興味ない女と無理矢理セックスした話

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相沢蓮也

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相沢です。

以前
「100人切りの憂鬱」
というタイトルで

何人の女性と寝ても
渇きが飢えない、

オナニーのようなセックスを
続けてしまう男性

について書きました。

僕のメルマガの読者さんには
どういうワケか
遊び人が多いようで

これまた
やたらと反響がありまして

新規の女性を探しては
ぴゅぴゅっとやって、

一瞬の満足感と、

言いようの無い
虚しさを感じている男性の
多さに驚きました。

さて

そうやってメールを
くださった方達と
やり取りをする中で、

みなさんの悩みをイイ感じに
代弁してくれているかな

って思える男性がいまして

今日は
そのかたとのやり取りを

本人の許可を取り

一部編集したうえで
お送りします。

———-(ここから)——-

相沢様

今日の話は、
私が実際に苦しんだん内容で
非常に響きました。

私はそんなにたくさんの人と
関係をもっていませんが

一時、恋愛教材にはまり
うまくベットインすることが
続きました。

しかし、それは
やはり偽りの自分であり

新規新規を
求めない自分としては

その子と一緒にいると
本来の自分が出てきてしまうので

振られてしまうという
悲しい状況が続いていました。

まさに「演じた自分」です。

だからと言って
本来の自分だと
ベットインすらできません。

このジレンマ
いまだに解決していません。

(略)

よろしかったら
アドバイスいただけますか?

—–(ここまで)———

僕は、100人切りとか
1000人切りとか

めちゃくちゃ何人もの女性と

やってやって、ヤリまくりたい!

というのを、否定はしません。

むしろ
「はしか」
みたいなもので

そういう時期は
さっさと体験して、

通り過ぎちゃった方が
良いのでは?

とすら思います。

僕も、そういう時期を
経験してますし…

でもやっぱり
今回感想をくれた
相談者さんのように、

ある時ふと「ぶつかる壁」
というやつがあって

あるいはそれが

「性的に」成熟すること。

なのかもしれません。

そんな感じで
僕自身も色々と悩みながら
以下、相沢の回答です。

———-(ここから)————————-

今の僕が思うに…
なんですが、

たぶん、恋愛の初期に
男女が演技し合うのは
むしろ必要だと思います。

「これが本当の自分だ~!」

とか言って、いきなり

初対面の女性の前で

鼻くそほじったり

普段家で着ている
ヨレヨレのジャージ姿を見せたり

ウンコするために
便器に座ってる姿を見せたり

しないじゃないですか。

男でも女でも

恋愛の初期では
お互い飾り合うし
背伸びをし合うものです。

でも、ずうっと
背伸びし合ってはいませんよね。

付き合いが長くなるごとに

男はデートのプランに
手を抜きはじめるし、

女の話を聞かなくなる。

うっかり愚痴だって言う。

女だって
平気で素ッピンを見せ始めたり

最初は言わなかったような
わがままを

バンバン言いだしたりもします。

お互いの嫌なところが見え始めて
ケンカもするでしょう。

育って来た環境の違いなんかで

かなりどうでも良い所で
ぶつかったりもします。

お互いがお互いに対して
求め過ぎたり

小さなことが
許せなくなったりします。

僕は、この過程がまるごと
重要だと思うんです。

お互いに演じている

じょじょに素を見せ合っていく。

その流れのなかで

何度かぶつかり、

話合い、譲り合い、
調整し合う。

この過程です。

で、2人の関係が
ちょうどイイ感じの落とし所に
納まるのに必要な時間が

だいたい、
2年~3年くらい
なんじゃないかな、と。

その辺の落としどころこそが

「素の自分を認め
 受け入れ合えている」

っていう状態
なんじゃないでしょうか。

だから僕は
自分の心を救ってくれて

自分に肯定感と
自信を与えてくれる

・運命の女性

というのは

ある日突然
出会うモノではなく

また、自分にとって
性格も外見も好みの女性
というのでもなく

お互いが、お互いの

『素』に向けて

様々な時間を
共有してきた女性

つまり、運命の女性とは
出会うものではなく

積み重ねた時間による

結果論

だと思うんですよ。

探したり
出会ったりするものではなく

積み重ねた結果。

それが運命。

もちろん、全員の女性と
長く、時間を乗り越えられる
わけではありません。

お互いが最大限努力しても
どうにもならずに
別れる関係だって多いです。

でも、それはそれで
仕方が無い。

人間関係って
究極は相性なんだから。

人間関係
男女の関係に、

「積み重ねる時間」

という概念を入れて考えてみると、
答えに近づけるのかもしれません。

ともかく
恋愛の初期で演じることは

なんら
不自然ではありません。

その後でどうやって
調整してゆくか。

時間をかけて、ゆっくりと
お互いが調整し合えるか。

頑張ってください

——–(ここまで)——

一連のやり取りを通じて、
思い出した事があります。

以前、
僕のコンサルを受けてくれた
男性がいまして

彼は、
「恋愛のプロ」

と呼ばれる人の指示に従って
まったく興味の無い女性と

本当はしたくないけど

「経験だ」

と言われて

がんばってセックスしたそうです。

本当はその女性に
魅力を感じていなかったけれども

自称恋愛のプロの
アドバイスに従ってやった
という意味ね。

その感想は

「最低の気分だった」

相手にも申し訳ないし

自分でも暗い気持ちにしか
ならなかった

とか。

よくよく、
その男性の話を聞いてみると

彼はとても複雑な
家庭環境の中で育ち
苦労してきた人でした。

今にして思えば

彼が欲しかったもの

彼が女性に求めていたものは

「母親的な何か」

だったんだと思います。

フロイトなんかは

エディプスコンプレックス

という言葉で
説明しているようですが

幼少期・成長期に感じる
母親の愛情って

思いのほか
大人になってからの恋愛観に
影響するのかもしれません。

「セックスが欲しい」

これは否定しようの無い
本能です。

でもそれだけじゃあ、無い。

それだけじゃあ、無いんですよ。

相沢蓮也

 

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