのか。

そこに
理屈は通用しません。

あなたの発言が
どれほど正論であろうとも

女性が、

「嫌なものは嫌」

「不愉快なものは不愉快」

と、無意識の領域で
感じてしまったのであれば

それが、その女性にとっての
正しさです。

その女性は
あなたとのセッ●スを
拒むでしょう。

食欲と性欲っていうのは

脳の中ではかなり近い位置に
あるそうですが

そのせいか
とくに食事は重要です。

一緒に食事をする=セッ●スをする

にかなり近い。

特に女性は
それが強いように
感じています。

僕の主観かもしれませんが。

僕は自分の食事マナーは
標準くらいかな…

と思ってますので

より厳しい女性から

無意識の領域で
NGをくらわないよう

とりあえず

薄暗い横並びの席ばかり
選んでいます。

明るいところで
向かい合って、

ガッツリと食事を楽しむのは

すでに関係を持った後。

社会とか
友人っていうステージだと
許しあえることでも

男女のステージって
セっ○スがからむぶん

体と体の距離が近くなるぶん

お互いに

こういう部分が

「無意識」

「無自覚」

「なんとなく」

として
強い影響力を持ちます。

相沢蓮也

 

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