相沢です。
いつ、誰が言い出したんだろうか。
不思議とこの業界(恋愛業界)では、
「気になっている事がバレたら
恋愛は負け。
だから相手に
そのことを隠して口説け」
という噂(?)が
マコトシヤカにささやかれる
ようになりました。
一番驚いたのが、ある、
ナ 〇 パのコンサルをした時です。
ナ/ン/パをして
電話番号を手に入れた
その相手に対して
「好意がバレたら
自分のステータスが下がるから
隠しておきたい」
と。
いや、好意があるから
ナ 〇 パしたわけで、
それを隠したら
何で声かけたのか不明な
怪しい男になっちゃうだろ……
と思ったんですが、
どうやらこの問題は
けっこう根が深いようで、
1、好きという気持ちがバレる
2、相手が優位にたつ
3、口説くのが不利になる
という論法のようです。
一見、なるほどな
と思えるこの思考、
よくよく考えるとズレてます。
そもそも、1番の前提である、
1、好きという気持ちがバレる
という、
スタート地点がおかしいです。
これから
口説こうとしてるんですよ?
どこかで
「自分はあなたが好きだ」
という気持ちを伝えないと
恋愛って成立しないですよね。
ずっと、
好きだという気持ちを
隠し続けたまま
自宅に連れ込んだとして
急に女性の体を触り始めたり
キスしようとしたりすれば、
女性は、確実に、引きます。
それこそ
「え!?
そういうつもりじゃ無いです!」
って。
だって、こちらが
好きという気持ちを
隠し続けてるんだから、
女性だって、まったく
そのセリフの通り
「そんなつもりじゃなかった」
でしょう。
普通にびっくりします。
同様に
こちらが女性に対して
好きと言う気持ちを
完全に隠したまま、
いきなりホテルに誘ったら。
ドン引きされますね。
男からすると、こちらは
隠し続けているだけで
実際はずっとヤリたいと
思っていたので
その気持ちの流れに
不自然さを感じませんが
完全に隠され続けた
女性からすると
本当に、何の脈絡もなく
いきなり
ガバっと襲われた気がして
マジで気持ち悪いわけです。
完全に好意を隠したまま
特に、女性の体に対して
アプローチするっていうのは
本当に気持ち悪いんです。
食べ物の例に例えるなら、
あなたが、
パフェが好きだったとしますよね。
で、普段から
「パフェ好きでさ~」
ってアピールしたうえで、
女性と喫茶店に入り
女性がパフェを注文した時に
「それ、
オレにもちょっと別けてよ~」
って言えば、流れは自然。
たぶん、普通に分けてくれます。
ところが、普段は
パフェが好きであることを隠し
否定し続けてきた状態で、
パフェが出てきたとたんに、
目を血走らせて
鼻息を荒くしながら
「はぁ…はぁ…、パフェ…、
ちょうだい、はぁはぁ」
っていって、ガバって
そのパフェを奪いにいったら
そいつ、やばいですよね。
男でもドン引きします。
これが、女性の立場で
しかも求められたのが
その女性の「体」であったら。
もう、女性からすると
いますぐ警察に
駆け込みたい気分でしょう。
「ステータスが下がるから
自分の好意を隠しておきたい。
でも、せっ○スはしたい」
という男は、
目を血走らせて、
鼻息を荒くしながら
「はぁ…はぁ…、パフェ…、
ちょうだい、はぁはぁ」
っていって、ガバって、
そのパフェを奪いに行く。
最悪、このパターンに向かって
進んでいるわけです。
でなきゃ、最後まで隠し続けて
結局何のアプローチもしないまま
終わるのか。
じゃあどうすればいいのか?
本質的な話をすると、
・好意は伝える
・でも、モノ欲しそうな態度は見せない
パフェを目の前にして
「オレ、パフェ大好きなんだ~」
って、口では言うけど
そこで変に、興奮したり
緊張したり、
いかにも欲しそうだったり
鼻息が荒かったり
飢えてる感じがしたり、
そういう態度が
ステータスを下げる。
ってことです。
あなたは、パフェは好きなんですよ。
間違いなく。
でも、今はお腹いっぱい。
そういう時に、
「ああ、オレ、パフェ好きだぜ」
って伝える。
そういうバランス感覚です。
ステータスっていうのは、
・パフェが大好き
と伝える、という前提のもと
「お腹ぺこぺこで
欲しくて欲しくてたまらない」
という態度で言うのか、
「お腹いっぱいだから、
いまは別に、ねぇ……」
っていう態度でいうのか。
そこで決まるんです。
今のが本質論。
これを技術として習得したければ、
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ついでなんで、
韓国の恋愛事情について。
韓国では、
告白は1度はフル、フラれる
のが大前提なんだとか。
女性からすると
1度ふったくらいで
諦めてほしくない。
それでも来てくれるから
そこに真剣さを感じて
心打たれる、んだとか。
それから
これは日本なんですが、
ある売れない映画監督がいて
その人、受付なんかで
好みの女性がいると、
「ねぇ。自分、君みたいな子、
めっちゃ好みやねん。
めちゃくちゃ好きなねん。
なあ~。なぁ」
みたいなセリフを
来るたびに、ぶつけ
数か月もすると、
そういう受付の子の
ヒモになってるんだとか笑
(もう死んだ人です)
あと、やっぱり日本の
ある編集者のエピソード。
既婚女性から食事に誘われ
その日は、いかにもヤれそうな
雰囲気だったとか。
で、1回誘ったら
はぐらかされ。
2回誘っても
やっぱりはぐらかされ。
3回目、
やっぱりはぐらかされ。
それで男は
怒って帰っちゃったそうです。
後日、その女性に
「あの時
君から誘ってきたのに、
いざとなったら
はぐらかすなんて
ヒドイじゃないか」
って言ってみると
「自分も、あの日は最初から
ホテルに行くつもりだった。
でも、もうちょっと
強引に誘ってほしかった」
んだとか。
まあ、この手のエピソードは
尽きないんですが
・相手からの、
ちょっとした拒絶を恐れすぎる
・欲しい物を「欲しい」と言えない
恋愛に限らず、
多くの日本人男性がかかえる
弱点なんだと思います。
爽やかに
「欲しい」と断言するのか
気持ちを隠しつつ、ジトっとした
モノ欲しそうな目をするのか。
どちらがモテるかなんて、
言うまでも無いと思うのですが。
相沢蓮也