洗脳の心理学/その3

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相沢蓮也

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相沢です。

ひさびさの、洗脳の心理学。

第三回。

今日は
直接、女の子にどうこう
という話じゃないんですが

こういう、心の深い部分を
おさえておかないと
洗脳もへったくれもないもので…

恋愛のトラウマについて
踏み込みます。

ある女の子から、

「ホストに200万円
 みついじゃった~」

って、カラカラとした笑顔で
言われました。

ホストに貢いじゃう女の子って
いますよね。

いつも悪い男に利用されちゃう
ヒモ男を養っちゃうような女性とか。

付き合う男は皆
酒と暴力とギャンブルを
やるタイプであったり。

好きな男がいて
都合の良いときだけ
呼び出されて、

お金は全部女の子が
支払って、

体まで差し出して…

話を聞いていると

「え!? それって
 誰がどう見たって
 利用されているだけですよね…」

と、思うんですが
恐ろしいことに女性本人も
実は分かっていたりします。

「女ってバカだな」

って思いますか?

次は、男の話。

あなたの話です。

「キャバ嬢にだまされた」

って人だけじゃ、ありません。

今日の話の本質は
もっと根深いです。

例えば、僕の所に
ときどき来るんですが、

「今まで、何本もの
 恋愛商材を買って
 だまされ続けてきました」

とか、

「そんなに好みじゃなかったんで…」

とか、

「可愛い子に限って落とせません…」

とか、

「付き合ったり
 エッチしたら、そのまま
 結婚を求められそうで心配です…」

とか

例を挙げだしたら
キリがないんですが、

こういうのって全部
根っこは同じで、

表面では嫌がっていても
裏側では、

その現実を求め
安心している。

んですよ。

「現実とか世界のとらえ方
 価値感が変わらない」

というのは

「安心」

なんです。

いつもだまされる人は
本当は心の奥底では

「いつもダマされる自分」
に安心し、

暴力を軽蔑しながらも
いつも暴力を振るわれる女性は

その
「変わらないパターン」

「変わらない世界」
に、心のどこかで安心している。

怒り、傷つきながらも
その鬱憤(うっぷん)は

別の場所、別の形で晴らし
変わらない自分に
安心しているんです。

ナ 〇 パに出かけて
地蔵のまま返ってくる男性も

街→地蔵→変わらないまま帰宅
というパターンに安心している。

同様に、

せっかくデートしたのに

「別に好みじゃないし…」

って言ってる男は

1、デートする。

2、「好みじゃない」と認識する

3、手を抜く。

4、手を抜いたから
 自分は傷つかないけど

 当然、手抜きの対応じゃ
 女性は落とせない

5、失敗して終わる。

6、「ま、本気じゃないしね」
 と心の安全を守る

というパターンに、安心しています。

「好みの女性とか
 美人が落とせない」

という男も同じ。

いつも、美人を目の前に
カラまわりする自分

という現実に
そのパターンに

深層意識では
安心しているんです。

これ、分かります?

だから、毎回
「こんどのは違う」とか
言って

新興宗教にはまったり

いつも詐欺にやられたり

ダマされやすかったり

キャッチに
ひっかかり易かったり

いつも
男女の修羅場を繰り返したり

全部同じです。

「表層意識」
ではそれを否定しているのに

「深層意識」
は、それを求めています。

表層意識と深層意識の
このギャップっていうのは

幼稚園から小学校低学年のころに
出来あがる事が多いです。

例えば、幼いころ病気をして
周囲の人間から必要以上に
優しくされたとするじゃないですか。

そうすると、その子は
虚弱体質になりやすいんです。

病気=優しくしてもらえる

と、心の深~い部分に
植えつけられているから。

大人になると
幼いころの事は忘れてしまって

「体が弱い」

という現実だけが残り
なんで自分の体が弱いのか
分からないまま、

表層意識では
もっと強くなりたいと願う。

でも、深層意識にとってみれば
それは周囲の優しさや
肯定感とイコールだから、

この人の体は
思うように強くなれない。

トレーニングも、なぜか続かない。
(と本人の表層意識は思っている…)

こんな感じです。

これを、ここでは『トラウマ』と
表現しましょうか。

恋愛経験に関する『トラウマ』は
もう少し歳をとってから、

たぶん、思春期の頃の
異性体験によって作られます。

あなたが『異性』を
強く意識しはじめた頃に
作ってしまった

あなたの中の、恋愛観。

こと、恋愛系のトラウマに
限定して言えば

この頃の自分を見つめ直し
分析することで

「深層意識」の呪縛と向き合い
戦う力を身に付けられます。

最近ますます思うんですよ。

テクニックじゃないな~って。

こちらが何を教えたって、

・本人が、

・心の凄く深~い部分で、

・失敗することを望んでいる

のですから。

そしてタチの悪いことに

本人は
それを自覚していません。

変わらない現実
未熟な自分、

思うように動いてくれない
他人に対して

怒ったり、失望したりしながら
その日常を続けている。

彼女が欲しいと
苦しみながら

一方で、彼女のいない現実に
安心している。

苦しいのも、安心なのも

両方とも
その人にとっては真実。

つい、苦しさだけに
意識を向けてしまいがち
なんですが、

よ~く、
思いめぐらしてください。

本当は、心のどこか
深~い部分で

その現実に
安心していませんか?

相沢蓮也

 

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